王様の耳はロバの耳

横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

イスラエル対ヒズボラ

2006-07-17 08:22:41 | 海外
ヒズボラ ロケット弾攻撃激化 ハイファに20発、8人死亡 (産経新聞) - goo ニュース

日本の報道が国連安保理の対北制裁案に集中している時、中東ではイスラエルとパレスチナを支援するイスラム教シーア派武装組織ヒズボラの戦闘が拡大して宣戦布告なき戦争になりかけている

以下は産経の抜粋:レバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラは16日、イスラエル北部の港湾都市ハイファを多数のロケット弾で攻撃、イスラエル人8人が死亡した。レバノンのシニオラ首相は15日、ヒズボラの攻撃拠点のレバノン南部一帯を政府の管理下に置くよう努力すると述べ、イスラエルに即時停戦を呼びかけたが、イスラエルのオルメルト首相はこれを拒否。報復攻撃の強化を宣言した。双方の対立は深まる一方で、事態が長期化する恐れが出てきた。

一方、シリアのベラール情報相は16日、シリアが何らかの形でイスラエルの攻撃を受けた場合、反撃を行うとの声明を発表した。シリアが今回の事件で、公式的な反応を表明したのは初めて 引用終わり

当然この様なイスラエルの行動に各国の非難の声がでているがブッシュ大統領は自衛権の行使であると容認する構え

イスラエルとパレスチナの抗争の歴史など爺には深すぎて判らぬが7月に入ってからは:
12日 ガザ地区で起きたヒズボラによるイスラエル兵の拉致
13日 イスラエルのヒズボラに対する反撃 ヒズボラの本拠地とされる隣国レバノンの首都ベイルート空港の爆撃他同国内の道路・施設・橋の爆撃
14日 ヒズボラによるロケット弾の反撃 イスラエルの艦船と施設に被害 後にイラン製である事 シリアが供給しているらしい事がわかってきた
15日以降 イスラエルの空爆強化 ヒズボラのロケット弾による反撃と紛争は拡大の一途である

これを受け不需要期であるにも関わらず原油価格は又しても高値更新 産油国と石油メジャーはうはうはでよだれが止まらない

恐らくサンクトペテロブルクでの主要議題はイスラエル問題である 表面的には他の何かで合意声明が出るのであろう 北のミサイル発射はその事が問題であるより
ミサイル製造技術と製品の拡散が問題であろう 
本来は北の管理は中ロの問題であった 諸般の事情で泳がせ過ぎたので目下の情勢でミサイル再発射などやれば中ロにキツイお灸を据えられる事になろう でもそう考えるか否かは「金将軍の決める事」である
米国はもう北に関わっている余裕は無かろう 日本は日本で北に対しミサイル発射はいやとの意思表示を強化しないといけない 北の脅威は地勢学上「日本」であってイスラエルでも欧州の脅威ではないのだから
当面イスラエルとヒズボラの血みどろの戦闘が続くのであろう

写真はガザ地区の戦闘

コメント (8)
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