19日未明の報道です。
18日朝10時過ぎに大阪の曽根崎新地の雑居ビル4階の、ここをクリック⇒「心療内科クリニックで24人が死亡した放火殺人事件」で大阪府警は「クリニック内で谷本容疑者の運転免許証が入った財布をビル内で発見」と報じてその後続いて「クリニックの患者だった谷本盛雄容疑者(61)=住所・職業ともに不詳 が関与した疑いが有る」と特定しました。容疑者逮捕前に容疑者名を公表するのは極めて異例と記事でも述べています。通常はこの事件なら谷本容疑者を「現住建造物等放火と殺人の疑いで逮捕し、事実関係を明らかにしなければいけません」。これに付いて大阪府警幹部は「容疑者の健康状態から逮捕状を請求できないが、事案の重大性を考えた」と説明したそうです。
容疑者はこのままでは死亡するかもしれない。そうすると被疑者死亡で一件はすべて闇の中で幕引きとなります。24人の死亡者とその関係者は怒りの矛先を向けようも無い状態になってしまいます。厳密な司法手続きと被害者感情の「微妙な兼ね合い」で府警は「感情にやや重きを置いて判断した様です」
正しい事を正しくやるのと厳密な手続きを守るのとこの兼ね合いが悩ましい事は疑い有りません。
改めて亡くなられた24人の方のご冥福をお祈りいたします。 合掌
写真:事件から一夜明けた放火現場の雑居ビル。内部では現場検証が行われた=大阪市北区で2021年12月18日午前10時53分、本社ヘリから加古信志撮影
毎日新聞:
大阪市北区曽根崎新地1の雑居ビルにある心療内科クリニックで24人が死亡した放火殺人事件で、大阪府警は19日未明、心療内科クリニックで24人が死亡した放火殺人事件でクリニックの患者だった谷本盛雄容疑者(61)=住所・職業ともに不詳 詳=が事件に関与した疑いがあると特定した 。逮捕前に容疑者名を公表するのは極めて異例。府警は現住建造物等放火と殺人の疑いで詳しい動機を調べている。
火災は17日午前、ビル4階の「西梅田こころとからだのクリニック」で発生。目撃情報から、谷本容疑者が持参した液体入りの紙袋を蹴り倒し、漏れ出した液体に引火して燃え広がったとされる。
府警捜査1課によると、谷本容疑者の運転免許証が入った財布をビル内で発見。クリニックに設置されていた防犯カメラにも出火当時の様子が記録されており、谷本容疑者の関与を特定したという。
谷本容疑者は事件後、心肺停止状態で救急搬送された。集中治療で蘇生したが、重度の気道熱傷や一酸化炭素中毒などの影響で重篤な状態が続いている。府警幹部は氏名公表に踏み切った理由について「容疑者の健康状態から逮捕状を請求できないが、事案の重大性を考えた」と説明。被害者遺族の感情などにも配慮したことを明らかにした。【安元久美子、沼田亮】
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