HIROZOU

おっさんの夜明け

夏の日の思い出

2024-06-27 08:04:22 | メモリー

夏の思い出と言ったらビキニ姿の彼女と白い砂浜でオイルを塗り合って・・

とかの思い出はまったく無くって

夏・・暑い夏の思い出と言ったらチンジャラ♪チンジャラ喧騒の金属音と煙草のヤニの臭いが充満した

パチンコ屋で血走った目で台を睨みつけてる思い出しか無いな

まだお金があってクーラーの効いたパチンコ屋に居られるうちは良いけれど

お金なんてすぐ底を突いていつも熱波と湿気のこもった万年床の敷いた部屋に帰るしか無かった

我慢できなくなると便所の手洗いほどの台所の水道の下に頭を突っ込んで冷やしていた

19歳の頃か人生の先が見えなくってのた打ち回っていた

お金が無くて食べる物も無い、彼女も出来ない、ロクな奴と知り合いにならない、ロクな事を考えない

NHKの集金人と新聞の勧誘とトラブルになった、今思い出しても腹が立つ

梅田の歩道橋の上でおっさんに声をかけられた

タコ部屋への誘い(借金背負わせられて働かされるのは女性だけじゃ無かった)

あの頃、崖っぷちやったね

19歳の夏の終わりにいつものようにパチンコに入揚げてアパートに帰ったら

アパートの前でバットで素振りをしている青年に出会った

同郷の元高校球児だ

あくる年から彼のおかげで人生が逆転した

人生は出会いだ

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