気軽に茶道をしてます。

日々のお稽古とともに、できるだけ手作りのお菓子で
お茶を楽しんでいる様子や、四季折々の変化もお伝えします。

「茶カブキ之式」で執筆者に

2016-08-08 07:08:10 | お稽古
最近散歩の際、草藪の中で
ひっそりと咲く花に出会えました。
 
花は白く、藪茗荷に似ており、
葉っぱがラン系、ノシランにも似ておりますが・・・
『シロバナヤブラン』というそうです。
調べるのに、苦労しました。というのも
葉の形と花で探してもヒットしません。
ラン科ではなくユリ科だったのです。
見た目や、名前に誤魔化されそうです。
いい加減な知識ではに通じませんね。

昨日のお稽古、『茶カブキ之式』を紹介します。
事前学習も中途半端ですが、どうなったのでしょうか。
今は、無学宗衍和尚の偈頌をかみしめております。
千古千今裁断舌頭始可知真味
”本当の味は、その舌頭を断ち切ってこそわかるもの”
近鉄奈良駅前の行基さん
立秋の昨日の奈良、午後三時で36.9℃の酷暑の中、
『茶カブキ之式』のお稽古
一年前は、三客で三服正解で『全』となり、
茶カブキ記をいただくことができましたが、
今年は?。
早く行って準備をしなければと思い、
早めに着物を着て先生宅へ。
でも中庭にまで、水が打たれて、
お道具もすべて出ており、
炭が熾り、釜もかかっておりました。
床には宝珠籠に秋海棠、金水引、藪みょうが、
撫子、藤袴に似た藤紫の花が、精一杯の姿で入り、
『一期一会』の生きざまを見るように感じました。

お茶を三種漉してそれぞれ小棗に入れ
茶カブキ盆にのせ棚に飾り
お茶碗、建水、名乗り札を準備します。
先生にご挨拶に続き、今月の利休百首を、
言葉そして、黙祷後お稽古が、はじまりました。
一回目は見学に、拝見させていただいておりますと、
亭主、執筆者、客それぞれの所作が、新鮮で
どの役に注目したらよいのか・・・
やはり花月は見るよりも、実際に動いてみるものですね。

二回目で執筆者となり、「茶カブキ記」を書くことに。
実際に執筆者をしてみますと、執筆者の動きがわかり、
記の書き方も、しかりになります。

なお「茶カブキ之式」だけですが、
「日付」と「場所」の記入を忘れてはいけません。
精進あるのみ。