みれいの近郊生活(ITI)

変えられる事も・変えずに済む事も重要

普通の人がマイルドヤンキー

2014年09月04日 | Weblog
9月1日の読売新聞にマイルドヤンキーの出現についての
原田 曜平さんと堀田 純司さんの対談が掲載されていました。

マイルドヤンキーという言葉の解説はないので、
全体を読み通してみるとだいたい次のような生活を送っている人が
マイルドヤンキーのようです。
・・・・・・・・・・

■保守的な生活や価値観を持っている
■友人関係を大事にし、家族との関係もかなり良好
■地元志向で東京への憧れがない
■子育てなら実家のそばが有利だし、生活に関わる情報も家族や友
 人経由で得やすい
■大型ショッピングモールの全国展開で、どこに住んでいても同じ
 ような消費ができると、地元志向を高めた
■日常的にクルマを使う生活
■酒やたばこ、パチンコ

・・・・・・・・・・

これは
堀田さんが対談で言われているように
“地方には以前からいる普通の生活者”
なのではとわたしも思いました。

この文章を書いているあいだにも
「ブオン ボボン ブォー」とバイクの音が聞こえて来ますが
ヤンキーを暴走族と例えるなら
マイルドヤンキーは地元族ではないでしょうか?。

従来のヤンキーが反学校社会的な存在であるかたわら
クラスの中にはマイルドヤンキータイプの人やインテリ(優等生)タ
イプの人やオタクタイプの人がいる。
女子のグループに入れない男らしくない人はそこでは大変です。

そして、インテリタイプの人が大学進学で地元を離れる一方、
マイルドヤンキータイプの人が高卒で就職出来れば
その後結婚し子どもが生まれる。

一流大学を出て東京でホワイトカラーの仕事をしているインテリタ
イプの人には、普通に見えないかも知れません。
そこは以前に出た‘下流社会’論と共通する部分があると感じま
す。

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このような傾向については

幻冬舎新書「ヤンキー経済」[→]
朝日新書「地方にこもる若者たち」(岡山で社会調査)[→]
雑誌週刊現代3月29日号「ニッポンは新・階級社会になった!」[→]
でも取り上げられています。
2004年に発行された青木 智也さんの著書
「いばらぎじゃなくていばらき」
では既に取り上げられていたのですが。

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<マイルドヤンキーについては次のサイトでも取り上げられています>
にどね研究所[→]
シロクマの屑籠[→]


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