城 名:森川氏陣屋
別 名:-
形 態:陣屋(館)
築城年:天正20年(1592)
築城者:森川欽衛門氏俊
指 定:―
遺 構:?
所在地:埼玉県東松山市大谷650付近(推定)
埼玉県東松山市大谷地内に、徳川家旗本森川が築いた陣屋跡・森川氏の菩提寺があるとのことで訪ねてみました。
とは言え、陣屋跡の場所ははっきりと特定されているわけではなく遺構もないようで、これも推定地にすぎませ
ん。菩提寺・宗悟寺については別記事にします。
森川氏は森川欽衛門氏俊といい、徳川家康に仕え、家康の伊賀越えに同行した家臣のひとりです。天正18年(1590)
に家康が関東に移封されると、氏俊は比企郡大谷村(現・東松山市)や山田村(現・滑川町)・杉山村(現・嵐山町)
など2000石を知行され、天正20年(1592)この大谷村に陣屋を築いたということです。
「埼玉の中世城館」という書物の中に、東松山市大谷650番地に「某陣屋」として紹介されているのが、森川氏陣屋
ではないかとのようです。(残念ながら自身はこの書物は所有しておりません)
秋葉神社が鎮座する丘陵(舌状地)で、石垣の右側あたりが該当場所のようです。
東側(写真左側)の丘陵の上に秋葉神社が鎮座します。
この西側のいずれかの場所に陣屋があったと推定されているようです。
秋葉神社側から西方向に向けて
秋葉神社の社号標と鳥居 ここへは民家の脇をを入って行きます
社殿
秋葉神社の社額
社殿側面
秋葉神社の案内(説明)板
陣屋が築かれてからだいぶ後に勧進されたようですね
この案内板前の道がかつての秋葉道でしょうか
森川氏陣屋があったと推定される場所付近から北方にある宗悟寺を望む
散策日:平成29年(2017)10月30日(月)・11月4日(土)