王様の耳はロバの耳

横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

中国 18年 GDP減速で6.6%増 !!

2019-01-21 15:37:28 | 中国関連
今日21日中国の国家統計局が発表した2018年のGDPは実質で前年比6.6%増でした。
これは政府の設定した目標「6.5%前後」を上回ったものの、天安門事件の影響で経済が落ち込んだ1990年(3.9%増)以来、28年振りの低水準となりました。

昨年の8月北京で中国人の友人に会いましたが「今年は景気があまり良く無くて店の売り上げも前年比落ち込みだ」と嘆いていました。
これまでもブログで書いてきましたが6.5%前後の伸びでは普通に努力している所にはお零れが回ってこない様です。
日本は安倍政権が強調している2%の物価増ですが「強いところがうんと儲かってしまうので平均水準では儲けが出なくなる」のと同様ですね。中国経済だとそれが6.5%増なのでしょうがね。

友人には世間並みの努力では儲けが出ないから本気で努力するか見切りをつけて投資先を変える様に話しましたがどうやらそれは間違いではなさそうです。もう一度投資の対象を見直す様進めてみます。

中国政府は昨年秋からトランプ政権との貿易摩擦やファーウエイ問題でどんどん輸出で稼ぐわけにもゆかなさそうですから今年も厳しそうです。

隣国の経済状態が良くないのは不安材料ですよ!
でももう国有地の利用券を民間に払い下げそれで国も直轄市や省政府が大儲けする「改造列島論の焼き直し手法」は終わりですから次の手は何でしょう?!
目くらましで「地域紛争」を起こす事ですが争いはさらに経済に悪影響のある時代になりました。
とにかく市民はみんなスマホを持っていますし地方からの(おのぼりさんの(お百姓さんと見える)観光客がスマホを思って歩いていました。小口の食事代もバーコードを読んでキャッシュレスの決済、タクシーもスマホのアプリで近くを走ってる自家用車を止め料金はスマホの公定料金でキャッシュレス決済でした。貸自転車もスマホでキーを解除し使用料を支払い到着地で施錠して放置と結構便利に使っているのを見ました。

地下鉄も広域市内にネットが広がり渋滞を気にしないであちこちに安く早くゆけました。
まあ庶民はしっかり生きています。頑張ってください。


写真:GDP 成長率の推移

毎日新聞:
【北京・赤間清広、河津啓介】中国国家統計局が21日発表した2018年の国内総生産(GDP)は、物価変動の影響を除いた実質で前年比6.6%増となり、2年ぶりに前年実績(6.8%増)を下回った。「6.5%前後」に設定した政府の年間成長率目標を上回ったものの、天安門事件の影響で経済が落ち込んだ1990年(3.9%増)以来、28年ぶりの低水準となった。

 同時に発表した18年10〜12月期のGDPは実質で前年同期比6.4%増で、リーマン・ショック後の09年1〜3月期(6.4%)以来の低水準に落ち込んだ。米国との貿易戦争に対する懸念が広がる中、中国経済の減速基調が鮮明になっている。

 個別指標をみると、消費動向を示す18年の社会消費品小売総額は前年比9.0%増(17年は10.2%増)に落ち込んだ。所得の伸びに伴う個人消費の拡大は中国経済のけん引役だったが、18年は国内新車販売台数が28年ぶりに前年割れを記録。中国経済の先行き不安を背景に消費者心理が冷え込んでいる模様だ。

 公共投資や企業の設備投資の動きを反映した固定資産投資は5.9%増(同7.2%増)。18年の後半にかけて地方政府がインフラ分野などで投資拡大を図る動きも出始めているが、依然、低調なままだ。工業生産は6.2%増(同6.6%増)だった。

 出生数は1523万人(同1723万人)で、2年連続で減少した。政府は16年に「一人っ子政策」を廃止し2人目の出産を容認したが、少子化に歯止めが掛かっていない。中国の人口は今後10年以内にピークを迎え、減少に転じるとの予測もあり、中国経済の強さの一因でもあった人口規模でも拡大基調は終わりが見えつつある。

 不安材料も山積している。米国との貿易戦争は18年末の首脳会談で「一時休戦」で合意したが、トランプ米政権は今年3月1日までに納得できる回答が得られなければ再び制裁拡大に動くと警告している。米国とのあつれきに世界経済の減速も重なり、輸出入の不振も鮮明になってきた。国内経済の落ち込みに危機感を強める政府は景気のてこ入れに全力をあげているが、流れを食い止める妙案は見当たらないのが実情だ。
(引用終わり)
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仙台で乳幼児 餓死 双子の弟も病院へ !!

2019-01-20 10:16:19 | 社会
先週の18日の事ですが仙台市で28歳の母親が同居する生後一か月の二男を栄養失調で死亡させたとの報道がありました。

いまどき乳幼児の餓死なんてありかよ??と思いびっくりしました。

17日に乳幼児の母親を別居していた女親が訪れ衰弱した双子(乳幼児は双子の様です)に気づいて病院へ行ったが翌日次男は死亡、長男は命に別状なく入院中との事。
なんと母親(28)は「ミルクを買うお金がなく10日ばかり、白湯とコンビニの飲料水を上げてた」そうですから赤ちゃんは飢え死にしてもおかしくありません。

この時代、金が無いにしても市役所の福祉の窓口か児相にでも行ったら取り敢えず何とかーーと思いました。
良く判りませんが母親には双子の上に長男と長女がいて児童相談所に預けられているそうです。
そうなるとその手の知識と人脈が無いわけでも無さそうです。
ここでは子供たちの父親が誰なのか?未婚なのかも良く判りません?!
もう少し立てばTVのニュースショーが報じるかと思いましたが稀勢の里の引退でスルーとなった様です。
まあ当人にはいろいろ事情があるのでしょうけど「子供には罪はない」わけですからもう少し何とかならなかったのか?と残念な気持ちです。
子供さんは十九日で満二か月になるところだったそうです。
謹んで冥福をお祈りします。                合掌


写真:現場となった自宅

東京新聞:
同居する生後一カ月の次男を栄養失調などで死亡させたとして、仙台北署は十八日、保護責任者遺棄致死の疑いで、仙台市青葉区桜ケ丘一、母親の無職千葉侑容疑者(28)を逮捕した。「ミルクを買うお金がなく、十日前からあげていなかった。さゆとコンビニで買った飲料水をあげていた」と供述、容疑を認めている。


 逮捕容疑は、次男の楓翔(ふうと)ちゃんにわずかな飲食物しか与えずに飢餓状態になっても医師の診察などを受けさせず放置し、十八日に脱水症状や栄養失調で死亡させた疑い。


 楓翔ちゃんは十九日で満二カ月だった。体重は約三一〇〇グラムで、一カ月検診時より二百グラム減っていたという。


 千葉容疑者は自分の父親(58)と楓翔ちゃん、その双子の弟の三男との四人暮らし。十七日に自宅を訪れた容疑者の母親(51)が衰弱した双子に気付いて仙台市の東北大病院に連れて行ったが、楓翔ちゃんは十八日朝に死亡した。三男の命に別条はなく、入院中。


 千葉容疑者には長男と長女もいるが、児童相談所に預けられている。夫はいないという。


 県営住宅の自宅には十八日夜、現場検証で多数の警察官が出入りしていた。別の棟に住む五十代女性は「自分も孫が生まれたばかり。ショックだ。面識はなかったが、気付いてあげられたらよかった」と言葉を詰まらせた。
(引用終わり)
コメント (1)
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沖縄県 「辺野古埋め立て」県民投票あれこれ

2019-01-19 10:47:38 | 政治
県民投票全県実施向け「3択」検討 県議会議長提案で最終調整

今朝19日の報道に依れば沖縄県の「辺野古埋め立ての賛否」を問う県民党票に向けて選択肢を「2択から3択」に変更する案が与党内で出ているそうです。
沖縄の県政については与党が「反対派の玉城知事」だなー位しか知りません。

それと2月24日には県民投票実施が決まっていることも知っています。
しかしこれまでに県民投票を実施しないとの市が3市から5市ほどに広がっている様です。

どういう理由で参加しない/出来ないのか? も事情は承知していません。
まあ与党がやるという事に反対なので野党なのかなー?と思う程度です。

話が飛びますが「英国がEU離脱で政権与党が苦労しています」事に質は違いますけれど県民の意見が微妙に分かれそうな問題を「反対勢力の玉城知事」が主導するのも急ぎ過ぎでないか?と思えるのですが現地には現地の事情と読みがあるのかも知れません??

妥協案が有るならなるべく広く受け入れて投票率が少なくとも8割を超えるような土壌を作らないといけないと思いますがはて?どうでしょう。
投票資格者総数に対し賛否何れかが4分の1を超えて意志が手続き上示されたことになります。
単に沖縄県民の生活を単に「辺野古埋め立て」の賛否2派に分断しないよう賢く扱ってほしいものです。


写真:埋め立て中の辺野古

琉球新報:
辺野古埋め立ての賛否を問う県民投票の全市町村実施に向けて、選択肢を現在の2択から「3択」に変更する条例改正案が与党内で検討されていることが18日、分かった。与党幹部と県執行部、法律家との間で協議が始まっており、県議会での全会一致の可決に向けて、「議長提案」という形での改正案提案に向け最終調整に入っている。与党関係者によると「容認」「反対」「やむを得ない」の3択が検討されている。

 県民投票を巡っては、昨年の県議会11月定例会で「賛成」「反対」の2択の条例案が県政与党と維新による賛成多数で可決し、4択を提案した自民、公明は反対の立場を取っている。また、宜野湾市や沖縄市など5市でも2択の県民投票への不参加を表明し、県に対し選択肢の変更を求めていた。

 さらに、公明党県本も今週に入り、玉城デニー知事に3択への見直しによる全県実施を水面下で打診した。与党関係者によると、玉城知事は「不参加を表明した5市が投票に応じるという担保が取れれば選択肢の変更に応じる」との考えを示している。

 一方、与党内では、2択にこだわる意見も根強く、今後、与野党での調整でどこまで双方が歩み寄れるかが焦点となる。

 一方、公明党の金城勉公明党県本代表は照屋守之自民党県連会長と18日に県議会内で非公式に面談した。協議の内容は明らかではないが、県民投票の全県実施を巡り意見を交わしたとみられる。

 行政視察で伊平屋島を訪れている玉城知事は同日、選択肢の変更で5市の参加が担保された場合の対応を記者団に問われ「みんなで歩み寄る努力をやることについてはやぶさかではない。ただ、現実的に時間という問題もある」と述べた。
(引用終わり)










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英国 EU 離脱 延期も?!

2019-01-18 07:20:06 | 海外
英離脱、EUが2020年までの延期検討=英紙
15日には英議会下院で「EU離脱}に関する法案は大差で否決されました。

それならば16日野党の出した「内閣不信任案」は否決されメイ首相の続投が決まりました。
メイ首相が「何なら{どんな法案だったら)良いのよ!」と言ったとか?!

以前にも書きましたが前政権のキャメロン首相が「賛否が拮抗する微妙なEU離脱」について2015年の総選挙の課題に取り上げ党勢を増しましたが「EU離脱が過半数を占めるなんて考えもしない」で国民投票に掛けたら僅かに「EU離脱」が過半数を占め党首を辞任する羽目になりました。

この後を受けて苦労しているメイ首相ですから与党の造反を受け離脱法案は通らず「何なら良いの?!」と怒るのも分かります。
3日後の改正案も受け入れられないのでしょう?
ロイターによれば「離脱」を当分延期する事を英国もEU側の独仏も考えているそうです。
メイ首相は22-25日に行われるダボス会議を欠席し混乱の収拾にあたるそうです。
どこまでタフにやるか見守りましょうね。


写真:残留か離脱か(ネットより)

ロイター:
[ロンドン 16日 ロイター] - 英紙タイムズは、欧州連合(EU)当局者が英国のEU離脱を2020年まで遅らせる可能性について検討していると報じた。英国内の政治混乱の中、ドイツとフランスが離脱交渉を延長する意向を示したという。

タイムズは関係筋の話として、これまでは離脱を3月29日から3カ月遅らせる案が中心だったが、EU当局者は来年まで延期する法的な策を検討していると伝えた。
(引用終わり)
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稀勢の里 引退 !!

2019-01-17 09:44:40 | スポーツ
稀勢の里 引退会見で涙「土俵人生において一片の悔いもございません」 年寄・荒磯を襲名
昨日16日の朝TVニュースが稀勢の里の引退を報じました。
これはその前日の大相撲初場所で3連敗をしたことを受けて報道陣が田子の浦部屋前に集まって(引退ありやナシやと張って)いた為の様です。
前日取組後本人から「引退したい」と田子の浦親方に申し出があったそうです。

残念だけど「怪我の後遺症から体調が戻らず休場続きの、後三連敗」では致し方ないと思いました。

午後は国技館で引退の記者会見となりました。
「相撲人生において、一片の悔いもありません」と明言しましたが涙を見せる場面もありました。
そのセリフの前段で「横綱として皆の期待に応えられないのは非常に悔いが残る」と語りましたから「怪我もあって横綱として十分な成績を上げられなかった事に責任を感じて引退するが大筋では相撲に関わってきて悔いはない」という事でしょうかね?!

記者?からの質問も「横綱としての不成績を責めるところに力点があるのか?」「遅すぎた引退を責めるのか?」或いは「早すぎた引退を問題にしたいのか?」何だか質問の趣旨が判らない質問が続きました。

久しぶりの日本人横綱で「真面目、努力と精進」と日本人好みの土俵態度で頑張って欲しい気持ちとこれ以上の連敗は「横綱の面目や品性に傷がつく」との間で残念だなーと思う次第であります。

昨年協会を騒ぎに騒がせて消えた往年の大横綱が居ました。名横綱が必ずしも名親方でもないしその反対に「怪我に苦しんだ横綱」でも年寄・荒磯親方に成ったらぜひ部屋から名力士を育てて欲しいと思います。


写真:引退会見で涙を見せる稀勢の里

スポニチアネックス:
大相撲の第72代横綱・稀勢の里(32=田子ノ浦部屋)が16日、両国国技館で会見を開き、現役引退することを発表した。進退を懸けて初場所に臨んでいた稀勢の里だが、初日から3連敗。昨年秋場所千秋楽から不戦敗を除いて8連敗となり、1場所15日制が定着した1949年夏場所以降の横綱では貴乃花を抜いてワースト記録を更新していた。

 稀勢の里は会見で「私、稀勢の里は今場所をもちまして引退し、年寄・荒磯として後進の指導にあたりたいと思います」と発表。「横綱として皆さまの期待に沿えられないというのは非常に悔いが残りますが、私の土俵人生において、一片の悔いもございません」と話した。

 会見には100人以上の記者が出席。引退を決意した理由について「やりきったという気持ちが一番最初に出ました」と明かした。新横綱の場所で痛めたけがについての質問には涙を流しながら「一生懸命やってきました」と言葉を絞り出した。

 稀勢の里は17年初場所で新入幕から73場所目にして初優勝し、横綱に昇進。日本出身横綱の誕生は1998年夏場所後の3代目若乃花以来、19年ぶりとあって、日本中が「稀勢の里フィーバー」に沸いた。続く春場所では場所中に負傷しながらも強行出場し執念の連続優勝を果たした。

 ところが、強行出場した末の劇的優勝の代償は大きく、その後はけがとの戦い。横綱最長となる8場所連続休場、横綱ワーストの8連敗など屈辱を味わった。横綱在位はわずか12場所で成績は36勝36敗97休。幕内通算714勝453敗97休、優勝2回。
(引用終わり)
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