駐車違反 民間委託開始

９都道府県で機材トラブル…駐車違反の民間委託初日 (読売新聞) - goo ニュース

昨日１日から駐車違反の摘発が民間委託となりスタートした　昨年の暮れ以来２度改正道交法に基づく駐車違反取締りの民間委託を取り上げてみた　いくつか問題になるだろうと思った事がやはり問題だし思ってもいない事が問題になった

爺の予想では大阪で駐車監視員を殴る運転手が２件　東京では新宿か池袋でヤクザが監視員を脅すのが１件　その他にも全国で1～２件と見ていた　読売新聞とＴＶの報道で見る限り摘発現場で大きな揉め事は無かったようでまずはどちらにも良かった良かった

まずお笑いから始まる　全国的、駐車監視員が違反状況を入力する携帯端末機が起動しないなどのトラブルがあり取締りの開始が１時間半も遅れたり午後からになったところが出た　中には端末機の故障によって、復旧が午後４時過ぎになったケースもあった
機材の側の問題や監視員が自分の名前を入力し忘れなど使用者の訓練不足もも目立つ

当初から予想されていた事であるが（比較的）年のいった方が端末機を扱うので慣れに時間が掛かるようである　５分位が目標らしいが１５分から２０分がざらであったとか　まあその為初日の取締りから注意だけで逃れた幸運なドライバーがいた

積み残された問題は
１：宅急便を始めとする業務用の車に対する配慮
２：介護関連の車に対する配慮
３：引越しの車(今日はＴＶに写らなかったが）の扱い
４：驚いたけれど片手で持てる程度の小口の品物の配送を実に多くの乗用車が行っている事実とそれに対する配慮などであろう
早くも現場では物流の為と思われる配送者に注意を促すだけで取締りをしない監視員がいる事を報道していたが「摘発して幾らの手数料」であろうから善意だけでは監視員も委託を受けた会社も成り立たない

警察だって端末機が動かねば稼ぎにならないのであるから、これが民間会社なら機材を扱った部門は減俸ものである
さて又別の辛口の批評にはこの制度そのものが警察官僚の天下り確保であると
昨日は全国的に猛暑で監視に当たる人の中に警察ＯＢがいたとしてもそれは問題であるまい　問題は委託会社の役員に警察庁や県警の偉いさんがＯＢとして流れかつ特殊な利益を委託会社に与えることであろう　これはみなで監視をしていかなければならない　根っこの問題はサラ金業界やパチンコの景品買いの組織に警察の大物が居座り害をなしていることであろう

話は戻って日本の法律は議会で成立しても施行細則は省令に任せてしまう例が多いので先のＰＳＥ法の様に中古品の販売禁止を通産省（当時）の木っ端役人が決めてしまい恬として恥じないことである　今回の駐禁民間委託も大手運送業者は２人乗り業務を進める駐車場を借りそこから台車での配送など費用負担が出来る所は良いが「物流促進」の立場から弱い立場の関係者の声を広く集め具体的運用の基準を提言しあわせ交通渋滞の解消に寄与すべきである
問題は流通弱者にしわ寄せされたが取締対象道路は普段より空いたと言う　取締りの効果はあったわけだ