学芸員のちょっと?した日記

美術館学芸員の本当に他愛もない日記・・・だったのですが、今は自分の趣味をなんでも書いています

倉敷幻想 3

2006-12-21 20:28:36 | Weblog
今日は、美術館に保育園のお子さんが見学に来ました。
館内を走り回って、もう手が付けられない?
いえいえ、とても静かで意外?や意外。
とてもマナーが良くて驚きました。
帰り際、女の子が美術館を「気に入った!」と言ってくれました(笑)
気に入ってくれましたか~!
ありがとうね。また遊びに来てください!

倉敷幻想は多少間延びした感があるので、手短に紹介します。
2日目、倉敷ではまず大原美術館に行きました。
私を迎えてくれたのは、児島虎次郎作の
《和服を着たベルギーの少女》です。
とても素敵な女性で・・・、一瞬にして絵の女性にほれてしまいました(笑)
私個人としては、安井曽太郎の作品に再びめぐり合えたことに感動。
1年前、宮城県美術館で安井曽太郎展を開催したときに見た
思い出の1点です。

次は倉敷民藝館へ行って、民藝の世界を堪能したあと、
お昼は「ままかり定食」。とても美味しいお寿司でした。

午後は備前焼やきびだんごを食べたり、再び大原美術館へ行ったりと
大忙しの一日。足が痛い・・・。

夜はいわゆる高級料亭で、鯛のお茶漬けを食べました。
日曜の夜でしたので、私の貸切!
おつまみをサービスしていただきました!

夜の倉敷は、とても暗いです。
日中の賑やかさは嘘のよう。
シーンとして、時が止まったような感がありました。
寂しい。
でも、これが本当の夜の姿なのだと思います。
今の街は夜になっても賑やか過ぎる。
そんなことを考えた倉敷の夜でした。

倉敷旅行は、本当に楽しい3日間でした。
また行って見たい街の一つですね。