昨日19日朝の報道です。
タイヤ国内最大手のブリヂストンが大規模な事業再編を進めているそうです。
来年夏までに防振ゴム事業を中国企業に、自動車部品などの化成品ソリューション事業を投資ファンドに売却するとの事です。国内外で従業員約8千院の転籍を求めるのですが、その内子国では11事業所。3千人が該当するそうです。国内全体の従業員の1割弱、拠点の2割強にあたる異例の規模になります。凄いなーと思うのは「収益力が低い事業を切り離し、本業のタイヤ事業などに資源を集中する」という企業としての決断力ですね!世界的メーカーとして知られる大企業も、競争が激しくなるなか、経営の効率化を急いでいることを示しているそうです。雇用形態が良く分かりませんが、関係事業の従業員は「来夏以降、天下のBSグループだと思っていたら、中国企業とか投資ファンドの関係先の従業員になる訳ですからいろいろあるかも知れません。こういう時代になってきているのですね。
写真:ブリヂストンの看板
朝日新聞:
タイヤ国内最大手のブリヂストンが大規模な事業再編を進めている。来年夏までに防振ゴム事業を中国企業に、自動車部品などの化成品ソリューション事業を投資ファンドに売却する。国内外で22カ所の事業所を譲渡し、従業員約8千人に転籍を求める。国内では11カ所、3千人弱が移る。国内全体の従業員の1割弱、拠点の2割強にあたる異例の規模だ。
収益力が低い事業を切り離し、本業のタイヤ事業などに資源を集中する。世界的メーカーとして知られる大企業も、競争が激しくなるなか、経営の効率化を急いでいることを示す。
自動車エンジン向けなどに使われる防振ゴム事業は、中国・安徽省の企業に来年7月に売る。自動車のシートパッドなどをつくる化成品ソリューション事業は投資ファンドの「エンデバー・ユナイテッド」(東京)に来年8月に売る。
2事業の従業員は7886人でグループ全体(約14万人)の6%弱にあたる。うち国内は2773人だ。従業員は売却先の企業に転籍し働き続けてもらう方針で、ブリヂストンは「従業員と丁寧にコミュニケーションしていく」としている。
(引用終わり)