ある退職教師のつれづれなるままに

38年間の教職26.3.31退職
4月1日再任用。自分の目でみたこと感じた事など
つれづれなるままに記します。

2019-106 一見の価値あり、倉本聰の世界展

2019年11月27日 | 日記
 今、マリオスにて倉本聰の世界展が公開されている。

上旬、本人の講演会があった。その日は混み合いそうなので
後で行った次第。

細かい点描がとそれに添えられた詩が味わい深かった。

北国に生きる我らにとって共感できる詩が多々あった。

 秋

秋は木々たちの祭りの季節
老いも若きも
各々の絵の具でその葉を染め上げる
その祭典の終わりを告げるのは
森に舞い始める冬の使者 雪虫
木々は色彩を大地に放つ

 灯

雪の山中 山あいに灯が一つ
時代にはじき出された
昭和の落武者の涙

 輪廻

一本の楡の木がたおれ朽ち果てても
一頭の牡鹿が死んでも
時は昨日と同じようにめぐる
地上でもそして土の中でも

コメント
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