法務問題集

法務問題集

貸金業法 > 業務 > 苦情等対処に係る内部管理態勢の確立

2024-04-12 00:00:00 | 貸金業法 > 業務 > 態勢等
【問題】
01. 貸金業者は、苦情等の発生状況に応じ、受付窓口での対応の充実を図るとともに、資金需要者等の利便に配慮したアクセス時間やアクセス手段を設定する等、苦情等を広く受け付ける態勢を整備しなければならない。

02. 貸金業者は、苦情等への対処について、処理の手続きの問題と単に捉えるに留まらず、事後的な説明態勢の問題として位置付け、苦情等の内容に応じて資金需要者等から事情を充分にヒアリングしつつ、資金需要者等の理解と納得を可能な限り得て解決することを目指さなければならない。

03. 貸金業者は、類型化した苦情等やその対処結果等が内部管理部門や営業所等に報告されるとともに、重要案件と認められない軽微な案件でも内部監査部門や経営陣にすべてただちに報告される等、情報共有が図られる態勢を整備しなければならない。

04. 貸金業者は、苦情等の内容や対処結果について、自ら対処したものに加えて外部機関が介在して対処したものを含め、適切・正確に記録・保存しなければならない。

05. 貸金業者は、苦情等の内容や対処結果について、指定ADR機関から提供された情報等も活用しつつ、分析し、分析結果を継続的に資金需要者等対応・事務処理についての態勢の改善や苦情等の再発防止策・未然防止策に活用する態勢を整備しなければならない。

【解答】
01. ○: 監督指針II-2-7-1(1)②ロ「苦情等対処の実施態勢」

02. ○: 監督指針II-2-7-1(1)②ハ「資金需要者等への対応」

03. × : 監督指針II-2-7-1(1)②ニ「情報共有・業務改善等」前段
類型化した苦情等及びその対処結果等が内部管理部門や営業所等に報告されると共に、重要案件と認められた場合、速やかに内部監査部門や経営陣に報告されるなど、事案に応じ必要な関係者間で情報共有が図られる態勢を整備しているか。

04. ○ : 監督指針II-2-7-1(1)②ニ「情報共有・業務改善等」後段

05. ○ : 監督指針II-2-7-1(1)②ニ「情報共有・業務改善等」後段

貸金業法 > 業務 > システムリスク管理態勢 > その他

2024-04-11 00:00:00 | 貸金業法 > 業務 > 態勢等
【問題】
01. 経営陣は、システムリスクの重要性を充分に認識した上でシステムを統括管理する役員を決定しなければならない。

02. 貸金業者は、現金自動設備の利用に伴う様々なリスクを資金需要者等に説明する態勢を整備しなければならない。

03. 貸金業務に影響を及ぼすシステム障害が発生した場合、監督当局は業務停止命令をただちに発出しなければならない。

【解答】
01. ○: 管理指針II-2-4(1)①「システムリスクに対する認識等」ハ前段

02. ○: 管理指針II-2-4(1)⑪「現金自動設備に係るシステムのセキュリティ対策」ハ前段

03. ×: 管理指針II-2-4(2)②「障害発生時」ロ後段
重大・悪質な法令違反行為が認められる等のときには、法第24条の6の4に基づく業務停止命令等の発出も含め、必要な対応を検討するものとする。

貸金業法 > 業務 > システムリスク管理態勢 > 障害発生時等の対応

2024-04-10 00:00:00 | 貸金業法 > 業務 > 態勢等
【問題】
01. 貸金業者は、システム障害等の発生時に資金需要者等に無用の混乱を発生させないための適切な措置を講じなければならない。

02. 貸金業者は、システム障害等の発生に備えて最悪のシナリオを想定した上で必要な対応をする態勢を構築しなければならない。

【解答】
01. ○: 管理指針II-2-4(1)⑩「障害発生時等の対応」イ前段

02. ○: 管理指針II-2-4(1)⑩「障害発生時等の対応」イ後段

貸金業法 > 業務 > システムリスク管理態勢 > コンティンジェンシープラン

2024-04-09 00:00:00 | 貸金業法 > 業務 > 態勢等
【問題】
01. 貸金業者は、コンティンジェンシープランを策定して緊急時体制を構築しなければならない。

02. 貸金業者は、コンティンジェンシープランを必要に応じて見直し、実効性が維持される態勢にしなければならない。

03. 貸金業者は、貸金業務の実態やシステム環境等の実態に即してコンティンジェンシープランを策定しなければならない。

04. コンティンジェンシープランを見直す場合、貸金業者は他の貸金業者でのシステム障害等の事例を考慮しなくともよい。

【解答】
01. ○: 管理指針II-2-4(1)⑨「コンティンジェンシープラン」イ

02. ×: 管理指針II-2-4(1)⑨「コンティンジェンシープラン」ロ
コンティンジェンシープランは、自社の貸金業務の実態やシステム環境等に応じて常時見直され、実効性が維持される態勢となっているか。

03. ×: 管理指針II-2-4(1)⑨「コンティンジェンシープラン」ハ
コンティンジェンシープランの策定に当たっては、その内容について客観的な水準が判断できるものを根拠としているか。

04. ×: 管理指針II-2-4(1)⑨「コンティンジェンシープラン」ホ
コンティンジェンシープランは、他の貸金業者におけるシステム障害等の事例や中央防災会議等の検討結果を踏まえるなど、想定シナリオの見直しを適宜行っているか。

貸金業法 > 業務 > システムリスク管理態勢 > 外部委託管理

2024-04-08 00:00:00 | 貸金業法 > 業務 > 態勢等
【問題】
01. 貸金業者は、外部委託契約に外部委託先との役割分担・責任や監査権限、再委託手続き、提供されるサービス水準等を規定しなければならない。

02. 貸金業者は、外部委託先に役職員が遵守すべきルールやセキュリティ要件を提示し、契約書等に明記しなければならない。

03. 貸金業者は、システムに係る外部委託業務のリスク管理を適切に実施しなければならない。

04. 貸金業者は、複数の外部委託先に業務を外部委託してはならない。

05. 貸金業者は、すべての外部委託先に内部監査部門やシステム監査人による監査を実施しなければならない。

【解答】
01. ○: 管理指針II-2-4(1)⑧「外部委託管理」ロ前段

02. ○: 管理指針II-2-4(1)⑧「外部委託管理」ロ後段

03. ○: 管理指針II-2-4(1)⑧「外部委託管理」ハ前段

04. ×: 管理指針II-2-4(1)⑧「外部委託管理」ハ中段
外部委託先が複数の場合、管理業務が複雑化することから、より高度なリスク管理が求められることを十分認識した体制となっているか。

05. ×: 管理指針II-2-4(1)⑧「外部委託管理」ホ
重要な外部委託先に対して、内部監査部門又はシステム監査人等による監査を実施しているか。