安全問題研究会(旧・人生チャレンジ20000km)~鉄道を中心とした公共交通を通じて社会を考える~

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シルバーウィーク総括

2009-09-23 23:36:54 | 日記
シルバーウィークが終わった。

このシルバーウィークだが、国民の祝日に関する法律(祝日法)の改正による「国民の祝日」制度と「ハッピーマンデー制度」のいたずらによって実現したものだ。

「国民の祝日」は、祝日と祝日に挟まれた日はこれを休日とするというもので、祝日法第3条第3項が根拠となっており、1985年12月の祝日法改正により制度化された。当時、年間総労働時間が2000時間を超え、欧米先進国と比べても「働き過ぎ」と言われた日本人を少しでも休ませたい政府と、飛び石連休を3連休にして行楽需要を創出したい産業界の思惑が一致した結果だった。休みが増え、労働時間が減るのだから労働組合側も基本的には賛成で、政労使が一致した形での制度化だった。

具体的には、5月4日を休日にするための改正だったが、祝日法の条文が5月4日に限定した形にならず、祝日と祝日に挟まれた日を休日とするものだったため、将来、祝日が変更され、他に前後を祝日に挟まれる日が現れた場合にも適用される可能性を含んでいた。

このため、労働組合の「連合」が5月1日をメーデーとして祝日にする運動を展開していた時期もある。これが実現すれば、4月30日と5月2日も前後を祝日に挟まれることになり、4月29日から5月3日まで5連休が実現するからだ。

ハッピーマンデー制度は、99年と2001年の2回にわたる祝日法改正で現在の制度が整えられた。この改正の中で、海の日、敬老の日などが月曜日に移されることになった。これも、3連休を増やして行楽需要を喚起したい産業界の意向を反映していた。敬老の日は9月の第3日曜日に移され、この結果、2009年は9月22日が敬老の日と秋分の日に挟まれることになった。9月22日に祝日法第3条第3項が適用され、国民の祝日となったのだ。

85年の祝日法改正で創設された「国民の祝日」制度は、5月4日を休みにするためというのが当時の政府の説明であり、国民も、よもやそれ以外の日にこの条項が適用されるとは思っていなかったのではないか。それが法律だと言ってしまえばそれまでだが、こんな嬉しい誤算もある。ちなみに、祝日法が変わらない限り、曜日の並びの関係で、次にシルバーウィークが発生するのは2015年である。

余談だが、祝日法では春分の日と秋分の日は具体的な日付が定められていない珍しい祝日である。だが、これは昼と夜の長さが同一になる日が年によって異なるため、やむを得ずそうしているものであり、シルバーウィークが発生するように秋分の日を勝手に動かすわけに行かない。具体的には、国立天文台の観測によって昼と夜の長さが同一となる日(太陽が黄道上の春分点・秋分点を通過する日)が計算され、その結果作成された「暦要項」を元に、毎年2月1日、翌年の春分の日・秋分の日が官報で告示されて正式決定することになっている。(参考:国立天文台サイト

さて、我がシルバーウィークだが、父の定年退職を機会に、九州から実家の両親が遊びに出てきた。そんなわけで、両親を案内して近郊にお出かけとあいなった。

9月20日
 昼過ぎ、両親が新幹線で新白河到着。車で出迎えの後、国道289号線で甲子峠を越え、大内宿へ。大渋滞に巻き込まれ、予定していた塔のへつり見学を最終日に延期する。湯けむり民宿会津野で日帰り入浴の後、帰宅。

9月21日
 朝早く出て、高速1000円を利用して日光へ。東照宮、中禅寺湖を見る。午後3時過ぎに帰れたので、一旦帰宅後、スパリゾートあぶくまで入浴。

9月22日
 車窓の美しい磐越西線に乗りたいという両親の希望で、JRで喜多方へ。喜多方市内を観光しつつ、名物の喜多方ラーメンを食す。この日も早く帰ることができたので、ちゃぽランド西郷で入浴。

9月23日
 シルバーウィーク最終日。再び国道289号で甲子峠を越え、9月20日目に果たせなかった塔のへつり(サムネイル写真)観光。昼頃、白河市に戻り、小峰城、南湖公園を見学。九州へ帰る両親を新白河駅に送る。

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