(1)12月2日、国が翁長雄志・沖縄県知事を訴えた代執行訴訟の第1回口頭弁論に知事が出廷した。
<「沖縄が日本に甘えているのでしょうか。日本が沖縄に甘えているのでしょうか」。2日の福岡高裁那覇支部で開かれた代執行訴訟の第1回口頭弁論。翁長氏は約10分間、一言ずつ区切るように問いかけた。
翁長氏は、「沖縄が米軍に自ら土地を提供したことは一度もありません」と強調。沖縄に過剰な基地負担を強いる状況を解消しないと「日本を取り戻すことなどできない」と述べ、安倍晋三首相のキャッチフレーズを逆手にとった。その上で、現状が正常かどうかを「国民すべてに問いかけたい」と訴えた。
視線の先にあるのは県外世論だ。裁判後、翁長氏はテレビ局のインタビューを立て続けに受けた。全国ネットのニュース番組に出演し県の立場を説明するためだ。全国中継への生出演は知事就任後初めてという。
今年10月に前知事の埋め立て承認を取り消した後、県幹部らに様々な法的措置の検討を指示。今回の代執行訴訟を「本丸の闘い」(県幹部)と位置づけてきた。この日の意見陳述は、知事の決意表明の場として県側の要請で実現した。>【注1】
(2)この訴訟には二つの側面がある。沖縄側は、この二つの側面の違いをよく理解した上で、巧みな戦略を組んでいる。
第一、法的論理をめぐる争い・・・・この点については、沖縄県弁護団が緻密な論理を展開していくであろう。もっとも、この種の裁判で司法の独立はきわめて疑わしい。だから、結果については予断を許さない面もあるが、この点は「あの人たち」=中央政府の日本人たちが設定した土俵の上での試合なのでどうしようもない。
裏返していうならば、沖縄が自己決定権を完全に回復すれば、「あの人たち」の設定した土俵に無理矢理乗せられることもなくなる。司法を用いて、日本国全体のために沖縄が犠牲になるのは当然という論理を強要する中央政府の姿勢に対して、沖縄人は生き残るためには自己決定権の回復が不可欠であるとの認識を強めつつある。この訴訟でいかなる結果がでようとも、沖縄の中央政府からの遠心力が高まる。
第二、法廷という場を用いた沖縄が政治的主張を展開できるという側面だ。翁長知事の口頭弁論については、全国紙も報道せざるを得なかった。辺野古新基地建設を支持する社論の新聞であっても、客観報道主義という建前になっているので、知事の主張についてはそれなりの紙幅を割いて報じた。こういう携帯であっても翁長知事の主張が日本全国に報道されるのは、沖縄の利益に適う。
(3)このような沖縄の戦略を、全国紙の中では、沖縄の主張を理解しようとする傾向が強い「朝日新聞」ですら、正確に読み解くことができていない。上遠野郷・「朝日新聞」記者は、沖縄側の狙いについてこう記す。
<ただ、勝算については県庁内にも悲観論が根強い。仮に裁判で敗れても沖縄への理解と共感が全国に広がるよう布石を打っているとも言える。
その背景には、県外世論を味方に付けられるという自信がある。朝日新聞が10月に行った全国世論調査(電話)では、埋め立て承認取り消しを「評価する」が50%。「評価しない」(34%)を上回った。移設反対運動のための「辺野古基金」には、発足から約7カ月で全国から約5億円集まった。
法廷闘争を「政治発信」の舞台にする――。そんな翁長氏の胸の内を、周辺はこう解説する。「政権と沖縄、どちらが先に国民の支持を失うか。裁判は全国に訴える絶好の機会。県外への発信を意識して増やしていくだろう」>【注2】
確かに沖縄県の関係者が「朝日」を含む日本のマスメディアに対して、「仮に裁判で敗れても沖縄への理解と共感が全国に広がるよう布石を打っている」という趣旨の話をしているのだろう。
しかし、これが戦略的発言であり、腹の中で沖縄人が何を考えているのかが、日本人記者にはよく理解できてないようだ。
(4)この訴訟で、沖縄側が勝てば国側が上告、国側が勝てば沖縄側が上告することになる。いずれにせよ、判決は最高裁判所で確定することになる。
最高裁で沖縄が敗れることになれば、日本のマスメディアと世論の基調は、「沖縄側に言い分があるとしても、最高裁で決定したことに沖縄県は従うべきだ」という主張になる。
「仮に裁判で敗れても沖縄への理解と共感が全国に広がる」というような幻想は、翁長知事も沖縄人も持っていないと思う。むしろ日本世論を敵に回しても、辺野古新基地建設を阻止するために非暴力の不服従抵抗運動を展開していくとの腹を固めている。11月17日に翁長樹子・沖縄県知事夫人が辺野古の座り込みに参加したことがそれを象徴している。
<樹子さんが辺野古を訪れたのはことし9月に開かれた県民集会以来、約2カ月ぶり。市民らの歓迎を受けてマイクを握り、翁長知事との当選時の約束を披露した。「(夫は)何が何でも辺野古に基地は造らせない。万策尽きたら夫婦で一緒に座り込むことを約束している」と語り掛けると、市民からは拍手と歓声が沸き上がった。「まだまだ万策は尽きていない」とも付け加えた樹子さん。「世界の人も支援してくれている。これからも諦めず、心を一つに頑張ろう」と訴えた。座り込みにも参加し、市民らと握手をしながら現場の戦いにエールを送っていた。>【注3】
翁長夫人の発言は、「万策尽きた」場合、すなわち最高裁で辺野古新基地建設が是認された場合、沖縄側は翁長知事を先頭に工事を阻止するための非暴力的な「実力行使」にでるということを示唆している。その過程で万単位の人が集まり、数千人が工事現場を占拠する動きにでた場合、通常の警察力(機動隊を含む)では対応できなくなる。
状況がこのような方向へ発展していくという「読み」が日本のマスメディアにはできないようだ。
(5)訴訟という手段で沖縄から自治権を取り上げようとする中央政府の植民地主義的対応に、沖縄の政治に構造的な変化が生じつつある。
12月14日に、辺野古基地建設に反対する幅広い団体を網羅する「オール沖縄会議(仮称)」の結成総会が行われることになった。
<共同代表に就任予定の呉屋守将金秀グループ会長、高里鈴代島ぐるみ会議共同代表らが6日、記者会見して発表した。総会には翁長雄志知事も出席予定で、千人以上の規模を想定している。
呉屋氏は会見で、米軍垂直離着陸輸送機MV22オスプレイの配備撤回や普天間飛行場の県内移設断念を求めた建白書の実現に向けたこれまでの運動が分散的で、組織化されていなかったことに触れ「オール沖縄会議に再結集し、力強い運動で目標を達成したい」と結成の意義を強調した。>【注4】
この「オール沖縄会議」が、沖縄の自己決定権を強化するための政治的中核になるだろう。
【注1】記事「(時時刻刻)辺野古法廷、対立鮮明」(朝日新聞デジタル 2015年12月3日)
【注2】前掲記事。
【注3】記事「新基地阻止へ心一つ 翁長知事の妻、座り込みに参加」(「琉球新報」電子版 2015年11月8日)
【注4】記事「オール沖縄会議」14日に結成総会 島ぐるみ会議が発表」(「琉球新報」電子版 2015年12月7日)
□佐藤優「辺野古代執行訴訟、沖縄が敗訴したら起きること ~飛耳長目 114~」(「週刊金曜日」2015年12月11日号)
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【参考】
「【佐藤優】知を身につける ~行為から思考へ~」
「【佐藤優】プーチンの「外交ゲーム」に呑まれて」
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<「沖縄が日本に甘えているのでしょうか。日本が沖縄に甘えているのでしょうか」。2日の福岡高裁那覇支部で開かれた代執行訴訟の第1回口頭弁論。翁長氏は約10分間、一言ずつ区切るように問いかけた。
翁長氏は、「沖縄が米軍に自ら土地を提供したことは一度もありません」と強調。沖縄に過剰な基地負担を強いる状況を解消しないと「日本を取り戻すことなどできない」と述べ、安倍晋三首相のキャッチフレーズを逆手にとった。その上で、現状が正常かどうかを「国民すべてに問いかけたい」と訴えた。
視線の先にあるのは県外世論だ。裁判後、翁長氏はテレビ局のインタビューを立て続けに受けた。全国ネットのニュース番組に出演し県の立場を説明するためだ。全国中継への生出演は知事就任後初めてという。
今年10月に前知事の埋め立て承認を取り消した後、県幹部らに様々な法的措置の検討を指示。今回の代執行訴訟を「本丸の闘い」(県幹部)と位置づけてきた。この日の意見陳述は、知事の決意表明の場として県側の要請で実現した。>【注1】
(2)この訴訟には二つの側面がある。沖縄側は、この二つの側面の違いをよく理解した上で、巧みな戦略を組んでいる。
第一、法的論理をめぐる争い・・・・この点については、沖縄県弁護団が緻密な論理を展開していくであろう。もっとも、この種の裁判で司法の独立はきわめて疑わしい。だから、結果については予断を許さない面もあるが、この点は「あの人たち」=中央政府の日本人たちが設定した土俵の上での試合なのでどうしようもない。
裏返していうならば、沖縄が自己決定権を完全に回復すれば、「あの人たち」の設定した土俵に無理矢理乗せられることもなくなる。司法を用いて、日本国全体のために沖縄が犠牲になるのは当然という論理を強要する中央政府の姿勢に対して、沖縄人は生き残るためには自己決定権の回復が不可欠であるとの認識を強めつつある。この訴訟でいかなる結果がでようとも、沖縄の中央政府からの遠心力が高まる。
第二、法廷という場を用いた沖縄が政治的主張を展開できるという側面だ。翁長知事の口頭弁論については、全国紙も報道せざるを得なかった。辺野古新基地建設を支持する社論の新聞であっても、客観報道主義という建前になっているので、知事の主張についてはそれなりの紙幅を割いて報じた。こういう携帯であっても翁長知事の主張が日本全国に報道されるのは、沖縄の利益に適う。
(3)このような沖縄の戦略を、全国紙の中では、沖縄の主張を理解しようとする傾向が強い「朝日新聞」ですら、正確に読み解くことができていない。上遠野郷・「朝日新聞」記者は、沖縄側の狙いについてこう記す。
<ただ、勝算については県庁内にも悲観論が根強い。仮に裁判で敗れても沖縄への理解と共感が全国に広がるよう布石を打っているとも言える。
その背景には、県外世論を味方に付けられるという自信がある。朝日新聞が10月に行った全国世論調査(電話)では、埋め立て承認取り消しを「評価する」が50%。「評価しない」(34%)を上回った。移設反対運動のための「辺野古基金」には、発足から約7カ月で全国から約5億円集まった。
法廷闘争を「政治発信」の舞台にする――。そんな翁長氏の胸の内を、周辺はこう解説する。「政権と沖縄、どちらが先に国民の支持を失うか。裁判は全国に訴える絶好の機会。県外への発信を意識して増やしていくだろう」>【注2】
確かに沖縄県の関係者が「朝日」を含む日本のマスメディアに対して、「仮に裁判で敗れても沖縄への理解と共感が全国に広がるよう布石を打っている」という趣旨の話をしているのだろう。
しかし、これが戦略的発言であり、腹の中で沖縄人が何を考えているのかが、日本人記者にはよく理解できてないようだ。
(4)この訴訟で、沖縄側が勝てば国側が上告、国側が勝てば沖縄側が上告することになる。いずれにせよ、判決は最高裁判所で確定することになる。
最高裁で沖縄が敗れることになれば、日本のマスメディアと世論の基調は、「沖縄側に言い分があるとしても、最高裁で決定したことに沖縄県は従うべきだ」という主張になる。
「仮に裁判で敗れても沖縄への理解と共感が全国に広がる」というような幻想は、翁長知事も沖縄人も持っていないと思う。むしろ日本世論を敵に回しても、辺野古新基地建設を阻止するために非暴力の不服従抵抗運動を展開していくとの腹を固めている。11月17日に翁長樹子・沖縄県知事夫人が辺野古の座り込みに参加したことがそれを象徴している。
<樹子さんが辺野古を訪れたのはことし9月に開かれた県民集会以来、約2カ月ぶり。市民らの歓迎を受けてマイクを握り、翁長知事との当選時の約束を披露した。「(夫は)何が何でも辺野古に基地は造らせない。万策尽きたら夫婦で一緒に座り込むことを約束している」と語り掛けると、市民からは拍手と歓声が沸き上がった。「まだまだ万策は尽きていない」とも付け加えた樹子さん。「世界の人も支援してくれている。これからも諦めず、心を一つに頑張ろう」と訴えた。座り込みにも参加し、市民らと握手をしながら現場の戦いにエールを送っていた。>【注3】
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状況がこのような方向へ発展していくという「読み」が日本のマスメディアにはできないようだ。
(5)訴訟という手段で沖縄から自治権を取り上げようとする中央政府の植民地主義的対応に、沖縄の政治に構造的な変化が生じつつある。
12月14日に、辺野古基地建設に反対する幅広い団体を網羅する「オール沖縄会議(仮称)」の結成総会が行われることになった。
<共同代表に就任予定の呉屋守将金秀グループ会長、高里鈴代島ぐるみ会議共同代表らが6日、記者会見して発表した。総会には翁長雄志知事も出席予定で、千人以上の規模を想定している。
呉屋氏は会見で、米軍垂直離着陸輸送機MV22オスプレイの配備撤回や普天間飛行場の県内移設断念を求めた建白書の実現に向けたこれまでの運動が分散的で、組織化されていなかったことに触れ「オール沖縄会議に再結集し、力強い運動で目標を達成したい」と結成の意義を強調した。>【注4】
この「オール沖縄会議」が、沖縄の自己決定権を強化するための政治的中核になるだろう。
【注1】記事「(時時刻刻)辺野古法廷、対立鮮明」(朝日新聞デジタル 2015年12月3日)
【注2】前掲記事。
【注3】記事「新基地阻止へ心一つ 翁長知事の妻、座り込みに参加」(「琉球新報」電子版 2015年11月8日)
【注4】記事「オール沖縄会議」14日に結成総会 島ぐるみ会議が発表」(「琉球新報」電子版 2015年12月7日)
□佐藤優「辺野古代執行訴訟、沖縄が敗訴したら起きること ~飛耳長目 114~」(「週刊金曜日」2015年12月11日号)
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【参考】
「【佐藤優】知を身につける ~行為から思考へ~」
「【佐藤優】プーチンの「外交ゲーム」に呑まれて」
「【佐藤優】世界イスラム革命の無差別攻撃 ~日本でテロ(3)~」
「【佐藤優】日本でもテロが起きる可能性 ~日本でテロ(2)~」
「【佐藤優】『日本でテロが起きる日』まえがきと目次 ~日本でテロ(1)~」
「【佐藤優】小泉劇場と「戦後保守」・北方領土、反知性主義を脱構築」
「【佐藤優】【中東】「スリーパー」はテロの指令を待っている」
「【佐藤優】東京オリンピックに係るインテリジェンス ~知の武装・抄~」
「【佐藤優】分析力の鍛錬、事例、実践例 ~知の教室・抄(3)~」
「【佐藤優】武器としての教養、闘い方、対話の技術 ~知の教室・抄(2)~」
「【佐藤優】知的技術、情報を拾う・使う、知をビジネスに ~知の教室・抄(1)~」
「【佐藤優】多忙なビジネスマンに明かす心得 ~情報収集術(2)~」
「【佐藤優】多忙なビジネスマンに明かす心得 ~情報収集術(1)~」
「【佐藤優】日本のインテリジェンス機能、必要な貯金額、副業の是非 ~知の教室~」
「【佐藤優】世の中でどう生き抜くかを考えるのが教養 ~知の教室~」
「【佐藤優】『知の教室 ~教養は最強の武器である~』目次」
「【佐藤優】『佐藤優の実践ゼミ』目次」
「『佐藤優の実践ゼミ 「地アタマ」を鍛える!』」
★『佐藤優の実践ゼミ 「地アタマ」を鍛える!』目次はこちら
「【佐藤優】サハリン・樺太史、酸素魚雷と潜水艦・伊400型、飼い猫の数」
「【佐藤優】第2次世界大戦、日ソ戦の悲惨 ~知を磨く読書~」
「【佐藤優】すべては国益のため--冷徹な「計算」 ~プーチン~」
「【佐藤優】安倍政権、沖縄へ警視庁機動隊投入 ~ソ連の手口と酷似~」
「【佐藤優】世の中でどう生き抜くかを考えるのが教養 ~知の教室~」
「【佐藤優】冷静な分析と憂国の情、ドストエフスキーの闇、最良のネコ入門書」
「【佐藤優】「クルド人」がトルコに怒る理由 ~日本でも衝突~」
「【佐藤優】異なるパラダイムが同時進行 ~激変する国際秩序~」
「【佐藤優】被虐待児の自立、ほんとうの法華経、外務官僚の反知性主義」
「【佐藤優】日本人が苦手な類比的思考 ~昭和史(10)~」
「【佐藤優】地政学の目で中国を読む ~昭和史(9)~」
「【佐藤優】これから重要なのは地政学と未来学 ~昭和史(8)~」
「【佐藤優】近代戦は個人の能力よりチーム力 ~昭和史(7)~」
「【佐藤優】戦略なき組織は敗北も自覚できない ~昭和史(6)~」
「【佐藤優】人材の枠を狭めると組織は滅ぶ ~昭和史(5)~」
「【佐藤優】企画、実行、評価を分けろ ~昭和史(4)~」
「【佐藤優】いざという時ほど基礎的学習が役に立つ ~昭和史(3)~」
「【佐藤優】現場にツケを回す上司のキーワードは「工夫しろ」 ~昭和史(2)~」
「【佐藤優】実戦なき組織は官僚化する ~昭和史(1)~」
「【佐藤優】バチカン教理省神父の告白 ~同性愛~」
「【佐藤優】進むEUの政治統合、七三一部隊、政治家のお遍路」
「【佐藤優】【米国】がこれから進むべき道 ~公約撤回~」
「【佐藤優】同志社大学神学部 私はいかに学び、考え、議論したか」「【佐藤優】プーチンのメッセージ」
「【佐藤優】ロシア人の受け止め方 ~ノーベル文学賞~」
「【佐藤優】×池上彰「新・教育論」」
「【佐藤優】沖縄・日本から分離か、安倍「改憲」を撃つ、親日派のいた英国となぜ開戦」
「【佐藤優】シリアで始まったグレート・ゲーム ~「疑わしきは殺す」~」
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「【佐藤優】琉球独立宣言、よみがえる民族主義に備えよ、ウクライナ日記」
「【佐藤優】『知の教室 ~教養は最強の武器である~』目次」
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「【佐藤優】「学力」の経済学、統計と予言、数学と戦略思考」
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「【書評】佐藤優『超したたか勉強術』」
「【佐藤優】脳の記憶容量を大きく変える技術 ~超したたか勉強術(2)~」
「【佐藤優】表現力と読解力を向上させる技術 ~超したたか勉強術~」
「【佐藤優】恐ろしい本 ~元少年Aの手記『絶歌』~」
「【佐藤優】集団的自衛権にオーストラリアが出てくる理由 ~日本経済の軍事化~」
「【佐藤優】ロシアが警戒する日本とウクライナの「接近」 ~あれかこれか~」
「【佐藤優】【沖縄】知事訪米を機に変わった米国の「安保マフィア」」
「【佐藤優】ハワイ州知事の「消極的対応」は本当か? ~沖縄~」
「【佐藤優】米国をとるかロシアをとるか ~日本の「曖昧戦術」~」
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「【佐藤優】バチカンの果たす「役割」 ~米国・キューバ関係~」
「【佐藤優】日米安保(2) ~改訂のない適用範囲拡大は無理筋~」
「【佐藤優】日米安保(1) ~安倍首相の米国議会演説~」
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「【佐藤優】外相の認識を問う ~プーチンからの「シグナル」~」
「【佐藤優】ヒラリーとオバマの「大きな違い」」
「【佐藤優】「自殺願望」で片付けるには重すぎる ~ドイツ機墜落~」
「【佐藤優】【沖縄】キャラウェイ高等弁務官と菅官房長官 ~「自治は神話」~」
「【佐藤優】戦勝70周年で甦ったソ連の「独裁者」 ~帝国主義の復活~」
「【佐藤優】明らかになったロシアの新たな「核戦略」 ~ミハイル・ワニン~」
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「【佐藤優】米軍による日本への深刻な主権侵害 ~山城議長への私人逮捕~」
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「【佐藤優】暗殺された「反プーチン」政治家の過去 ~ボリス・ネムツォフ~」
「【佐藤優】ウクライナ問題に新たな枠組み ~独・仏・露と怒れる米国~」
「【佐藤優】守られなかった「停戦合意」 ~ウクライナ~」
「【佐藤優】【ピケティ】『21世紀の資本』が避けている論点」
「【ピケティ】本では手薄な問題(旧植民地ほか) ~佐藤優によるインタビュー~」
「【佐藤優】優先順序は「イスラム国」かウクライナか ~ドイツの判断~」
「【佐藤優】ヨルダン政府に仕掛けた情報戦 ~「イスラム国」~」
「【佐藤優】ウクライナによる「歴史の見直し」をロシアが警戒 ~戦後70年~」
「【佐藤優】国際情勢の見方や分析 ~モサドとロシア対外諜報庁(SVR)~」
「【佐藤優】「イスラム国」が世界革命に本気で着手した」
「【佐藤優】「イスラム国」の正体 ~国家の新しいあり方~」
「【佐藤優】スンニー派とシーア派 ~「イスラム国」で中東が大混乱(4)~」
「【佐藤優】サウジアラビア ~「イスラム国」で中東が大混乱(3)~」
「【佐藤優】米国とイランの接近 ~「イスラム国」で中東が大混乱(2)~」
「【佐藤優】シリア問題 ~「イスラム国」で中東が大混乱(1)~」
「【佐藤優】イスラム過激派による自爆テロをどう理解するか ~『邪宗門』~」
「【佐藤優】の実践ゼミ(抄)」
「【佐藤優】の略歴」
「【佐藤優】表面的情報に惑わされるな ~英諜報機関トップによる警告~」
「【佐藤優】世界各地のテロリストが「大規模テロ」に走る理由」
「【佐藤優】ロシアが中立国へ送った「シグナル」 ~ペーテル・フルトクビスト~」
「【佐藤優】戦争の時代としての21世紀」
「【佐藤優】「拷問」を行わない諜報機関はない ~CIA尋問官のリンチ~」
「【佐藤優】米国の「人種差別」は終わっていない ~白人至上主義~」
「【佐藤優】【原発】推進を図るロシア ~セルゲイ・キリエンコ~」
「【佐藤優】【沖縄】辺野古への新基地建設は絶対に不可能だ」
「【佐藤優】沖縄の人の間で急速に広がる「変化」の本質 ~民族問題~」
「【佐藤優】「イスラム国」という組織の本質 ~アブバクル・バグダディ~」
「【佐藤優】ウクライナ東部 選挙で選ばれた「謎の男」 ~アレクサンドル・ザハルチェンコ~」
「【佐藤優】ロシアの隣国フィンランドの「処世術」 ~冷戦時代も今も~」
「【佐藤優】さりげなくテレビに出た「対日工作担当」 ~アナートリー・コーシキン~」
「【佐藤優】外交オンチの福田元首相 ~中国政府が示した「条件」~」
「【佐藤優】この機会に「国名表記」を変えるべき理由 ~ギオルギ・マルグベラシビリ~」
「【佐藤優】安倍政権の孤立主義的外交 ~米国は中東の泥沼へ再び~」
「【佐藤優】安倍政権の消極的外交 ~プーチンの勝利~」
「【佐藤優】ロシアはウクライナで「勝った」のか ~セルゲイ・ラブロフ~」
「【佐藤優】貪欲な資本主義へ抵抗の芽 ~揺らぐ国民国家~」
「【佐藤優】スコットランド「独立運動」は終わらず」
「「森訪露」で浮かび上がった路線対立」
「【佐藤優】イスラエルとパレスチナ、戦いの「発端」 ~サレフ・アル=アールーリ~」
「【佐藤優】水面下で進むアメリカvs.ドイツの「スパイ戦」」
「【佐藤優】ロシアの「報復」 ~日本が対象から外された理由~」
「【佐藤優】ウクライナ政権の「ネオナチ」と「任侠団体」 ~ビタリー・クリチコ~」
「【佐藤優】東西冷戦を終わらせた現実主義者の死 ~シェワルナゼ~」
「【佐藤優】日本は「戦争ができる」国になったのか ~閣議決定の限界~」
「【ウクライナ】内戦に米国の傭兵が関与 ~CIA~」
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「【佐藤優】イランがイラク情勢を懸念する理由 ~ハサン・ロウハニ~」
「【佐藤優】新・帝国時代の到来を端的に示すG7コミュニケ」
「【佐藤優】集団的自衛権、憲法改正 ~ウクライナから沖縄へ(4)~ 」
「【佐藤優】スコットランド、ベルギー、沖縄 ~ウクライナから沖縄へ(3)~ 」
「【佐藤優】遠隔地ナショナリズム ~ウクライナから沖縄へ(2)~」
「【佐藤優】ユニエイト教会 ~ウクライナから沖縄へ(1)~ 」