ある退職教師のつれづれなるままに

38年間の教職26.3.31退職
4月1日再任用。自分の目でみたこと感じた事など
つれづれなるままに記します。

2019-105 ある青年の死

2019年11月25日 | 日記
所属する合唱団のピアノ伴奏者の息子さんが28歳という若さで亡くなった。

ここ数日、危篤状態が続いていたのだった。

息子さんは高校卒業し、専門学校に通っていた頃に突然発病らしい。
なんとか学校は修了し1年ぐらい勤務したあと療養生活に。
20歳過ぎの前途洋々たる若者へ襲った脳腫瘍という病魔。

それから数年間の闘病生活と家族の親身な介護。

この1年は脳腫瘍が脳を圧迫して次第と視力がなくなり
言語が発せられなくなったという。
それでも人を思いやる優しい息子さんだったとか

亡くなったというお知らせをきいてその前夜式礼拝に参列。

賛美歌493番 <星の世界>を歌い
聖書の中からヨハネによる福音書5章を牧師がとかれた。

ベトザタという池の周りに病気の人たちが大勢横たわっていた。
その中には38年間病気で苦しんでいる人がいた。イエスはその人に声がけをした。
病人は誰も私を池の中に入れてくれる人がいないのですと嘆いたのだった。
池に入ると病気が治ると言われていたのだった。
イエスは、起き上がりなさい。床を担いで歩きなさい。といわれたのだった。
そのひとはすぐよくなって歩き出した。

という1-9節を紹介したのだった。

息子さんは家族愛に見守られ穏やかな表情をしていた。
母親は嗚咽をかみ殺しながら
最期に最愛の息子に別れの曲を自ら奏で送り出したのだった。
参列しながら切なくなった。

コメント
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