王様の耳はロバの耳

横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

3歳男児 虐待死

2006-10-24 09:33:50 | 社会
「虐待やめて」を無視 同居の女、食事与えず(共同通信) - goo ニュース

この「3歳児虐待死」のニュースの知ったのは22日の夕刻のTVであった
TVであったので瞬時に情報が流れる 
39歳の母親が3歳児を虐待死させた それも食事を与えないための餓死の様だ
「様子がおかしいとの通報で救急車が駆けつけた時は」
父親は28歳といっていた あれ子連れの母親にしても父親が偉く若いなーと違和感を覚えた 22日は日曜で夕刊が来ない 書いたもので確認できない

さて昨日までの情報を纏めると以下の様だ:
3歳の拓夢(たくむ)君は28歳の父親の実子 39歳の母親とは父親が子供を引き取って離婚後同居した女性で継母と言えるのかどうか? 子供にとっては同居のおばさんだ 目下何時ごろから同棲したのか、どちらがどちらの家に入り込んだか報道は無い

さて昨日のTVで児童相談所の所長が会見し「まるで他人事の様な話」をしていた 老妻も全く同じ感想であった 近頃はTV他の教宣で「児童虐待」は早めに相談所へ連絡する事が必要が理解された 今回の件でも近くの住人始め民生委員も何度と無く児童相談所へ連絡していたのに「他人事なのである」

しかも本件には前段があった 拓夢ちゃんに6歳になるお姉ちゃんがいた 彼女も継母から食事を与えられなく家の窓から近所の人に食事をねだっていたとの事だ
3月たまたま折檻のため家を閉め出され裸足で歩いている所を見つかり、その後児童相談所で保護された 拓夢ちゃんに対する折檻はその後エスカレートしていったらしい

姉と弟の情報を合わせ考えれば当然拓夢ちゃんに問題が及ぶであろう事は想像できた 尤も相談所の所長は「想定外」と行っていたが!
28歳の父親は「そんな事をしたら死んでしまう」と言ったらしいが11-2キロあった体重が7キロに減るほどの状況である どれほど真剣であったか疑問に思う

何度も書いているがその機構・機関のサービス水準は最低の部分が実力である
「美しい国」も結構であるが現実の欠陥は幼い子供の餓死や折檻死の様な弱い部分に出る その他老老介護に疲れて無理心中、生活苦の親子心中、いじめによる学童の自殺など等 がその影の部分である

北朝鮮の核実験も危機であるけど「児童の餓死」も目前の危機である
安倍総理が一人で切り盛りしているなら大変な事態であるが大勢の官僚群を各司(つかさ)を通じて厳正に業務を行わすのがその仕事であろう 金が無いわけでは無いのであるから国全体が飽食で1000万人程は糖尿病予備軍だなんて時代に「子供に限らず市民の餓死」なんて事は根絶して欲しい

共同通信:
京都府長岡京市の佐々木拓夢ちゃん(3つ)が虐待され餓死した事件で、保護責任者遺棄致死容疑で逮捕された同居の西村知子容疑者(39)は、父親の佐々木貴正容疑者(28)が「死ぬから虐待をやめてくれ」と言ったのに、その後も食事を与えなかったことが24日、向日町署の調べで分かった。
拓夢ちゃんは死ぬ直前、やせ細り歩行できないほど衰弱。同署は、西村容疑者が死亡の可能性を認識しながら虐待を続けた疑いもあるとみて追及する 引用終わり
コメント (2)
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