円の外へ

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メンタルクリニックDr講演

2008-07-11 19:30:52 | 普通教室に特別支援を
わかる目次
メンタルクリニックDr講演
捨しゃ~っ150号06年12月8日・金:文責=hyoko

■メンタルクリニックこども外来Dr講演■
06年11月30日(木)pm5:30~7:30
・信頼すべき、授業、教師の動き方・話し方を、指導・アドバイスすることのできるドクターである。
・Drは、今後10年間、の軽度発達障害に対応する授業づくりの中心になるだろう。
・ただし、ぼくたちは、Drに教師に伝えるべき知識・技能と、伝え方と、プレゼンの仕方を伝える必要がある。あのPPは読めない。

■メモ■(○×は講演内容に対する価値判断)
○DSM-Ⅳ(ディーエスエムフォース)=アメリカ精神医学会→こちらが主流
○IDC-10(アイディーシーテン)=WHO
○「大きな環境変化に伴い、一時的に起こる症状を除くよう、気をつけて診断している。」
 (生まれつきの機能障害を、きちんと見分ける必要があるということ)
×早期発見から、自立への視点が不足している。
 <治療は成人後の自立のためだ、とはっきり言っていない>
○◎「軽度発達障害が、脳の機能障害によるということも、
   現段階では『仮説』に過ぎない。明確な原因は不明である。」

×いくら細かく「障害の定義」を聞いても、
 教員には「判別」も「診断」もできないので、大きな意味はない。
 教育現場での「対応」をもっと示すべき。
○◎LD、PDD(広汎性発達障害)は、
  AD/HDの『関連障害』としての、『発達障害群』としてとらえるものだ。
×小学2年までに発見せねば手遅れ、と言っていない。
○「2002年10月23日、
  文科省全国調査で、AD/HDは『6.3%』と発表された。」

○「交通事故を起こす大人に、AD/HDが多い。」
○「『リタリン』は日本で認可されていない。」
○今日の話は、自分の子どもについて知りたい保護者には役立つ。
 そして、これがDrのクリニックへ通うきっかけになれば良い。
 しかし、前述したとおり、教員にとって大きな効果はない。
○◎<対応方法>
  「教室で、AD/HD児を一番前に座らせることが多い。
   しかし、その子は周りが見えなくなる。
   だから、最前列にはモデルになる子どもを置き、
   2列目にAD/HD児を座らせる方法もある。」

○◎<対応>
  「今、教科書の何ページを読んでいるかだけでも、板書すると良い。」
  (聴覚だけでなく、視覚にもとどめるということ)
○◎<対応>
  「黒板周りの、カラフルな掲示物はダメ。集中力を落とす原因になる。」

×とうとう小学4年までの学力の必要性と、
 小学2年までの発見の重要性、自立へのつながりには触れなかった。
 しかし、きっとわかってらっしゃる。
○時間の最後に、授業、教室での「対応方法」に触れ始めた。
 大変広い、具体的な方法論を お持ちのはずだ。
 だが、しきりに
 「専門家の先生たちに、こんなことを話すのは気が引ける」
 と言う。
 だが教員は誰もほとんどわかっていないのだ。
○120分のうち、最初20分くらい
 「教育委員会」が、全く何を言ってるかわからないことをしゃべった。
 Drが70分間「定義」を説明し、
 15分間ほど「対応」に触れた。

ぼくは感想用紙にこう書き
「手渡し」

「言葉で頼んで」
きた
『定義よりも、学校現場での対応を示してください。
もっと辛口に!遠慮なく!時間をさいて!
ラスト15分間の「対処」を、ハートマークの12項目の具体的方法だけを、
90分間聞かせてください。
教員がもし「対処」を知っているなら、
無駄に叱りつけることなどないはずなのですから。
うちの中学校は3月になくなります。
その前に、是非一度、講義に来てください。
校長も望んでいます。
お願いします。』


そして…
翌日学習指導部長は動き、校長は中での研修依頼のため、電話をなさった。
どうなるのか?

■ブログ内発達症対応リンク■
発達障害の基礎 定義・授業対応等①
ADHD児を叱っても無駄
発達障害・掲示物を黒板周りに貼ってはならない
発達障害の基礎 発達障害研修会感想2006年度
発達障害の基礎1・ADHD特徴と褒める事
発達障害の基礎2・ADHD低い自己評価と不安
●発達障害中学(1)ほめられたことがない
(2)一度に一つのことしか覚えられない
(3)筆箱の中には必要なものだけを
(4)筆箱は定期的にチェック
(5)片付けるってどうすること

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