王様の耳はロバの耳

横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

米チャーター機派遣、自国民の不満に配慮毎日メールも

2020-02-16 11:21:27 | 新型コロナウイルス
16日日曜日の朝は、NHK日曜討論の席上、加藤厚労相が「ダイアモンドプリンセス号の乗員から新たに60人の感染者がでた」と明らかにしました。
これで3日夜以降の感染者は355人に達しました! 
 ガーン >
浜爺の様な素人が、ここをクリック⇒「これは大事件だから省庁縦割りでなく対策本部のを作ってリソースを集中して使わなければーー」と思っていましたが、まだ機能していませんね。
その証拠にはかなり早くから「個人の向けの薬が届かない、好意で寄贈してくれたシューマイ弁当が届かない」なんてお粗末な事が起きていました。 多分、港での船の管理は国交省、衛生管理は厚労省そして英国船に日本の物資を入れるには輸出管理?か何かの手続きをしないといけない様でこれは経産省ですかね?
4000食の弁当なんてバントラックで何台分かになるでしょう? どうして行方が分からない??
混乱の極みと言うありさまでしょうね! 

さて昨日15日在日アメリカ大使館は乗客380名の米国内への移送を決めました。
今日夕刻には、救援機が2機羽田空港に着くとか。
日本は米国の忠実な友好国ですから、当初の対応は非難せずに見守っていたのだと思いますが、事ここにきて、日本に任せてはおけない! と決めたのだと考えます。
この移送についても「羽田までの移動の間、感染者と非感染者が狭い空間に同乗する。 感染の恐れ大」との声もあります。
まあそれでも豪華船からの一斉撤収の方が良いと米国当局は判断したのでしょうね! そして移送は勧告の形をとっていますから、羽田に行きたくない方は船に残る 様です。
結論の出ない厚労省に代表される組織は380名も撤収してくれて「ありがとう!」でしょうかね?! 確かに「手のかかる対象が減ることは有難い事」です。
でも、これは浜爺が最初から懸念した「しっかり処理をしないと外圧(GSIATSU)に負けて法にない措置をなし崩しに取る」事につながってゆきます。
非常措置(臨時立法、政令など)で「乗員の残りを陸上施設に隔離して検査の結果を待つ」程度の決断をしないとコロ対本部に顔を連ねている大臣や補佐官はその貫目を疑わざるを得ません。 どうやら、高齢者と持病のある方が感染すると重症化しやすい事が判ってきました。 うけいれ施設や試薬そして病院等、限りはある様ですが、トリアージ(治療の優先順位をきめる)で凌ぐしか有りません
日本には「千人単位の兵隊を移送させるための基地、あるいはそのための兵舎如きは有りますかね?」 なければ、小型ホテル数棟か数10棟の借り上げだと思いますよ。 外国人キャンセルで青息吐息の施設がでているとか! 
何度も書きます。 いまや ウイルス問題でなく政治(による対策)問題になっているのです。 コロ対本部長の安倍首相ーー早いとこ辻元さんに詫びてーー大臣どもの尻を蹴飛ばしてでも、対策を進めてください。 お願いします。

写真:14日午前 大黒ふ頭のダイアモンドプリンセス号と関係車両

産経新聞:
【ワシントン=塩原永久】米政府が横浜港に停泊中のクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」から、米国人をチャーター機で退避させるのは、新型コロナウイルスの感染拡大が止まらない船内の状況への危惧のためとみられる。船内での待機が長期に及んだ米国人乗客の不満も高まる中、米国務省は自国民の安全確保を優先し、早期帰国が必要と判断した。
 在日米大使館は15日、クルーズ船内の米国人乗客に宛てた書簡で、「感染拡大の封じ込めに鋭意取り組む日本政府には深く感謝するが、政府の義務を果たすため、また日本の医療システムへの負担を軽減するため米国民に帰国を勧告する」と説明した。
 これに先立ち、ヤング駐日米代理大使は、米国人乗客に「毎日メールを送っている」と説明。客室に閉じ込められて「ストレスの多い体験」を余儀なくされている乗客に、配慮する姿勢を示していた。
 クルーズ船内で感染者が急ピッチで増加する特異な状況には、専門家からも懸念が出ていた。世界保健機関(WHO)幹部は、中国国外での感染拡大はクルーズ船だけに「劇的な増加」がみられると指摘。米国でも「懸念している」(米疾病対策センター)と指摘されていた。
 米メディアからは日本政府の対応を疑問視する声も出ていた。在外自国民の保護を責務とする米国務省として早期の対応が迫られていたとみられる。
 一方、外務省は15日夜、「船内の日本政府による医療対応への負担を軽減するものと考えており、評価している」と発表した。
 政府高官によると、米国はクルーズ船が横浜港に到着した当初、日本政府の対応を高く評価し、米国人乗客らの帰国を求めてこなかったという。(引用終わり)
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山尾志桜里氏森法務大臣の答弁「まずい」とツイート…「ないものをあると」

2020-02-16 09:37:27 | 政治
10日から始まった今週もいろいろありました。
勿論、新型ウイルス感染の問題が焦点ですが、杏樹さんの不倫騒動に加え歌手の槇原さんによる覚せい剤使用容疑による逮捕とか!!
浜爺もすっかり振り回されていました。  冷や汗 >
実はその他に、かなり大きな問題が有ったのですね!
事の起こりは1月31日になります。
安部内閣は閣議で黒川弘務検事長の定年を半年延長する事を決めました。
検察官の定年は「検察庁法 第22条」で検事総長が65才その他の検察官は63才と決まっているのですが、黒川氏の定年延長は63才の8日前だったとか??
そこで「安部首相寄りと噂の有る黒川氏に安部首相が剛腕を振るったのでないか?」と思う方々が居て不思議では有りません。

そして10日午後、この参考記事の様に衆院予算委員会で森雅子法相と山尾議員の間で質疑応答が有りました。
応答する森雅子法相(朝日新聞より)

大臣曰く「国家公務員法」により閣議で定年を延長した」 との事でしたが、検察庁法ではすでに定年規定があった訳で、森法相はそれを知らなかったか? 知っていてとぼけたか? でしょう!!
別紙によれば“1981年(昭和56年)に政府は国家公務員の定年法は検察官の定年に適用しない”と答えている点を指摘しました。 お見事!!
そこで激しい論戦が有って欲しかったのですーーしかーし!
翌11日は祝日 休み明けとなった12日には立民の辻本議員の質問に安倍首相が“ヤジを飛ばす”という低俗な問題で国会の審議が中断し、(結局)17日に首相が謝罪で手打ちとなりました。
残念ながら、新型ウイルス感染の追加対策とか本件の様なすでに先行する法(国会で成立)したものを閣議決定(解釈)で変更できるのか? 等大事な議論が先送りになってしまいました。
この件では 内閣法制局長出てこーい! 法律に詳しい議員諸君 物を言えー!
です。
まあ、忖度や無言の圧力等で行政をすすめるより、閣議決定の方が益しですが、それが、先行する法に優先するか? 大いに興味のあるところです。
検察上部にも「親安部・菅路線」だけでない様です。
ゴーン問題、河井夫妻選挙違反、IRリゾート贈賄疑惑 等 いろいろ影響が出そうです。
国会審議はまだまだ続きますから、静かに見守りたいと思います。

写真:立民の山尾議員

デイリースポーツ:
立憲民主党の山尾志桜里氏が10日、ツイッターを更新。黒川弘務東京高検検事長(63)の定年を国家公務員法に基づき半年間延長した異例の閣議決定について、過去の政府答弁との矛盾点を投稿した。

 山尾氏は「国家公務員法に定年制度(定年+延長+α)が入ったのが昭和60年。当時の政府答弁は『検察官にはこの定年制の適用はない』。でも令和2年現在、突然森まさこ大臣が国家公務員法の適用はあります!黒川検事長の定年は延長できます!と言い出した」と森法務大臣の答弁を引き合いにだした。

 山尾氏は続く投稿で「法務大臣が『ない』ものを『ある』と言い出すのはまずい。しかも『ない』と言ってきた過去を知らずに『ある』と言ってしまったのもまずい」と森氏の答弁に疑問符。「安倍政権は、一度落ち着いて、戦後初の検察官の定年延長という人事の法的根拠の有無を再検討すべき」と指摘した。

 ネット上では、予算委員会における2人のやり取りが話題になり、「山尾議員は鋭い。客観的資料に基づいた合理的な発言」「山尾議員完勝」などの声が見られた。
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