みれいの近郊生活(ITI)

変えられる事も・変えずに済む事も重要

排除・隔離・差別無く

2014年12月07日 | Weblog
今年は
12月3日~9日が‘障害者週間’で、
12月4日~10日が‘人権週間’です。

この2つの分野は課題に重なる部分もありますが、
別々に設定されています
(国の行政が縦割りなのも影響?)。

雑誌「プレジデント」(2014年12月15日号)[サイト→]
“LGBTが企業にもたらすイノベーション”
について安冨 歩氏が述べた記事がありました。
LGBTのTにあたる‘トランスジェンダー’と‘性同一性障害者’
もまた重なる部分がありますが別々の概念からきたものです。

~~~~~~~~~~
ただ現在の日本では、
人権分野からのアプローチでは
[容認]・[尊重]に結び付くところ
障害者福祉からのアプローチではそれに加えて
[配慮]・[支援]まで
の発想があるのでそちらのほうが進んでいると思います。
障害者雇用の制度などは他の分野でも参考にしたり応用すべきとこ
ろがあると考えます。

‘トランスジェンダー’/‘性同一性障害’と似たような関係にあるのが
‘引きこもり’/‘精神障害’です。
引きこもりを怠けと捉える人もいれば
精神障害を頭がおかしいと捉える人もいます(本人も含めて)。

では精神障害は頭がおかしいことなのかといえば
実は意外な定義なのです。

 【精神障害等級の目安】
1級・・ほとんど自分の身の回りのことが出来ず、
   単独で日常生活が困難な状態
2級・・日常生活に著しい制限を受ける状態
3級・・日常生活または社会生活に制限を受ける状態

具体的には

1級・・家事が出来ない、外出が出来ない
2級・・金銭管理が適切に出来ない、対人交流が乏しい
3級・・行動のテンポが他の人と違ってしまう、発言が適切に出来ない

と、このようなもので
これなら精神科で治療を受けていなくても当てはまる人がいるので
はないでしょうか?。

病気や障害というほどではなくても
日常生活や仕事(社会生活)に影響が出ている場合は、
甘えとか怠けとかわがままとか非難しても人の役には立たないので
‘働けない精神状態’とか‘社会機能障害’とか言ったほうが
次につながるのかも知れません
(先日の読売新聞の人生案内は回答者が精神科医なのに…)。


人気ブログランキングへ
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする