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中学国語指導案・ディベート落第制度は必要だ

2010-12-04 23:42:30 | 中高国語など指導案
2010/12/4up全ページ目次
中学国語指導案・ディベート落第制度は必要だ
授業日時2004年1月28日4校時
20101204ひとり言:(国語サークルHさんごめんなさい。漢文授業記録はないのです)
授業者 **中 hyoko

1 日時 
  2004年1月28日(水)4校時
  (11:45~12:35)
2 学級 
  1年1組(31名)
3 生徒の様子
  反応も雰囲気も良い。
  何をやっても一生懸命やる。
  とても授業のしやすいメンバーである。
  ただし、学力の個人差は大きい。
  雰囲気の良さに安心していると、
  細かいことをやらずに済ます、
  提出物を出さないままにしてしまう生徒もいる。
4 教材 
  ディベート「小・中学校に落第制度は必要だ」(話す・聞く力)(書く力)
<教材選択の理由>
※ 国語科の身につけさせる力には
 A「基礎的な言語力」B「読む力」
 C「書く力」D「話す・聞く力」
 の四つがある。
 授業での扱いやすさがA~Dの順なので、ついつい授業時間の比率もAが多く、
 Dが少ないということになる。
※ したがって、「話す・聞く力」をつけさせる授業は、
 年間計画の中で“この時期にこれをやる”とよほどはっきり決めておかないと、
 ほとんど手をつけないまま一年間が過ぎてしまう。
※ 今回のディベートは、昨年度と同時期の自主教材である。
 教科書には適切な教材も資料もほとんどないため、
 年々自主開発したり、国語科の教員同士で情報交換したりしながら
 「価値ある教材」をためていくことが必要となる。

5 指導計画(四時間扱い)
 ①<第一時>ガイダンス。
       発言メモ作成。発表準備。
 ②<第二時>ディベート。生活班対抗。
       (A対B)(C対D)
       (本時)
 ③<第三時>ディベート。(E対F)
 ④<第四時>作文「小・中学校に留年制度は必要か」
6 授業の流れ
第一時
 ①ディベート資料「学級通信・できない子は落第?」を読み聞かせる。
 ②賛否を問い、何人かに言わせる。
 ③「ディベートとは何か・ディベートのルール」を読み聞かせる。
 ④「ディベート判定用紙」の説明をする。
   対抗班の組み合わせと、賛成派・反対派分けをする。
 ⑤「発言メモ用紙」を書かせる。
   書けたら持ってこさせる。
   第一時の中でできるだけ全員に持って来させる。
 ⑥対戦班(二つ)には発表順を決めさせる。

第二時















12




15



22



25



30
50

教師の動き

●一回戦の対戦班には「発言メモ用紙」
 判定班には「判定用紙」を用意させる。
 「一回戦。A班とB班は向かい合いなさい。他の班は対戦する班の方に机を向けなさい」
 「意見発表タイム。賛成派どうぞ」
 「反対派どうぞ。」
●合わせて5分。
 聞きながら反論のためのメモを取らせる。
 「シンキングタイム。どちらの班も反論の準備をしなさい。3分間です。どうぞ」
●判定班には相談の様子も良く見させる。
 「反論タイム。今度は交互に一人ずつです。10秒間があいたら発言権がなくなります。
 では、賛成派からどうぞ」
 「終了です。判定班はどちらの勝ちか相談しなさい。対戦班は下に感想を書きなさい」
 「判定班の班長は結果と理由を言ってください」
 「判定の結果、※班の勝利です」
●同様に二回戦を行なう。
●二回戦終了。

生徒の動き

・漢字ドリルテスト



1回戦・25分間
・移動

・賛成班が全員発言。
・反対班が全員発言。



・反論準備。




・賛成班・反対班が
 交互に一人ずつ発言。


・4つの班が判定。



・4人の班長が発表。



2回戦・20分間

20101204追記:
本時の指導には必ず「指示」と「発問」を書く。
授業はすべて、「生徒の動き」と「教師の動き」に大別でき
「教師の動き」は、「指示」と「発問」と「説明」により構成される。
「指示・発問」を具体的に記述しない指導案を、何百枚書いても授業は進歩しない。
(まあ、する人もいるでしょうが)
「口に出して言うとおりの」
「指示・発問・説明」
を書かない限り、授業で自分が何をしたいか自分でわからない。
他人にはますますわからない。
わかる「本時の流れ」を書かない限り、他人にアドバイスはもらえない。
自分で反省もできない。


第三時
 ①第三回戦。
 ②「発言メモ用紙」と「判定用紙」の書き加え、修正をさせる。
 ③「判定用紙」のみ回収。
 ④作文「小・中学校に留年制度は必要か」の見本読み聞かせ。
 ⑤時間があれば「発言メモ用紙」をもとに、書き始めさせる。
第四時
 ①作文「小・中学校に留年制度は必要か」全員提出。

7 本時の評価
 ①「対戦班」の生徒が全員発言できたか。
 ②発言の内容は、テーマの主旨に合った説得力のあるものだったか。
 ③ある程度相手の班の内容をふまえて、反論を発表できたか。
 ④「判定班」は集中して聞いたり、メモしたりできたか。

8 資料<略>
 (1)ディベート資料・学級通信
 (2)ディベート入門プリント
 (3)ディベート判定用紙
 (4)発言メモ用紙
 (5)発言メモ用紙の記入例(昨年度)
 (6)作文例(昨年度)

20101204追記:
国語サークルのかたへ。参考
国語授業案中学「落第制度は必要だ」
もご覧下さい。

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