王様の耳はロバの耳

横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

G7外相会合、ウクライナ情勢に「深い懸念」…ロシアが侵攻の場合の対抗措置も確認か

2021-12-12 09:56:19 | 米国(バイデン)関連
G7の外相会議が11日英国のリバプールで開幕したそうです。
日本の林外相は「初めてのお使いならぬ始めての海外会議」かも知れません。7日にはバイデン大統領とロシアのプーチン大統領が電話で首脳会談しています。それが終わっても11日の外相会議で「初日の議題がロシアのウクライナ振興に対する”深い懸念の表明”と”一致して対抗措置を講じる”事を確認」したそうです。
今朝のサンモ二の解説を見聞きしていると「ロシアは自国の首都の近くに位置するウクライナをロシアの西側諸国’(EU並びにNATO)からの緩衝地帯に置く事をロシアの安全保障に絶対欠かせないと考えているようです」1991年のソ連邦崩壊以降、クリミア半島の奪還やそれ以降のウクライナ東部(親ロ派)に対する民兵に見せかけた支援と事実上の占領)を通じてウクライナの東部はかなり取り戻したようです。今年は春先から戦車部隊のウクライナ方面への移送を始め、先の首脳会談前には17万5千人に上る部隊、戦車や車両の集結が報じられ、プーチン大統領の「ウクライナのNATO参加はロシアにとってレッドライン(見過ごせない限界線)を越える事だ」との発言とバイデン大統領の「どこが新たにNATOに加わるかはロシアの決める問題ではない」しかし「米軍はウクライナに派兵してロシア国境付近に展開する意図はない」としロシアがウクライナに進行すれば「強力な経済制裁で対抗する」と述べて11日の外相会議になっています。
別な報道では「ロシアがウクライナ経由でLNGをEUに送るロシアとドイツを結ぶ天然ガスパイプライン”ノードストリーム2”の封鎖をちらつかせている」そうです。 ウクライナは益々親ロ派でいる状態ではなくなってきている様です。戦争もしくは武力紛争を避けるには「EUとG7によるウクライナの経済支援に金が掛かりそうです」。レッドラインは確認できましたので、合意のラインがどういう形で形成されるか見守らないといけません。
大国の駆け引きがどんなものか見守りましょうね。

写真:バイデン大統領 プーチン大統領 (電話会談 ネットより)

読売新聞:
【リバプール(英中部)=池田慶太】先進7か国(G7)外相会合が11日(日本時間11日夕)、リバプールで開幕した。初日の討議では、ロシアの軍事的圧力が強まるウクライナ情勢に関して各国が「深い懸念」を表明した。ロシアが侵攻した場合は、G7が一致して対抗措置を講じることも確認したとみられる。
 ロシアはウクライナとの国境に大規模な軍部隊を展開し、欧米との間で緊張が高まっている。G7各国は会合で、ウクライナの主権や領土の一体性を支持する立場を再確認した。
 これに先立ち、G7議長を務めるエリザベス・トラス英外相は10日の声明などで、ウクライナ侵攻は「重大な結果を招く」とロシアに警告した。また、「我々はロシア産ガスへの依存を減らす必要がある」と指摘し、安全保障の観点から、エネルギー調達で「脱ロシア」を進めるよう、G7各国に呼びかける意向を示した。ロシアを含む「世界の侵略者たち」にG7の結束を示す必要性も強調した。
 会合では、経済・軍事で覇権を強める中国への対応も協議し、各国から懸念が示された。日本の林外相は、中国による東・南シナ海における一方的な現状変更の試みに深刻な懸念と反対を表明。人権問題や台湾問題も提起した上で、「日本として、中国とは建設的かつ安定的な関係の構築を目指している」と述べた。
 来年2月からの北京冬季五輪・パラリンピックに政府関係者を派遣しない「外交的ボイコット」についても意見が交わされた可能性がある。
(引用終わり)
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米、過去10年で最悪の竜巻、死者100人超か 知事は声を震わす 

2021-12-12 09:17:27 | 米国(バイデン)関連
今朝早朝スマホで見ましたし、TVのサンモ二でも速報してました。
10日の夜から11日の朝(現地時間)にかけて米国のケンタッキー州を中心に竜巻が30以上も発生し死亡者100名を越す可能性が有り建物崩壊など甚大な被害が起きたと報じました。
バイデン大統領は関係州の5知事と電話で会談、緊急事態管理庁(FEMA)を通じ、可能な限り迅速な支援を行うと語りました。
死者100人越えは2011年の158人の死者以来、最悪となりそうです。
被害の後は昭和20年の戦争中の空襲の後の様に見えます。
ついでながらネットからも拾っておきました。

2013年にはオクラホマで、ここをクリック⇒こんな竜巻事件がありました。FIMAの素早い対応を期待します。

写真:11日、竜巻被害にあった米ケンタッキー州メイフィールドの様子。マイケル・ゴードン氏撮影=ロイター 

朝日新聞:
 米中西部と南部で10日夜から11日朝にかけ、少なくとも30以上の竜巻が発生した。最も人的被害が大きいとみられるのは南部ケンタッキー州で、ベシア知事によると、死者は100人を超す可能性が高いという。竜巻による人的被害としては、過去10年間で最悪の規模になるとみられる。
 ベシア氏は11日の会見で、竜巻が州内だけで200マイル(約322キロ)にわたって地上にとどまったと説明。死者数については「少なくとも70人。100人以上を失うことになったと思う」と述べた。
 ベシア氏によると、同州メイフィールドのろうそく工場では竜巻発生時、約110人が働いていた。建物の屋根は崩れ落ち、これまでに40人ほどが救出されたが、ここで数十人が死亡したとみられる。米メディアの映像では、被害は街の広範囲に及び、裁判所など少なくとも数十棟が損壊した様子が確認できる。
 また、約2700人が暮らす同州ドーソンスプリングスも壊滅的な被害を受けたという。ベシア氏は「1軒の家も残っていない。そして、彼らがみなどこにいるのか、私たちにはわからない」と声を震わせた。
 中西部イリノイ州エドワーズビルでは、アマゾンの倉庫に竜巻が直撃した。会見を開いた警察によると、建物内には50人の従業員がいて、少なくとも2人の死亡が確認されたという。
 CNNによると、他の州でも、テネシー3人▽アーカンソー2人▽ミズーリ1人――の死亡が確認され、5州の死者は11日夕時点で計79人に上る。竜巻による人的被害としては、2011年にミズーリ州で158人が亡くなって以降、最悪になるとみられている。
 ホワイトハウスによると、バイデン大統領は5州の知事と電話で会談。階段伝えた。11日夕には地元のデラウェア州で会見を開き、「これは米国史上最大
 在ナッシュビルの日本総領事館によると、管内のケンタッキー、テネシー、級の竜巻になるだろう。連邦政府は支援のため、可能なことはすべてやる」と語った。
アーカンソーでは、現在までに日本人の被害は確認されていない。(ニューヨーク=藤原学思)
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