王様の耳はロバの耳

横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

平成の終わり 令和の始まり !!

2019-05-01 08:58:33 | 天皇家
「国民への感謝」「平和への祈り」天皇陛下、お言葉で不変の思い
昨日30日は平成最後の日でした。こk横浜では朝から小雨で肌寒い1日でした。
この日で生前退位をされる天皇陛下は午前には「退位礼当日賢所大前の儀」を無事済まされ;
賢所へ向かう天皇陛下

午後5時には安倍総理大臣他三権の長ら国民代表を前に「退位礼正伝の儀」に皇后陛下並びに皇族方を従え臨席されました。
国民を代表して生前ご退位に安倍首相が「謝辞」を述べるとそれに応え:
「今日(こんにち)をもち、天皇としての務めを追える。国民への深い信頼と敬愛を持って行い得た事は幸せなことでした。象徴天皇としての私を受け入れ、支えてくれた国民に、心から感謝します」と述べられ指揮を終えられました。
壇上から先に降りられて続く美智子妃殿下に手を差し延べていたのが印象的でした。

これで退位に関わる公式行事は一切終了し皇居でホッとされた事でしょう。
12時前には日本各地で「令和」へのカウントダウンを大騒ぎで祝うところがありました。
大事なく無事に「平成」の幕引きが合わり今日からは「令和」が始まります。
どんな時代になりますかね?
平和で天災の無い少しばかり豊かな時代になって欲しいと思います。
もう令和の終わりは見届けられませんが子供やも帆の事を思うと切に相願います。



写真:国民への挨拶

産経新聞:
30日で30年余りにわたった象徴天皇の務めを遂げられた天皇陛下。同日の譲位の儀式「退位礼正殿の儀」(退位の礼)で残された最後のお言葉は「国民への感謝」と「平和への祈り」という変わらぬ思いだった。10分余りの儀式を粛々と終え、共に歩まれた皇后さまに見送られる形で退出された。

 退位の礼の舞台となった皇居・宮殿で最も格式が高い「松の間」。午後5時、静寂と緊張に包まれた部屋に、靴音を響かせて入ってきた陛下は、中央の壇上に少し遅れて続かれた皇后さまと立たれた。

 追従した側近が皇位継承の証である「三種の神器」のうちの「剣(けん)」と「璽(じ)」(勾玉=まがたま)などを据え置くと、安倍晋三首相が出席者の列から一歩前に出て、陛下への謝辞とともに「希望に満ちあふれ、誇りある日本の輝かしい未来を創り上げていく」と述べた。

 「今日(こんにち)をもち、天皇としての務めを終えることになりました」。陛下は、側近からお言葉が記された紙を受け取り、202年ぶりの譲位の実現を淡々と告げられた。天皇の務めを「国民への深い信頼と敬愛をもって行い得たことは、幸せなことでした」と続けた場面では、一瞬言葉を詰まらされた。

 陛下の方を向き直った皇后さまが寄り添われる中、表情を変えず、単語を一つ一つ区切りながら、ゆっくりと言葉を紡がれていく陛下。「象徴としての私を受け入れ、支えてくれた国民に、心から感謝します」。国民への謝意は紙から顔を上げ、国民の代表である出席者をまっすぐに見据えて伝えられた。

 約1分半にわたるお言葉の最後に込められたのは、平和への祈り。幼少期に疎開を経験し、昭和天皇の遺志を継いで戦没者慰霊に尽くした陛下が、象徴の務めの中心に一貫して位置づけられてきたものだ。

 天皇として最後の機会だった昨年12月の誕生日会見で、「平成が戦争のない時代として終わろうとしていることに、心から安堵(あんど)しています」と述べたのに呼応し、新たな天皇、皇后とともに1日に幕を開ける「令和」の時代も「平和で実り多くあること」を、皇后さまとともに願われた。

 陛下は退出間際、壇を降りられる皇后さまの手を携える普段の気遣いを見せたが、式次第通りに出席者に一礼し、先に部屋を出られた。「感慨無量」。譲位実現に奔走し、儀式を見届けた宮内庁の山本信一郎長官は言葉をかみしめた。

 退位の礼後も分刻みで、皇太子ご夫妻や秋篠宮ご夫妻をはじめとする皇族方、宮内庁職員、皇宮警察職員のあいさつを受けられた両陛下。午後7時すぎ、最後に顔を合わせられたのは、献身的に支えてくれた側近部局の職員たちだった。
(引用終わり)
コメント
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