みれいの近郊生活(ITI)

変えられる事も・変えずに済む事も重要

出て行くか出掛けるか

2014年09月21日 | 茨城県筑西市・西部
今年は残暑がそれほどではないので秋分前でも秋の訪れが感じられ
ます。
そば畑と実りの田んぼ

「そば畑と実りの田んぼ」(茨城県筑西市)

  平地林(里山)脇の田んぼも稲刈りの時期になってきました。


秋の十五夜の集落の行事‘ぼうじぼ’は
今年は子どもの人数が少ないので開催が危ぶまれました。
今年は地方の人口減少の問題が注目を集めていますが、
ブログ「Anno Job Log」[→]
※人口密度が高いと、リアルに会い交流する機会が増える
 似たような仲間と出会うことでアイデンティティが確立しやすい
 身近にロールモデルがいる
 情報を詳しく知ることができる
 地縁血縁は薄くしがらみは弱い
 仕事が多い

※逆に人口密度が低いと、孤立し
 自分が何者かわからない
 どうしたらいいかわからない
 家族・地域のしがらみが強く、理解も低い
 仕事が見つからない

のように比べている記述がありました。

岡山大学経済学部の都市経済学についての文書
[こちら→]には
都市は

「多種多様な人間が集まって絶えず接触しながら情報の交換を行い
 互いに刺激を与え合うことができる」

地域で

「そこにおいてこそ独創的なアイディアや新しい技術が生まれ、
 持続的成長が可能になる→知識のスピルオーバー」

と書かれています。

なんか田舎を出て行って都会に引っ越したほうが良いようにも感じ
られますが、その流れに反対する論調もあります。

●小田切 徳美「農村たたみに抗する田園回帰」
  (雑誌世界2014年9月号)
●佐藤 滋「都市消滅前提の地方制度改革をただす」
  (週刊エコノミスト2014年9月9日号)


このような議論が起こるきっかけにもなった
“消滅可能性自治体”のリストが

●増田 寛也編著「地方消滅」(中公新書)

に掲載されています。
そこには

「地方都市については、コンパクトシティの形成に向けて、市役所
 などを中心とするまちなかの機能の再整備と、
 まちなかと周辺部をつなぐ地域公共交通ネットワークの整備を一
 体的に進めることが求められる」

と書かれていて縮小だけでなく集積や結合の意図を読み取れます。

関東平野の駅

「関東平野の駅」(茨城県筑西市)

  JR玉戸駅のホームのすぐ北側にある田んぼでは
  イネの他にもエノコログサやメヒシバが育っています。


田舎から出て行かなくても
駅から近郊電車で都会に出掛けるというという方法があります。

(そしてそれは大都市近郊でも地方でも同じなのです)


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