円の外へ

20070121開設/中学高校国語授業指導案/中学校学級経営案/発達症対応/生活指導/行事委員会指導

歌舞伎役者も真似から・卒業生コメント

2012-06-07 21:20:14 | 2012年度雑記
2012-06-25up
僕の最初の卒業生、KENTARROW君が久しぶりにコメントを下さいました。
「プロになること」と「真似」の重要性をとてもうまくまとめて下さいました。
いちいち、コメントを見る方も少ないと思いますので、全文引用します。
(改行by異教徒)

KENTARROW氏
引用ここから■ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

先生! お元気ですか? 久しぶりに拝見しました!

まずマネをする!
本当大事なことだと思います。

今、六月七月の大歌舞伎に出演しているのですが、
新しい猿之助さん、そして今度、歌舞伎役者になった中車さん
…みなさん、先代たちの芸を、ビデオを見たりしてまずは「マネ」されてます。
そしていつか時を重ねていつかそのモノマネ芸を、
いかに自分らしい表現につなげていくのかということなんでしょう…。

歌舞伎の稽古場にいるとつくづく
芸の継承=まずは真似る
ことの大切さを思います。

話は違いますが、先月まで僕は8か月、淡路島に住んで農業をしながら映画を撮ってました。
(8月、9月もまた行きます!)
昨年の秋、農場で自分の畝にいろんな作物の種をまきました。
ダイコン、キャベツ、ジャガイモ、春菊、チンゲン菜など10種類くらい。
芽が出てワサワサと繁りはじめたころ、
農業指導の先生が「間引きしたほうがいい」と教えてくれたのに、
「自由に」やってみたくて

(あと、間引きしちゃうのが可哀そうで、笑)

その教えを無視して、あまり間引きをしませんでした。

春になってダイコンを引き抜いたら愕然としました。
葉っぱは立派なのに肝心な根の部分はヒョロヒョロだったんです。
間引きをしなかったから、栄養がいきわたらなかったせいでした。
他のもみんなそうでした。

やっぱり先人の知恵はしっかり聞いてマネしといたほうが得するんだなと
今更ながら学びました。

それにしても…先生とまたどこかでお目にかかりたいです!

■引用ここまで■ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 急いでいてもやはり先生は分... | トップ | 日本人はおとなし過ぎかつ働... »

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
びっくりしました(笑) (KENTARROW)
2012-06-26 00:37:29
今、横浜の実家に帰ってきて、
母親に「先生がブログやってたよ~」とこのページを開いたら…びっくりしちゃいました。
拙い文章なのに…ありがとうございます。

僕も先生のマネして、
もっときちんと文章書けるようにしなくては、

ん? 

もう一度中学生からやり直さないといけないかな(笑)
…不真面目ですみませんでした。


いつも思うのですが
先生の学級通信が僕たちに与えてくれた影響とっても大きかったです。
誕生日の時、文章書かせてくださいましたよね?
それを先生がきちんと清書して載せてくださったことがとっても嬉しかったです。
「パレット」は今も僕たちのハートや記憶に残ってますよ(笑)
返信する
僕のスタンス (KENTARROW様へ)
2012-06-28 21:10:18
KENTARROW君。コメント有り難うございます。
お返事が遅れたのは多忙疲労のためです。

僕の根本の、何と言うんでしょう、プライドは、
「死んでも権威には媚びない」
ということです。
だから、KENTARROW君がメジャーになったために、記事にさせて頂いたとは、誰にも思われたくありません。よくあるではないですか。有名になり「、偉そうになり、マスコミでとおるようになると、突然友達が増える、とか。

僕の今勤務する学校は、かなり勉強が苦手な生徒が通う学校です。そこに勤めることができたことを僕は幸運に、誇りに思っています。
教員の仕事は、
「できないことを、できるようにさせること」
だからです。もともとできる生徒を集め、合格率高いぜ、とか言ってる予備校、学校は、自らを恥ずべきです。それは「教育」ではない。

KENTARROW君が、大歌舞伎で演じるほどになるには、凡人の想像を越える苦労があったはずです。
夢をかなえる日本人は少ない。
小さな思いがあり、努力があり、どこかに飛び込み、こんな苦しみがあるとは思わなかったと多くが諦める。
諦めず他人(ひと)と違う道を歩く人が、日本では「変わり者」と呼ばれる。馬鹿げたことです。
KENTARROW君は日本の村根性を乗り越えたのではないかと、勝手に想像しています。

僕も幼少から「変わり者」と言われ続けました。
しかし、五十を過ぎた今、毎日がおそらく県内で、もしかすると国内で、指折りの幸福な教員人生です。

一日に三、四回教室に行き、授業から帰る度に感激で胸いっぱいになる。
そういう授業を毎日繰り返す教員がどこにいるのか。世間が狭く知りません。
名もなく、金もなく、世間で言う幸せとはほど遠い人生ですが、誇るべき仕事ができる大人になったことに満足しています。

お時間があれば、またブログを覗いて下さい。
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

2012年度雑記」カテゴリの最新記事