昨日29日厚労省が「6月1日より韓国から輸入するヒラメのモニタリング調査を強化する」事が判りました。今日30日発表するとの事。
以下の参考記事では「韓国が福島第1原発事故後、福島等8県の水産物輸入規制を続けている事に対する事実上の対抗措置」とありますが、この見解は国なのか産経新聞のそれなのか分かりません
韓国産ヒラメは全輸入量の20%から40%へと調査を強化するほか、アカガイ、タイラギガイ、トリガイ、ウニについては、腹痛や発熱をもたらす病原微生物、腸炎ビブリオの検査を現行の10%から20%に引き上げる。寄生虫や残留農薬や腸炎ビブリオ等夏場に向けて一層の注意は必要ですね。
韓国が日本産水産物を輸入規制する問題は「4月のWTOで日本敗訴」ですからWTOの2審制度の改革などは他の日本に賛成する国々と強調して改革につなげればよい話だとは思いますが、まあ文政権の侮日政策を考えると真に「穏やかでもっともらしくかつ日本人の食の安全にも寄与すること大」と思います。
まあこの検査が効きすぎて「回転寿司のヒラメ、アカガイ、タイラギやウニが値上がり」する様ではちょいと問題かと思いますが、それほど危険な品物だという事が判る恐ろしい話でもあります。
隣接二国間の外交は難しいものがありますが「嫌な事はいや」と言って態度であらわさないとわからない人たちがいるのは韓国の態度を見て良く判ります。
過日「日韓」議員連盟」の韓国側議員団が来日して「いろいろ勝手な事を日本側に陳情の予定」でしたが日本の衆院側は面会拒否、参院側は立場の軽い1名のみが面談はしましたが陳情は拒否とか別紙でチラット読みました。この手はさすがに相手に通用した様です。6月末のG20 で日韓首脳会談を受けないのも不快感の表し方かも知れません。
穏やかな日本にしては一寸ワサビの効いた対応に見えました。
写真;日韓水産物輸入に関する動き
産経新聞:
政府が6月1日から韓国から輸入するヒラメのモニタリング検査を強化することが29日、わかった。特定の国の水産物輸入を規制強化するのは極めて異例。韓国が東京電力福島第1原発事故後、福島など8県の水産物の輸入規制を続けていることを受けた、事実上の対抗措置となる。
厚生労働省が30日に発表する。
検査を強化する輸入水産物は韓国産ヒラメのほか、生食用冷蔵むき身のアカガイ、タイラギガイ、トリガイ、ウニ。
韓国産ヒラメについては、全輸入量に対するモニタリング検査を現在の20%から40%に引き上げる。嘔吐(おうと)や下痢をもたらすクドアという寄生虫を原因とする韓国産ヒラメによる日本国内での食中毒が平成27年が8件(患者数62人)、28年が10件(同113人)、29年5件(同47人)、30年が7件(同82人)発生していた。
アカガイ、タイラギガイ、トリガイ、ウニについては、腹痛や発熱をもたらす病原微生物、腸炎ビブリオの検査を現行の10%から20%に引き上げる。30年に輸入ウニを原因とした腸炎ビブリオによる食中毒が発生しており、同種の食品についても対象にする。
政府は検査を強化する理由について、食中毒が増える夏場を前にした「安全性の確保」を挙げている。
いずれの水産物についても、残留農薬や加工、流通などで食品衛生法違反の可能性が高いと認められた場合には、全量検査も視野に入れる。今後の検査結果を踏まえ、検査率のさらなる引き上げも検討する。厚労省は、韓国産ヒラメなどの検査を全国の検疫所で強化するため、今年度の輸入食品等のモニタリング計画を改正した。
韓国による日本産水産物の輸入規制をめぐっては、4月に貿易紛争を処理する世界貿易機関(WTO)の上級委員会が、韓国の輸入禁止措置を不当とした1審の判断を破棄し、事実上、日本が逆転敗訴した。
韓国は「上級委の決定を尊重する」として日本産水産物の輸入規制を継続しているのに対し、11カ国・機関はWTOに異議を唱えた日本の立場に支持を表明している。
(引用終わり)