学芸員のちょっと?した日記

美術館学芸員の本当に他愛もない日記・・・だったのですが、今は自分の趣味をなんでも書いています

日記を解読する

2006-12-03 23:18:53 | Weblog
ここ数日、ある作家の日記を解読しています。
解読、と断っているのは、極めて字が読みにくいためです。
もう少し丁寧に書いてくれれば、と思うのですが、
日記はあくまで公表を目的として書かれるものではないですから、
しょうがないですね。
分厚いノートに、びっしりと文字が書き込まれている。
日記というよりは、まるでメモ書きです。
1時間で半ページ終わるペース。
仕事の時間を日記解読に全て費やすわけにもいかず、
コツコツと地道にやっていくしかないようです。

私事ではありますが、高校の頃から日記をつけています。
そうはいっても毎日ではありません。
気の向いたときに、少し書いていた程度です。
今読むと、大変面白い。
○月○日 今日は家でごろん
○月○日 今日も家でごろりん
我ながら、そんなことを日記になんぞ書かねば良かったのに、
と思う始末です。
毎日何気なく生きて、大した意味もなく、今日も暇だと口癖のように
言っていた頃です。
しょうがない昔の私。

もし、私が亡くなり、遺族がその日記を見たら何と思うでしょうか。

日記には、飾りのいらぬ我が居る。
本質を探るのならば日記を見、他人が見ればいとかなし、
されど本人既に亡きこと。

私はきっと日記を棄ててしまいますね(笑)