人生チャレンジ20000km~鉄道を中心とした公共交通を通じて社会を考える~

公共交通と原発を中心に社会を幅広く考える。連帯を求めて孤立を恐れず、理想に近づくため毎日をより良く生きる。

またも、新年早々「夢」の話

2022-01-09 23:44:07 | 日記
例年、成人の日が絡んだ新年最初の3連休であるこの時期には、新年目標を発表するのが当ブログの恒例行事となっている。今年もそろそろ発表する時期と思うが、実は、新年早々、普段あまり見ない「夢」をまた見てしまった。それも元日夜から1月2日の朝にかけて。通常なら「初夢」と言われる日である。

昔から、一富士、二鷹、三茄子などといわれ、縁起がいい初夢の代表格とされるが、当ブログ管理人は幼少期からそんな縁起のいい夢なんてただの一度も見たことがない。

もしかすると、新年目標と関わることになるかもしれないので、記憶が鮮明なうちに、見た夢の内容を書き起こすとともに、夢判断サイトを参考にしながら、この夢に対し、自分なりの解釈を加えておきたいと考える。

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<以下、元日夜から1月2日の朝にかけて見た夢の内容>

バスに乗って険しく、曲がりくねった山道を、やや飛ばし気味に上っている。車内は立客が出るほど混んでいるわけでもなければ、空気を運んでいるだけというほど空いているわけでもなく、ほどよい混み具合だが、自分としてはやや少なく感じている。前方には私の知っている仲間たちがいて、運転手と談笑しながら和やかな雰囲気。窓の外を見ると、朝か夕方という感じであまり明るくはない。どこに向かっているかわからないが、前方の乗客が和やかな雰囲気なので、不思議に不安はあまり感じない。乗っているのは高速バスではなく一般路線バスだが、乗降客はもうかなり長い時間なく、同じ顔ぶれのまま走行を続けているように見えた。

前方の誰かが「おい、こんな調子で本当に着くのかよ」と運転手に言う。運転手が走りながら一瞬、客室のほうに振り向いたので、見ると女性。「私を誰だと思っているの」と彼女が言うと、文句を言った仲間とおぼしき男性客は「頼むぜ」と言い、それ以上は何も言わなかった。

運転手になっていた女性は、実名はあえて伏せるが政府与党に対し、批判的なスタンスをはっきり打ち出して著述活動をしている作家兼評論家の方で、ファンにもアンチにも広く知られた存在である。バッシングも日常的に受けているが、無教養で下品なヤフコメ民のバッシングごときでその社会的評価が揺らぐことはないだろうという程度には、実績を残した方である。

ちなみに私自身はその人と面識はない。夢の中では「○○(その人の実名)さん、何であなたが運転してるんですか?」と尋ねたが、彼女はその質問には答えなかった。

私自身は前方の仲間たちと少し離れ、かといって一番後ろの席でもなく、真ん中よりやや後ろ付近の席に座っていたが、顔のわからない、知らない乗客が何か言ったので、自分の席から立ちあがり、その人のところに行って何か話しかけているところで、夢が終わった。途中、事故やトラブルはなかったが、悪路なのに飛ばしているため、バスはかなり揺れている印象があった。
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元日の夜から2日朝にかけて見た夢の概要はこんな感じである。

正直、放っておくことも考えたのだが、初夢の日でもあり、今年1年の私を何らかの形でテレパシー的に表現するものかもしれないと思ったので、夢判断サイトをいくつか回ってみた。

その結果、バスは生活に身近で日常的な公共交通機関なので、夢に見るケースは割合多いとのこと。目的や方向が同じ人たちが乗り合わせ、あらかじめ決められた時刻に従って運行されるものなので、バスに乗っている自分に関する夢は、ある一定の規律・ルール・方向性を共有している組織・集団の中での自分の役割や位置を表すものであるという点で、ほぼすべてのサイトの評価が一致していた。

ちなみに、ほぼすべてのサイトの評価が一致していた他の点を挙げておくと、運転手は集団のリーダーを、前方の席にいる人たちはリーダーの秘書や補佐役などリーダーに近い立場の人を、最後列の席に座る人は組織・集団の全体を見渡す立場にいる人を、それぞれ表現しているという。

私が見た夢は何を意味しているのだろうか。私自身は運転手ではないためリーダーではない。前方の席に座っているわけではないため秘書や補佐役(役員や執行部)などリーダーに近い立場にもなく、そことの間にも距離感がある。かといって最後部にも座っておらず、集団全体を見渡す立場になるのももう少し先のように思われる。

これらのどの席にも座っていないということは、私はまだ集団の中では一兵卒に過ぎないようにみえる。とはいえ、真ん中より後ろの席にいたということは、役員や執行部よりも「集団全体を見渡す立場」のほうにより近く、手が届きそうだという暗示的意味はあるかもしれない。顔の見えない乗客に対し、私がわざわざバスが揺れる中、座っていた席から立ち上がってまで何か話しかけているのは、新しく仲間に加わった人を説得しているように解釈できるかもしれない。

バスは険しい山道を、やや飛ばし気味に登っている。これに関しては、山道は先行きの困難さや目標の大きさを、上り坂/下り坂はそのままこの先(バスは近距離を走る交通機関なので、これが現れた場合は比較的短期スパン)の運気の上昇/下降を、飛ばしているのは目的地に向け急いでいることをそれぞれ表す。乗客数の多い/少ないはそのまま仲間の多寡を意味し、また車内の雰囲気が明るいか暗いかはそのまま自分の進んでいる道が正しいか間違っているかを示している、という点でもほとんどの夢判断サイトの見解が一致していた。

ちなみに、私が関わっている組織・集団で、女性がリーダーを務めているのは「福島原発告訴団」以外にない。もし、運転手が女性であることが重要な暗示的意味を持つとすれば、自分が関わっている東京電力旧経営陣の刑事訴訟と、反原発運動の今後の行方を示す夢なのかもしれない。

とりあえず、そういう方向の夢であるとして、夢判断サイトで得た判断に、夢判断サイトが示していない部分に関する自分なりの独自評価を加えた結果、当ブログ管理人はこの夢の意味を次のように解釈する。

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私が関わっている反原発運動は険しい道に直面し、脱原発の実現という目的地に到着するため先を急いでいる。いつになったら終点に着くのかわからないバスに揺られ続けることに疲れて、途中で下車する人も多く、乗客はずいぶん少なくなった。今も乗車を続けているのは、いつ終点に着くかわからなくても、降りてはならないのだという固い信念を抱いた人たちである。今後も少数派の立場は変えられそうにないが、自分と仲間が進んでいるのは、険しくても正しい道である。

リーダーは女性だが自信と実力を兼ね備え、仲間からの信頼は厚い。一方、私自身はリーダーや執行部と面識があり信頼はしているが、同時に距離感もある。リーダーになるよりも、むしろ原発問題に関する幅広い経験と知識を備え、どんな状況の仲間にも適切な助言ができる位置に、ゆっくり近づいている。

途中から乗ってきた知らない乗客の中には、このバスに今後も乗ったままでいいのか不安を感じる人がいるが、長い経験を積み、知識も蓄えてきた自分には、そうした乗客に対し、このままこのバスに乗り続けるよう説得するという重要な役割があることを自覚しており、人知れずそれを実行している。ただし、立場はあくまで一兵卒であり、経験と知識以外に頼れるものはない。

自分が疑うことなく、長い間乗っている「脱原発」行きのバスは、いずれ目的地に着くと信じており、今後も乗り続けることが正しい道だと考えている。山道を登っていることから、とりあえず脱原発という大目標に向かって進んではいるが、悪路であることから道のりはスムーズではなく、また目的地に到着するシーンは登場しなかったため、バスが目的地に到着できるかどうかは、この夢からは判断できない。
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今の自分が置かれた立場と合わせながら、この夢を判断していくと、こんな感じだろうか。反原発の立場からこのブログをもう10年以上書き続けられるほど知識量を持っているとの自負はある。その一方で、私は今、どこの反/脱原発運動団体でも役員などの指導的立場は一切務めていない。そのことを告げると、講演会に呼んでくれる運動団体の人から逆に驚かれることがあるが、紛れもない事実である。

だが、役員や指導的立場でなければ社会運動に関われないということではない。一兵卒の立場でもできることはたくさんあり、ブログを書くことや、新しく入ってきた人を励ます役割などはそうしたことのひとつである。私が見た初夢は、当面、自分の今の立ち位置に基本的な変化がないことを示すものといえるだろう。

今回の夢を見終わった後、不安はほとんど感じなかった。2年前の新年早々に見た絶望的な夢に比べれば、今回は少ないながらも信頼できる仲間がいるだけはるかに良い中身といえる。当ブログ管理人の精神状態は2年前よりは安定しており、自分の本業に関してはほとんど心配はしていない。

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