みれいの近郊生活(ITI)

変えられる事も・変えずに済む事も重要

依存か自立か破綻か

2007年03月08日 | Weblog
 炭鉱の閉山のため、観光へ産業構造を転換しようとして失敗し財
政が破綻した北海道夕張市が正式に財政再建団体になりました。

 行政が観光に直接関与し過ぎたという点と、債務を膨らませてし
まったという点では夕張市役所に責任があります。
ですが何か手を打たなければ、働く場所がなくて住民が出て行くと
いうことになってしまいます。
栃木県の旧足尾町(合併して現在は日光市)は銅山の閉山後人が流
失し残った人が年をとった結果、65歳以上の人が人口の半数をこえ
る「限界集落」が増えてきています。

 この機会に新聞に書いてあった文章を紹介します。
栃木県の地方紙「下野新聞(2007年1月23日31ページ)」の栃木県
益子町で新春まちづくり懇談会が開かれたという記事に
「全国の市町村に対する見せしめといわれている。
 私たちはいつでも夕張になりうる。
 企業誘致観光での人寄せ施設建設などの
 右肩上がり思考からの脱却が重要」
と書いてありました。

 地方交付税(交付金)や補助金の一部を財源移譲という形で移行
することによって、栃木県小山市あたりでは財政的な自立が可能に
なるでしょう。
ですがもっと田舎で小規模な自治体では課税対象自体が少ないので
赤池(福岡県)や夕張のような財政の破綻にまで至らなくても
独自の事業が難しくなっていくかも知れません。
 
 雇用の確保といえば、
栃木県の旧氏家町(合併して現在はさくら市)に2006年12月に
「ベイシアスーパーセンターさくら氏家店」がオープンしました。
開店に際して185人の雇用が生まれました。ただ非正社員として
の採用です。
大型店の出店の影響で個人商店が次々と廃業していくというケース
ではプラスにならないのですがこの場合はどうでしょう?。

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コメント (2)
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