受動喫煙の害を調べる方法の一つが「尿中ニコチン測定」だ。たばこの煙により肺で吸収されたニコチンは血中に入り、肝臓でその90%がコチニンという物質に変換される。コチニンはニコチンよりも体内で分解されにくく、尿中ニコチン測定は有効となる。
埼玉県熊谷市が、小学校4年生を対象に毎年行っている受動喫煙検診の2010年度の結果では、約3割の児童の尿中コチニン濃度が、日本禁煙学会が受動喫煙と定義する5ng/mlを上回る数値となった。両親共に喫煙者だけでなく、どちらかの親のみが喫煙者の場合でも、児童の尿中コチニン濃度は高かった。(井埜利博・群馬パース大学保健科学部、医療法人いのクリニック調べ)。また、虫歯や歯周病、身長が低い、よく咳が出る児童も尿中コチニンとの関連性がみられた。
9月は、厚生労働省の「健康増進普及月間」。「1に運動 2に食事 しっかり禁煙 最後にクスリ」の標語で、健康寿命を伸ばすための啓発運動を行っている。受動喫煙を減らすことは、子どもが健康で長生きすることにもつながるのだ。
□南雲つぐみ(医学ライター)「子どもの受動喫煙 ~歳々元気~」(「日本海新聞」 2017年9月3日)を引用
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埼玉県熊谷市が、小学校4年生を対象に毎年行っている受動喫煙検診の2010年度の結果では、約3割の児童の尿中コチニン濃度が、日本禁煙学会が受動喫煙と定義する5ng/mlを上回る数値となった。両親共に喫煙者だけでなく、どちらかの親のみが喫煙者の場合でも、児童の尿中コチニン濃度は高かった。(井埜利博・群馬パース大学保健科学部、医療法人いのクリニック調べ)。また、虫歯や歯周病、身長が低い、よく咳が出る児童も尿中コチニンとの関連性がみられた。
9月は、厚生労働省の「健康増進普及月間」。「1に運動 2に食事 しっかり禁煙 最後にクスリ」の標語で、健康寿命を伸ばすための啓発運動を行っている。受動喫煙を減らすことは、子どもが健康で長生きすることにもつながるのだ。
□南雲つぐみ(医学ライター)「子どもの受動喫煙 ~歳々元気~」(「日本海新聞」 2017年9月3日)を引用
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