週末なので、ユルくラーメンの話でも。
まず、先日の産経新聞の記事。
>ラーメンチェーン「丸源ラーメン」を運営する会社が、店構えやメニューが酷似しているとして、兵庫県西宮市でラーメン店を営む会社に、営業中止と約2400万円の損害賠償を求める訴えを東京地裁に起こした。提訴は16日付。
原告は「物語コーポレーション」(愛知県豊橋市)。訴えられたのは「秀インターワン」(京都市)で、別に経営する「鳥二郎」をめぐっても、店構えが似ていると焼き鳥居酒屋チェーン「鳥貴族」(大阪市)に提訴され、11月に大阪地裁で和解が成立した。
訴状によると、秀インターワンが平成25(2013)年5月に開店したラーメン店「にく次郎 西宮店」の外観やメニューは、その前から周辺で営業する丸源ラーメンとそっくりで、営業妨害だと主張している。
秀インターワンは「係争中なのでコメントは控える」とした。
…私はこの「にく次郎」に、大いに興味を持ってしまった(笑)。
もうなれば、行ってみるしかないと思いやって来た。
小綺麗な造りで、好感が持てる。
ちなみに、原告となった「丸源」は、こんな店構え。
確かに、似ている。似ているが、平浩二の「ぬくもり」よりはマシかもしれない。
メニュウは、こんなん。
名物が「肉そば」で、定食類が充実している。
しかし、店内に入って驚いた。中の造りが、「來來亭」と全く同じなのだ。
來來亭と言えば、横一列のカウンターとあとはファミリー需要のため最大6名対応可能な座敷が4卓ほど、というのが基本だが、もう全く同じなのだ。
この「にく次郎」は、來來亭まで参考にしていたのか…
私はカウンターに座を占める。トッピングで特徴的なものは、にんにくチップスとニラ唐辛子。但しニラ唐辛子は、着席後すぐに店員が下げた。おそらくチャージのためだろう(コレ伏線)。
ほどなく、その名も丸源と全く同じ「熟成醤油肉そば」が着丼。
うん、実にウマそう。背脂たっぷり。しかし、「熟成醤油肉そば」は、商標登録していないのか…?
ちなみに原告の「丸源」の肉そばは、こんなん。
違いは海苔の有無ぐらいか。もみじおろしが入っているところまでそっくりだ。
箸を上げてみる。
食べてみて驚いた。この麺は、博多長浜ラーメンのそれと同じであろう。固めをオーダーしたのだが、その割りには口の中でブツブツ切れる。
スープは、いい甘みに満ちている。野菜を煮込んだ甘みとの事で、ウマいと思う。
私の結論としては、ウマいマズいや好き嫌いは客が判断するものであってコレはコレでいいではないか、である。
ただ食べ終わって、ひとつ残念な事に気づく。
先ほどチャージのために下げられたニラ唐辛子が、ついに出て来なかったのだ。すなわち、私が来る直前まではどの客にも分け隔てなくサービスしていたモノが、私以降の客は味わう事が出来なくなってしまった。これは客の差別であり、例えうっかりであっても決してあってはならない。
私は店長に注意し、店長は平謝りだったが残念な思いだ。
店内レイアウトのヒントとなったと思われる來來亭は、ラーメンの味もさる事ながらとにかく店員が元気で、気持ちよく食事出来る。あの元気さも、來來亭の味のうちだ。
その点この「にく次郎」は、いろいろな店の良さを参考にしつつも「おもてなしの心」までは参考にしきれなかったのではないか…?
まず、先日の産経新聞の記事。
>ラーメンチェーン「丸源ラーメン」を運営する会社が、店構えやメニューが酷似しているとして、兵庫県西宮市でラーメン店を営む会社に、営業中止と約2400万円の損害賠償を求める訴えを東京地裁に起こした。提訴は16日付。
原告は「物語コーポレーション」(愛知県豊橋市)。訴えられたのは「秀インターワン」(京都市)で、別に経営する「鳥二郎」をめぐっても、店構えが似ていると焼き鳥居酒屋チェーン「鳥貴族」(大阪市)に提訴され、11月に大阪地裁で和解が成立した。
訴状によると、秀インターワンが平成25(2013)年5月に開店したラーメン店「にく次郎 西宮店」の外観やメニューは、その前から周辺で営業する丸源ラーメンとそっくりで、営業妨害だと主張している。
秀インターワンは「係争中なのでコメントは控える」とした。
…私はこの「にく次郎」に、大いに興味を持ってしまった(笑)。
もうなれば、行ってみるしかないと思いやって来た。
小綺麗な造りで、好感が持てる。
ちなみに、原告となった「丸源」は、こんな店構え。
確かに、似ている。似ているが、平浩二の「ぬくもり」よりはマシかもしれない。
メニュウは、こんなん。
名物が「肉そば」で、定食類が充実している。
しかし、店内に入って驚いた。中の造りが、「來來亭」と全く同じなのだ。
來來亭と言えば、横一列のカウンターとあとはファミリー需要のため最大6名対応可能な座敷が4卓ほど、というのが基本だが、もう全く同じなのだ。
この「にく次郎」は、來來亭まで参考にしていたのか…
私はカウンターに座を占める。トッピングで特徴的なものは、にんにくチップスとニラ唐辛子。但しニラ唐辛子は、着席後すぐに店員が下げた。おそらくチャージのためだろう(コレ伏線)。
ほどなく、その名も丸源と全く同じ「熟成醤油肉そば」が着丼。
うん、実にウマそう。背脂たっぷり。しかし、「熟成醤油肉そば」は、商標登録していないのか…?
ちなみに原告の「丸源」の肉そばは、こんなん。
違いは海苔の有無ぐらいか。もみじおろしが入っているところまでそっくりだ。
箸を上げてみる。
食べてみて驚いた。この麺は、博多長浜ラーメンのそれと同じであろう。固めをオーダーしたのだが、その割りには口の中でブツブツ切れる。
スープは、いい甘みに満ちている。野菜を煮込んだ甘みとの事で、ウマいと思う。
私の結論としては、ウマいマズいや好き嫌いは客が判断するものであってコレはコレでいいではないか、である。
ただ食べ終わって、ひとつ残念な事に気づく。
先ほどチャージのために下げられたニラ唐辛子が、ついに出て来なかったのだ。すなわち、私が来る直前まではどの客にも分け隔てなくサービスしていたモノが、私以降の客は味わう事が出来なくなってしまった。これは客の差別であり、例えうっかりであっても決してあってはならない。
私は店長に注意し、店長は平謝りだったが残念な思いだ。
店内レイアウトのヒントとなったと思われる來來亭は、ラーメンの味もさる事ながらとにかく店員が元気で、気持ちよく食事出来る。あの元気さも、來來亭の味のうちだ。
その点この「にく次郎」は、いろいろな店の良さを参考にしつつも「おもてなしの心」までは参考にしきれなかったのではないか…?