語られる言葉の河へ

2010年1月29日開設
大岡昇平、佐藤優、読書

【南雲つぐみ】白衣高血圧症

2017年07月29日 | 医療・保健・福祉・介護
 病院や検診施設などで血圧を測ると、高い数値が出て驚いてしまうことがある。このようなときは、まずリラックスできる自宅で朝晩の決まった時間に血圧を測り、「家庭血圧」を調べよう。
 家庭血圧が正常であれば、緊張感やストレスで起こる一時的な血圧上昇と見なされることになる。白衣の医師や看護師の姿に緊張するということから、「白衣高血圧」と呼ばれている。
 白衣高血圧は、頭痛などの高血圧による症状がなければ、すぐに治療が必要とはされていない。ただ、「緊張すると血圧が高くなりやすい」という体質であることは確かで、将来的に高血圧になる可能性もあるため、家庭血圧を測る習慣をつけていものだ。
 反対に診察室や検診では正常値なのに、家庭で測ると高い「仮面高血圧」も注目されている。医師の前では正常値なので見逃されがちだが、実際は血圧の高い状態が続くことになる。心臓や血管に大きな負担がかかり、高血圧で治療を受けている人よりも脳卒中や心筋梗塞を起こしやすいといわれているそうだ。

□南雲つぐみ(医学ライター)「白衣高血圧症 ~歳々元気~」(「日本海新聞」 2017年7月20日)を引用
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