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前原国交相、史上初めて御巣鷹登山へ

2010-07-13 23:55:48 | 鉄道・公共交通/安全問題
前原国交相が慰霊登山へ 日航ジャンボ機事故25年目の8月12日(産経新聞)

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 前原誠司国土交通相は13日の閣議後会見で、日航ジャンボ機墜落事故から25年目となる8月12日に、墜落現場の「御巣鷹(おすたか)の尾根」(群馬県上野村)への慰霊登山に参加する意向を明らかにした。

 前原氏は「慰霊登山をさせていただき、(犠牲になった)520名のみたまに哀悼の意を表したい。25年という節目でもあり、所管大臣として(会社更生手続き中の)日航の再生を決断し、その途上でもある。ああいう事故が2度とあってはいけないという思いを交通事業者に共有してもらいたい」と述べた。

 群馬県と上野村が前原氏に参加を要請していた。日本航空によると、これまで首相や所管大臣が慰霊登山に参加した例はなく、前原氏が初めてとみられる。

 慰霊登山は毎年8月12日に遺族らが参加して行われている。遺族らの高齢化のため、昨夏には頂上にある「昇魂之碑」までの登山道に階段や手すりが設置された。
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あの事故から25年となる8月12日を前に、今年もいろいろな動きが出始めた。

現役の国土交通大臣が、8月12日に御巣鷹に登る。言うは易く、行うは難しの典型であり、歴代の国土交通行政トップの誰もがなしえなかったことだ。歴史上初の快挙であり、ぜひとも実行してもらいたいと思う。遺族の中にも賛否両論あると思うが、この日を選んで慰霊登山を行うことは、有意義なことだと思っている。

事故から四半世紀となる今年は、御巣鷹事故遺族・関係者にとって大きな節目の年になるだろう。だが当ブログは、運輸省航空事故調査委員会(当時、現在の運輸安全委員会)が発表した事故原因(圧力隔壁崩壊説)には全く納得していない。圧力隔壁が崩壊したとされる時刻以降も、123便は時によって高度5000~6000メートルを飛んでいるが、そのとき、機内で誰ひとり酸素マスクを装着していなかったことが明らかになっているのだ。

圧力隔壁が崩壊すれば、機内の空気は機外に吸い出され、機内は5000~6000メートル級の山の頂上にいるのと同じ状態になっていなければならない。酸素マスクを装着しなければ、ほぼ全員が数分のうちに失神していたに違いないにもかかわらず、機内では誰も酸素マスクをしていなかった。

当ブログは何度でも事故調に問いたい。急減圧は起きていなかったのではないか? 仮にそうでないと強弁するなら、フライトレコーダーの飛行記録が間違っていたことになるが、どう考えるのか?

やはり、事故から何年経とうとも、改めて事故原因の再調査を求めていかなければならない。

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