昨日3日夜横浜港大黒ふ頭沖に豪華客船「ダイアモンド・プリンセス」号が停泊しました。
この豪華船(12万トン、乗客2500名、乗務員1000名)、先月20日に横浜港を出港、22日に鹿児島、25日に香港さらに27日ベトナムに寄港、そして2月1日に那覇に戻り、入国のため仮検疫を済ませていました。その後4日横浜に入港予定でした。
横浜からクルーズ客船で香港に戻った男性(80)が新型コロナウイルスに感染していた事を巡り、客船運営会社「カーニバル・ジャパン」(東京)は3日、男性が同社の「ダイヤモンド・プリンセス」に乗っていたことを明らかにしました。同船は同日夜に横浜・大黒ふ頭沖に停泊したが着岸はせず、医師や看護師を含む検疫官が数十人態勢で乗り込み、健康状態の確認を進めている。せきや熱の症状がある乗客乗員のウイルス検査結果が判明し、全員の検疫が終了するのは4日午後以降の見込み。それまで全員が船内で待機する。
厚生労働省によると、クルーズ客船は1日に寄港した那覇でいったん検疫を終えた。その後に「25日で香港で降りた乗客の男性が新型コロナウイルスによる肺炎に感染していた事が30日に判明」、那覇での仮検疫を取り消しして、4日朝から乗客乗務員約3500名の検疫をやり直しているとの事。
すでに体調の不良を訴える乗客が10名ほどいるとか? ガーン >
「ダイアモンド・プリンセス」の運営会社はカーニバル・ジャパンですがこの会社はクルーズ業務の募集と発券の会社の様で、バックには世界企業の「カーニバル・コーポレーション」が控えています。
検疫の結果は今日も出るとかの報道もあります。
一方25日から数えればもう10日は経っているので「陰性の方は下船許可」とか何とも腰の引けた話も出ていて、横浜市民の浜爺は嫌ーな気持ちになっています。
都合の良いことに豪華船ですから3日から14日間しっかり観察期間を設けて欲しいものです。 海外でも患者発生で停船している豪華客船が有りましたよね。
さて安部首相と加藤厚労相の覚悟はいかがなものでしょう!
しっかり見守りたいと思います。
写真:3日 横浜港沖のダイヤモンド・プリンセス号
読売新聞:
厚生労働省は3日、横浜港(横浜市)からクルーズ船に乗った香港住民の男性が新型コロナウイルスに感染していたとして、この日同港に戻ってきた船を沖に停泊させた状態で、すべての乗客・乗組員(約3500人)の健康状態を船内で調べる検疫を始めた。同船では海外から那覇市に入った際に検疫を行っているが、香港の男性の感染判明を受け、同省は異例の「再検疫」を実施することにした。
横浜市港湾局によると、この船は「ダイヤモンド・プリンセス」(全長約290メートル、約12万トン)で、同省によると乗客は約2500人、乗組員は約1000人。政府関係者によると、船内では10人ほどが発熱などの症状を訴え、個室に隔離されているという。
同省は症状のある人についてウイルス検査を実施する予定で、結果は4日夕頃に判明する見通し。結果判明までの間、無症状の人を含めすべての乗客・乗組員を船内にとどめる方針だ。
横浜市に提出された航路計画では、同船は1月20日に横浜港を出発し、鹿児島県(22日)、香港(25日)、ベトナム(27、28日)、那覇市(2月1日)などに寄港することになっていた。
香港政府は、この船に横浜から乗船し、香港で下りた男性がウイルスに感染していたと発表している。男性は1月17日に香港から空路で東京を訪れ、乗船前日の19日からせきが出始めたという。厚労省によると、男性が鹿児島県で一時下船したとの情報もあるといい、確認を進めている。
同船では、海外の周遊を終えて那覇市に入った際にいったん那覇検疫所が検疫を行い、上陸を許可する「仮検疫済証」を発行した。しかしその後、ウイルスへの感染が判明した香港の男性の乗船が分かったため、同検疫所は仮検疫済証の効力を取り消した。
船は当初、4日早朝に横浜港に戻る予定だったが、急きょ3日午後7時半頃に帰港し、同港大黒ふ頭沖で停泊。船内では改めて検疫が行われ、検疫官らが乗客・乗組員一人ひとりの体温測定を行い、「質問票」に記入してもらうなどして健康状態を確認している。
同省は、検査の結果、感染者が見つかれば入院してもらい、感染者が確認されない場合は、香港の男性と接触のあった人のみ健康観察を続けるとしている。
(引用終わり)