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20070121開設/中学高校国語授業指導案/中学校学級経営案/発達症対応/生活指導/行事委員会指導

中学国語指導案・五色百人一首方法・今日はたくさんやって見せ

2014-05-23 22:36:19 | 中高国語など指導案
2014-05-23up
中学国語指導案・五色百人一首方法
山本五十六に特に興味はありません。
ただ、氏の言として伝わる、
『やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、ほめてやらねば、人は動かじ』
はその通りです。

幸いなことに、新卒の同僚二人が話を聞いてくれます。
それで、毎日のように、言って聞かせ、できる限りやって見せています。
今日は時間が一致してたくさんやって見せました。


中学一、二年生で初めて五色百人一首の授業をしました。
僕は一対一で、一回戦ごとに二人を除き、他全員が座席移動をするリーグ形式を取ります。
机のつけ方、札の並べ方、構え方、始め方などを一つ一つ教えます。
勝ち負けのルールは、と*地区大会で見たのと全く同じ方法です。

やっと一回戦が始まり、終わるとリーグ席の移動をします。
意外にこれが、いちばん大変な作業です。
勝ったら上がる、負けたら下がる。
これが、中学生にはわかりません。
去年、一昨年、高校生は言葉で理解して、すぐできるようになりました。
中2は一回腕を引いて、あっちへ、こっちへと全員動かして二回目は自分でできました。
中1はそれを三回繰り返して、まだわからなかったようです。
おもしろいですね。

中2授業の前半を新卒の同僚が見てくれました。

[作文の評価方法]
同じ同僚に、1校時目に初めて作文を書かせる授業をしてもらいました。
やり方は、昨日アップしたとおりで、題名は「人に好かれる三つの方法」です。
「書かせたら、6校時まで何もしないで置いといて。評価して見せるから」
と言っておきました。

6校時は二人とも空いていて、僕が作文評価するのを隣りで見てもらいました。
同僚が書かせた作文を僕が一枚一枚読み、適当に赤線を引き、A、Bに分けて置く作業です。
ストップウォッチを置いて見せました。
三十人弱を読み終わるまで11分20秒=680秒位かかりました。
昨日upした授業案に、一枚10秒から60秒を目標に、と書いたのでだいたいそのままです。

ほぼ全員がAです。
そういう指導方法だからです。
680秒のあとで、Aの二十数枚の中から、ダブルエーAAを選り抜いて見せました。
それが約2分間で、5枚のAAを選びました。

「じゃあ、この中から、印刷して配ってあげる優秀作を選んでみて」
と同僚に言いました。
早く、早く、とせかして、同僚は一分と少しで、3枚選びました。
「2枚だけにして」
と言って、2枚に絞ってもらいました。
その場でコピーしてきてもらい、名前を修正テープで消してもらいました。

あとはAA、A、Bを書き、五重丸を全員に書いて下さい、と言って終りました。
Aの大きさと、五重丸の大きさも目の前で書いて見せました。
「そんなに大きくですか? ・・・こっちのBも全部五重丸ですね?」
「そうそう」

ここまで、35分間かかりました。
最も見て欲しかったのは、評価のスピード感です。

[五色百人一首の指導のポイント]
順番は前後しますが、作文評価の前に、五色百人一首のことで質問回答しました。
5分くらいです。
同僚は何しろやったことがないので、あまり質問しませんでした。
僕は一つだけ言いました。
「僕は、青は全部覚えてる。
 右手にある札の最初の字を見たら、あとはクラス全員を見ながら、下の句まで読む。
 だから、授業中ずっと生徒全員を見続けていた。
 こうなりましょう」

新卒の同僚に、それは言っちゃぁおしまいよ、と皆さん思うでしょう。
が、この新卒恐るべし。
在籍した公立中で百枚使う古来の百人一首大会が毎年あり、毎回優勝だったそうです。
百枚全部覚えていたと言います。
「なんでそんな!!!」
「そんな家族なんです・・・」

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