王様の耳はロバの耳

横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

古賀氏 A級戦犯分祀論

2006-07-20 08:10:23 | 靖国関連
A級戦犯分祀論に期待 中国共産党部長が古賀氏に (共同通信) - goo ニュース

19日の共同の報道によると北京を訪問中の古賀氏が靖国神社における「A級戦犯分祀論」を披露、中国共産党も「期待」をしたらしい

共同通信の抜粋:自民党の古賀誠元幹事長は19日、中国共産党の王家瑞対外連絡部長と北京市内で会談した。王氏は、古賀氏が提起している靖国神社のA級戦犯分祀(ぶんし)論について「日本国内で受け入れられるのであれば、一つのいい方向だ」と述べ、日中関係が冷え込んだ要因となった靖国問題の解決策として期待を示した。
さて中国にとってそんなに「分祀論」がおいしそうに聞こえるのであろうか?

北のミサイル発射がマスコミに大きく報道される片隅でこんな記事もあった
以下は産経の抜粋
自民党の古賀誠元幹事長(日本遺族会会長)が、自らが務めていた靖国神社の「崇敬者総代」の辞表を提出し先月12日に受理されていたことが4日、分かった

爺の理解では「崇敬者総代」とは靖国神社(そのもの)の運営に関わる最高意思決定機関であろう その10人で構成される総代を辞めた訳だ 産経は「古賀氏は首相の靖国参拝問題の解決策として、A級戦犯の分祀(ぶんし)論を提唱しており、総代辞任でけじめを付けた形」としている

でも待てよ?! 古賀氏は日本遺族会の会長も勤めてないか? そうであるならこの発言は日本遺族会の意思の柱の一つである「分祀問題については触れない」に大いに抵触するのでないか

すでに7月初発売された その中に上坂冬子連続対談と題し古賀氏と「A級戦犯分祀」について対話している その中では「A級戦犯分祀分祀は難しい」と述べ
    国家による靖国神社護持が本意
と述べている

爺の回らない頭で考えてみる 対談中に日本遺族会の会員数に触れる所がある(P145から146)文脈が乱れているので爺が勝手に解釈すると俗に百万遺児との言葉が使われるが(それに加えるにとの意か))ご存命の戦没者の夫人は18万人ほど(との事であるから118万人になる)(それと比べると)ピーク時の152万人と比べると(時の経過で減り)本当に減りましたと言っているのかしら?
別の資料で最近でも軍人と遺族年金の類を貰っている数が124万人という数字がある しかし会員として会費を払い活動する人数は18万人位なのであろうか
それならばさらに別の資料によれば自民党支持の遺族会の人数が14万人とか軍恩連盟15万人とかの数字もあるから靖国神社に関わる軍人と遺族は30万人位いるのであろうか 参議院全国区に議員を送り出した勢いは無いわけだ

古賀氏の意見は「時間の経過と共に会員が確実に減るのであるから遺族会も崇敬会も頑なな考えを一部改め究極の目的--靖国神社の国家護持を実現しましょう」と提案している様にも考えられる

来月8月15日頃までいろいろな人が靖国神社に付き発言をするであろう 今日は爺の頭も久しぶりに靖国モードに換えてみた 古賀発言について言えば「靖国問題」は北京に行き話す問題ではない まづ日本人が良く話して決める国内問題なのであるから

コメント (2)
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