気軽に茶道をしてます。

日々のお稽古とともに、できるだけ手作りのお菓子で
お茶を楽しんでいる様子や、四季折々の変化もお伝えします。

日の出でサンピラー様に頭を

2017-12-27 13:50:05 | 日記
大寒気が南下し、北陸から北海道にかけて暴風雪なのに
今朝の奈良の最低気温は1.0℃、それほど冷え込まず、
でも今朝の東の空、春日奥山原生林の上に昇る朝日も
京都側から流れ込んだ雪雲の黒い雲に隠れており、
しばらく眺めていると、雲が龍の様にも見えました。

そのうち、光の柱『太陽柱(サン・ピラー)』様が見られ、
その柱に沿い小さな雲が湧くと不思議なことに子龍?が
導かれるように昇って行く光景が・・・
 

幻想的な自然現象に、ただただ自然と頭が下がりました。

太陽柱とは、ぐるたびによると
”冬のよく晴れ風がなく、気温が-20℃以下になる朝方や夕方
 大気中の水蒸気が氷結しダイアモンドダストが発生します。
 このダイアモンドダストに太陽光線が反射され、
 太陽の虚像としてサンピラー(太陽柱)が発生します。”と

北海道の名寄が有名だそうですが、本来の太陽柱とは相違が
あり、今朝の奈良では、雲の悪戯なのでしょうか。

奈良市内の主な茶室は31あるそうですが・・・

この中で『龍』の名がつけられた茶室『龍松庵』があり、
佐保路の『興福院(こんぶいん)』知らないと読めない名前です。
 2017.5.25
奈良県観光公式サイトによれば
”奈良時代に創建された浄土宗知恩院派の美しい尼寺。
 奈良時代には僧院として隆盛したものの、以後衰退。もと
 尼ヶ辻にあったが、現在の地に尼寺として再興されたのは
 将軍徳川家綱の時代のことで参道は徳川家綱が作らせたもの
 小堀遠州作庭と伝わる客殿(重要文化財)の庭園は、春日山
 や三笠山を借景にした非常に風情のあるものである。
 なかでも4月のツバキ、5月のサツキの季節はとくに美しい。
 同じく遠州作の茶室もある。 ”と

この茶室を『龍松庵』といい、新版・茶道大辞典によれば
”興福院龍松院内の四畳台目の茶室、元禄年間(1688-1704)に
 公慶上人によって建てられ、明治三十年(1897)頃、依水園主
 関藤次郎邸に移建され、さらに興福院の長闇堂の復興を記念
 してその隣に移建された。大乗院八窓庵の写しとされる

一度訪れたいものですが、龍松庵の流派は裏千家ですが、
見学も使用も不可、でも興福院さんそのものが参観禁止で残念
数年前には奈良交通定期観光バス冬季限定特別コースの設定も
あったのですが・・・今年はありません。
皐月に訪れた折、静かな参道の前でも心静かに過ごせました。