王様の耳はロバの耳

横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

クルーズ船乗船者、10人が陽性新型肺炎、海保巡視艇で搬送

2020-02-05 09:43:52 | 新型コロナウイルス
今日5日朝 「スカーレット」を見終わってTVのニュースショーにチャンネルを変えると、横浜港沖で検疫中の「ダイアモンド・プリンセス」の左舷に小さい巡視艇が横付けされている映像がでた。
偶然だけど「10人の感染が確認」された様だとの情報も伝わった。
提供の写真は写りが悪いので、昼と昨夜はこんな様子でした。(ネットより)

昨日夕刻から検疫は始まっていた様で「新型コロナウイルスの感染とは関係なく体調不良の乗客が10人余りいる」との報道があったから、そうかもしれないと納得する反面、検疫は問診票に記入し、「電子体温計で体温測定し、1分も掛からなかった」と朝6時に起こされて検疫を受けた乗客の話を伝えてた.検疫に1分との話は、昨夜遅くには流れていましたよ。
しかーし、こうして生の乗客の話が入ると、船会社側の対応も見えてくるものです。
昨日4日は横浜港沖に入港したものの「ダンスホール、麻雀テーブルやミニゴルフ等の複数でのお遊びは禁止される事無く、食事も食堂で楽しめた」様です。
室内にとどまる様、一応のアナウンスは有った物の自室にいない人もいて「検疫には余分な時間が掛かった」とか! 役所の指示無しか? 船会社の営業政策か? どちらにしても、危機管理のセンス 0ですな!   ガーン >
まあ今朝は客室に留まるよう「船員に指示された」との事。 

それでも検疫は「症状を訴える人から重点的に始まった様で、133の検体を採取し、感染が判った」との一報から、「31の検体から10の陽性反応が出た」との恐るべき感染率が繰り返しMCから語られた。
9時前には加藤厚労相が会見する映像が流れ「133の検体は273」に増え、乗員乗客は今日から14日間(船に?)留まってもらう」と語った。
先に、武漢からチャーター機で帰国した一時停留グループは14日の経過を10日に短縮するとの見解が出ていました。
まあ、それは経過観察の結果、新規の陽性反応の患者が出なければ、一つの扱い(武漢での2次感染)として、有るかも知れません。
しかし、ダイアモンド・プリンセスの乗員乗客は3次感染かもしれませんし、もっと検体の反応試験が進めば陽性反応は増える(可能性)が大です!!

TVのニュースショーでもようやく触れましたが、豪華船の運営会社の対応がいま一つです。すでに陽性の患者は搬送されますから、別の問題ですが、患者予備軍の3700人に上る「滞留場所」についてはタフな交渉になりそうな気がします。
昨日も書きましたがこの豪華船の運営会社は、ここをクリック⇒「カーニバル・ジャパン」で船の運営と旅程の企画と発券や販促を行っているだけです。
この親元は「カーニバル・コーポレーション」という(多分世界で1-2を争う)大企業です。
話は飛びますが、豪華船ので世界クルーズの中で、寄港先の港の内外に大量のごみや汚染水を捨ててゆく行為が非難される記事を昨年見ましたが、(傘下の)運営会社によっては,こういう事を平気でやっているのを知っておくべきです。
従って、昨日も書きましたが、加藤厚労相の覚悟は元よりですが、安倍首相の先見性と危険を察知する方向性と政治的判断力が問われてきそうです。
国会開会中ですから「悪性疾病対策緊急宣言」とでも(非常事態宣言の非常は外交的には戦争状態を意味することも有るそうですので、緊急にしました)名付けて
政令で対応できるよう議会に一任を取っておくべきでしょう!
この蛮勇が改憲よりも必要と思うのですが!
国民が「この首相なら任せて安心」と思うかどうかですが、はてどうでしょう?
横浜沖の話なので、浜っ子の浜爺は気が気で有りません。

写真:4日夕横浜港沖のダイアモンド・プリンセス

共同通信:
厚生労働省がクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」の乗客乗員約3700人を検疫した結果、乗船者10人から新型コロナウイルスの陽性反応が出たことが5日、同省の関係者への取材で分かった。停泊している船から海上保安庁の巡視艇で感染者を医療機関に搬送し、残りの乗客乗員は待機している。
 1月20〜25日に横浜から香港まで乗船した香港人男性(80)が下船後に感染が確認されたことを受け、厚労省が2月3日夜に横浜港に戻ったクルーズ船で検疫を実施していた。
 神奈川県は危機管理対策会議を開催。船も消毒する見込み。
 クルーズ船は横浜港に戻ると、大黒ふ頭沖で停泊した。(引用終わり)
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