ほしちゃんの「続・なるようにしか、ならん」。

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「クリスマス・イブ」、30年連続チャートインだそうで…

2015-12-24 23:48:24 | No Music,No Life.

以下、「ORICON STYLE」より引用。

>シンガー・ソングライターの山下達郎が歌うクリスマスシーズンの定番曲「クリスマス・イブ(30th ANNIVERSARY EDITION)」(2013年11月発売)が、12/28付オリコン週間シングルランキングで先週付の178位から39位へと急上昇した。

同曲は、ランキングの集計・発表年度で「2016年度」にあたる今週付でTOP100入りを果たし、1987年度から続いている「TOP100入り連続年数記録」が、前人未踏かつ節目となる“30年連続”の大台に到達。また、同じくクリスマスソングの定番曲で、同記録歴代2位のワム!『ラスト・クリスマス』(1989~98年)が記録した10年連続を20年上回るとともに、1983年12月発売から現時点での累積売上枚数を189.8万枚を記録している。

山下のアルバム『Melodies』(1983年6月発売)よりシングルカットされた同曲は、1983/12/26付(オリコン1984年度)で44位となり初ランクイン。その後、1988年にJR東海『X’MAS EXPRESS』CMソングに起用されたことが呼び水となり、発売から約6年後の1989/11/20付で初のTOP10入り。その後1991/1/14付でミリオンセールスを達成している。

30年連続TOP100入り達成に山下は「30年の長きにわたり、リスナーの皆さまとメディアの方々からいただいたご愛顧・ご支援への感謝の気持ちは、とても言葉では表せません。心より御礼申し上げます。音楽がいちばん輝いていた時代を生きられた幸せ。引き続きがんばります」とコメントを寄せている。

ファンとしては嬉しくもあり、とにかく複雑な思いに毎年かられる。
「クリスマス・イブ」が名曲である事に、異論を挟む余地はない。
しかしこの曲ほど、達郎本人から一人歩きし、本人の意図とは全く違う文脈で語られた曲もない。

以前のブログでも何度となく書いてきたが、この曲は1983年のアルバム「MELODIES」のラストにひっそり収められていただけの曲だった。そして、ファンの間だけで大切にしていこうと当初は思ったものだ。同年暮れにピクチャーレコードでシングルリリースされた時も3万枚限定だった事もあり、それほど話題にもならなかった。

しかし1986年に初めて7インチ・シングルとしてリリースされファン以外の人達にも広く知られるようになり、88年のJR東海のCM以降は大変な騒ぎになってしまった。とにかく、やれ「トレンディなクリスマスを演出する曲」だの、
「『夏だ海だ達郎だ』だった人が、今度は冬にカネ儲けしようとしている」
だのとさんざん云われ、私のように傷ついたファンも少なくない。
しかし、それもヒット曲の宿命である。
ヒット曲とは、一人歩きするものである。
それでも、私がこの曲と向き合う気持ちは変わらない。

私は15でこの曲にめぐり逢い、もうすぐ48になる。
例え会社で出世なんてしなくても、明日食うメシがなくても、財布にカネが入っていなくても、いつの日か病に倒れても、達郎に、そしてこの曲にめぐり逢えただけで充分満足な人生だと胸を張れるのだ…