昨日朝10時15分頃大津市の県道の丁字路交差点で車2台がぶつかり、うち1台が信号待ちをしていた保育園児の列に突っ込みました。
その結果2歳児の男女1名つつが死亡、二歳児男児が意識不明の重体のほか、園児10名が重軽傷、引率していた保育士3名も軽傷を負うという悲惨な事故が起きました。
前夜の内に現行犯で逮捕した2台の車の運転手の内、軽自動車を運転し南行して園児に突っ込んだ52才」の運転手は釈放されました。普通車を運転して北行していて交差点で右折をしようとしていた62歳の女性は拘束が続いているのでしょうかね?
右折の際に「前方をよく見ていなかった」との供述をもとにしていると思われます。
殺人事件なら大虐殺ですが交通事故扱いですから死刑はありませんよね。
先月も池袋で高齢者が青信号で横断歩道を渡る母娘を即死させ物議を醸しています。
昨日の事件も「赤信号で信号待ちしている園児の列に衝突事故で方向の変わった軽自動車が突っ込んだ」のですから常識的に考えれば保育園や保育士に落ち度はありません。
しかし同日夕刻?の事故に関する保育園の記者会見では記者から「交通事故に巻き込まれる認識はなかったのか」「コースはどの様に決めていたのか?」等 かなり円買いのお散歩を責めるような調子の質問が出ていました。
別紙によればこの保育園は園庭を持たない様で「お散歩はさせざるを得ない」という点を地元の記者は指摘していたかも知れません? 園長は(事故のショックで)泣き崩れるばかりで会見にしては応答が成り立ちませんでした。経営者の理事長の「園長の体調を考えこれで会見を打ち切り」で尻切れトンボで終わりました。
その内、保育園・幼稚園のお散歩はやめるような方向になるのでないかなーなんて気がしました。
正しい事をしていても「正しくない事をする人の不始末のわが身に受けてしまう」という不条理はあるのですよね。命が大事か? 適切なお散歩か? 微妙な問題です!!
亡くなったお子さんのご冥福と重体重傷の皆さんの一日もはやい回復をお祈りします。
写真:事故現場
朝日新聞:
8日午前10時15分ごろ、大津市大萱(おおがや)6丁目の丁字路の県道交差点で車2台がぶつかり、うち1台がはずみで保育園児の列に突っ込んだ。滋賀県警によると、近くのレイモンド淡海(おうみ)保育園に通う伊藤雅宮(がく)ちゃん(2)=同市大江5丁目=と原田優衣(ゆい)ちゃん(2)=同市大江2丁目=が死亡。男児(2)が意識不明の重体となっている。ほかに2〜3歳の園児10人が重軽傷、引率していた保育士3人も軽傷を負った。
県警は、車を運転していた無職の新立(しんたて)文子容疑者(52)=同市一里山3丁目=と無職の下山真子(みちこ)さん(62)=同市=を自動車運転死傷処罰法違反(過失運転致傷)容疑で現行犯逮捕。下山さんについては、8日夜に釈放された。
県警によると、交差点で右折しようとした新立容疑者の乗用車と、直進してきた下山さんの軽乗用車が接触。その後下山さんの車が、散歩中に信号待ちをしていた園児らがいる歩道へ突っ込んだとの目撃証言があるという。
新立容疑者は「前をよく見ていなかった」、下山さんは「右折車をよけようとハンドルを左に切った」との趣旨を供述。2人は、それぞれ別の大型量販店から帰宅する途中だったという。2人にけがはなく、同乗者もいなかった。
現場はJR琵琶湖線瀬田駅の北西約1・5キロの湖岸道路。約200メートル南に、園児らが通うレイモンド淡海保育園がある。
(引用終わり)