王様の耳はロバの耳

横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

旅券発行ミス

2009-09-19 16:40:58 | 社会
旅券発行ミス、70代を10代に(神戸新聞) - goo ニュース

兵庫県のお話です。
70歳代の男性が旅券を(代理)申請しましたが生年月日の年号を「昭和」とする所「平成」に丸をつけて提出しました。
これが誤りの始まりです。

県の旅券事務所は「平成」なら10歳代になる年号をそのまま西暦に変更旅券を発行したそうです。
偽造パスポートの申請だってあり得るのだから「写真」と「生年月日」を照合すればすぐ申請の間違えに気づくべきと思うのですがね。
これが誤りの2っ目です。

パスポートの現物が交付される際は原則本人が受領に行きますがこの人は如何したのでしょう? いづれにしても「生年月日その他」を良く確認して欲しいと窓口では注意をしてますよね。
この人は「生年月日」を確認しなかったのは間違えなさそうです。
これが誤りの3っ目です。

さてこの旅券でお父さんは2月家族と上海旅行に出かけました。
旅行社を通しての手配と思いますが最近では旅行社も航空券発券に際しパスポートの写しを要求しますよね。或いはパスポート上の名前と生年月日の聞き取りをします。
ここでも10歳代の老人とチェックが入りませんでした。
誤りの4つ目です。

嬉しくも関西空港から鹿島発ち。ここの出入国管理官は「誤りのパスポート」を見逃し出国を認めました。
これなら管理官は不要で「日本人はパスポート」を読み取り機にでも翳して通ればお互いに手間が省けるのですよ。
誤りの5っ目

めでたく上海空港到着。
あの無愛想な中国の入境管理官が「写真と10歳代の生年月日」の違いに気づきました。その結果入国は認められませんでした。当たり前だけど。

県は夫妻に二人の旅行代金と慰謝料の計29万円に3割を引いて(お父さんの過失分)賠償金を支払ったそうです。
爺ならばお母さんは任意でお父さんに付き添って帰ってきたのですから計算に入れる必要は無いと思うのですが兵庫県民はどうお思いでしょうか?
まあこの程度で裁判を起こすより妥当な判断でしたかね?
県の旅券事務所とお父さんに「喝!」


兵庫新聞:
兵庫県旅券事務所(神戸市中央区)で生年月日を誤った旅券を発行されたため、中国に入国できなかった明石市の70歳代の男性とその家族に対し、県が損害賠償金20万円を支払っていたことが17日、分かった。

 県によると、男性の家族が1月下旬に旅券を代理申請した際、生年月日の元号欄の「昭和」に印を付けるべきところを誤って「平成」に付けた。同事務所はそのまま西暦に直し、男性が10歳代となる旅券を発行してしまったという。

 男性は妻ら家族4人で2月28日、中国・上海に向けて関西空港を出発。出国時には見過ごされたが、上海空港での入国手続きの際、「旅券の生年月日がおかしい」などとして入国が認められなかった。男性は妻と2人でそのまま帰国した。

 県は確認漏れの責任を認める一方、男性側にも申請ミスがあり、交付時に要請される確認も不十分だったとして、判例などを参考に、男性と妻の旅行代金と慰謝料の計29万円から約3割を差し引いて賠償金を支払った。
(引用終わり)
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7200万円持ち逃げ容疑者 大阪で逮捕

2009-09-19 07:26:18 | 社会
7200万円乗り逃げ容疑者逮捕、ロッカーの現金確認(読売新聞) - goo ニュース

今月2日福岡の太刀洗町で銀行の現金輸送車が乗り逃げされ「車内の7200万円」が奪われる事件がありました。

警察の調べで「乗り逃げの容疑者」は銀行の子会社の社員で上野高義容疑者(65)とすぐ判りました。
現金輸送車の運転手が「車ごと現金を盗む」のでは芸も工夫もありません。
同乗の男性を「エンジンの調子が悪い。降りて見てくれ」見たいな話で車から降ろしおき逃げにした事が工夫と言えば工夫かもしれません。

その後の足取りも現金を積み替え新幹線で(東へ?)逃走した事がすぐ判りました。
65歳にもなって身元が割れているのに銀行の金を持ち逃げして如何しようと考えていたのでしょうか? 何とも判りません。

昨日昼ごろ大阪駅近くで警察官の「職務質問」で逮捕したとTVニュースで聞いていましたが「警察側」は上野が「競艇狂」なので「競艇場とその周辺施設」重点に捜査をするよう手配していたとの事。
手配も逮捕もお見事でした。

7200万円の内7000万円ほどは19日未明警察が回収したとの事。
重ねておめでとうございます。

何だか行動原理がよく分からない初老の小父さんが捕まって何よりでした。


読売新聞:
筑邦銀行(本店・福岡県久留米市)の現金輸送車が乗り逃げされ、約7200万円が盗まれた事件で、大阪府警は18日正午頃、窃盗容疑で指名手配されていた同行子会社「筑銀ビジネスサービス」(本社・同市)の社員、上野高義容疑者(65)(同市田主丸町竹野)を大阪市北区内で発見し、逮捕した。

 上野容疑者は同日夕、福岡県警小郡署に移送された。捜査関係者によると、容疑を認めており、「盗んだ金は大阪市内の地下街のコインロッカーに隠している。一部は使ったが、7000万円くらいは残っている」と供述したという。

 同県警は同日深夜、コインロッカーの捜索令状を取り、捜査員を大阪に派遣し、19日未明、ロッカー内に現金があることを確認した。

 同県警は、上野容疑者が競艇などで借金を抱えていたとの情報を得て、全国の警察本部に対し、競艇場などの捜索を依頼していた。

 大阪府警の捜査員が大阪市北区にある場外舟券売り場「ボートピア梅田」で発見、逮捕した。上野容疑者は「舟券を買い、有料のロイヤルシートでモーターボートレースをテレビ観戦していた」と供述したという。

 捜査関係者によると、上野容疑者は発見時、財布などに約80万円を持っていた。
上野容疑者は犯行後、福岡市中央区天神の消費者金融の現金自動預け払い機(ATM)で約70万円を入金し、借金を返済していた。

 発表によると、上野容疑者は2日午前10時45分頃、同県大刀洗町上高橋の路上で輸送車を運転中、助手席の同僚男性に「車を接触させたようなので、降りて見てほしい」と言って降車させ、そのまま逃走。ジュラルミンケース四つに入った現金計約7200万円を盗んだ疑い。(引用終わり)

写真:上野容疑者
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