ある退職教師のつれづれなるままに

38年間の教職26.3.31退職
4月1日再任用。自分の目でみたこと感じた事など
つれづれなるままに記します。

2021-16 県内の先人の奨学金制度 

2021年02月14日 | 日記
 丁度一日前の真夜中の地震、揺れが大きくてびっくりしました。
亡くなった方も出ず、幸いでした。
先日の有る番組で苦境に追い込まれる大学生の特集があった。
学生の四分の一が中退や休学を考えざるをえないというアンケートがあった。
諸外国では奨学金は返済しなくてもいい制度であるが
日本では2年前にようやくその形態の奨学金制度が発足。
しかし門戸は狭く成績優秀などで実質2パーセントという狭さだというのだ。

県内で歴史を学び直していて先人達が奨学金を援助していることを知った。
その一人があの銭形平次を書いた野村胡堂。彼は石川啄木より四つ上で
盛岡中学時代、共に文学に親しでいる。
野村胡堂には三つの顔がある。
一つは生業の新聞記者。もう一つは小説家、そしてあと一つが音楽評論化である。
その彼がソニー株でもうけ資産を残している。帝国大を金銭的理由で中退した彼は
自分のような若者を支援したいと私的な奨学金の財団を創立した。
それから半世紀近く、県内の学生に年に数人支援している。

もう一人は新渡戸稲造である。亡くなってから記念館事業として、県内の自治体からと
企業から募金を募り、一名の学生に支援活動している。
今は低金利などで活動が元金を回しているという。

学生の数からしたら少しかもしれないがこのような先人が応援しているのだ。
学生の皆さん、もう少し頑張ろう。



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