安全問題研究会(旧・人生チャレンジ20000km)~鉄道を中心とした公共交通を通じて社会を考える~

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<東日本大震災>余震としては最大の震度6強が発生

2011-04-08 12:31:21 | 気象・地震
「平成23年(2011年)東北地方太平洋沖地震」について(第34報)(気象庁プレス)

昨夜、東日本大震災の余震としては最大の震度6強を記録した。避難所の人たちや被災地域の人たちは、3月11日の記憶がよみがえってきたに違いない。

ある地震が別の地震の余震であるかどうかを判断するためには、震央(震源)、震源深さのほか、発震機構(地震のメカニズム;揺れの方向及び正断層型、逆断層型、横ずれ断層型のいずれに該当するか)をみればいい。今回は、西北西-東南東方向に圧力軸を持つ逆断層型で、3月11日と全く同じである。震源深さが40kmと、3月11日より深いものの、余震と見ていいだろう。

地震の規模を表すマグニチュードは7.4(速報値)。M9.0だった3月11日の地震から見れば地震そのものが持つエネルギーは1000分の1程度だ。このエネルギーの小ささと震源の深さが幸いして、大きな津波に発展しなかった。

今回の東日本大震災は、海底が5メートル隆起したほか、24メートルにわたって地殻が移動するなど、これまでの地震とは桁外れである。震度6強~5強程度の余震は2~3ヶ月、それ以下の規模の余震なら1年近く続く可能性もある。

しかし、どんな大きな地震でも5~10年も余震が続くことはない。余震の規模・回数は2~3ヶ月後くらいから次第に減少が体感できるようになり、半年程度経てばはっきりと落ち着きが実感できるようになる。

ここが踏ん張りどころだと思う。明けない夜はないと信じるしかない。

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