ある退職教師のつれづれなるままに

38年間の教職26.3.31退職
4月1日再任用。自分の目でみたこと感じた事など
つれづれなるままに記します。

2022-82 東北ブロック学習会

2022年07月21日 | 日記
3年ぶりにコロナで会えなかった東京近郊の友人と出会った。
この間に仕事や家族の介護など多少なりとも変化があったようだが
久しぶりの再会に近況報告など話しが弾んだ。

その翌日、宮城の松島で所属する団体の東北ブロック学習会に参加。全体で東北6県で160名の参加者。
会場は眼下には日本3景と称される松島の島の数々が見える高台のホテル内。

今回のテーマは「安全で安心して暮らせる平和な社会をめざして」
1日目は5つの分科会
その中の社会保障と教育の2つの分科会について報告。社会保障と生活保護。
根拠になるのは憲法25条の生存権だ。最低限度の生活の保障と自立助長が目的である。
最低限度の生活は健康で文化的な生活水準を維持することができるものでなければならない。
問題点として指摘されるのが世帯単位の原則だ。
これにより大学進学が困難になるケースが見られるという。
日本の生活保護利用率は先進諸国と比べて極めて低い。
例えばドイツは9,7%捕捉率65%。日本は1,6%捕捉率2割程度と低い。
餓死や孤立死等の事件の背景には捕捉率の低さが影響される。
生活保護基準が最低賃金や年金より高いのではという意見があるが
高いのではなく最低賃金等を上げるべきなのだと。

教育について
新たな定年制の改正案が2021年4月に成立。それによって2023年から段階的に引き上げることになった。
60歳時の7割支給。免許更新制について、2009年4月スタートした更新制が2022年7月廃止になった。
が研修の記録作成が義務化されたのだった。これでは負担が軽減されない。
教職員の働き方の問題は依然として課題として残っているのだ。

翌日は「個人の尊厳ある社会とは」というテーマであすわか会の弁護士
太田氏の講演であった。一人ひとり尊厳があり、大切な存在である。それを打ち砕くのが戦争。戦争を起こさないこと。
武力行使は違法であり、国際的な話し合う場の設定をする。人権保障の徹底と植民地支配の否定等。ぶれずに話されていた。。

充実した2日間の学習会だった。





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