四季・めぐりめぐりて

近隣の城館跡・古墳などの史跡めぐりなどをぼちぼちながらやっています

清見寺(埼玉県東松山市)

2017年11月07日 | 史跡・遺跡・文化財


名 称:熊野山清見寺(せいけんじ)
宗 派:曹洞宗
本 尊:―
創 建:―
所在地:埼玉県東松山市上野本1683

【清見寺心字座板碑】
心字座板碑は、市内では香林寺、蓮台寺跡(高坂地区)清見寺の3ケ寺のみに所在します。清見寺の板碑は
高さ128cm、幅55cm、厚さ6cmで、山形は低い三角形、二条線は浅く、額部は無いものの、初発期板碑の特
徴を持ちます。主尊には胎蔵界大日如種子を刻み、その下に心字座が大きく彫られ、建長元年(1249)銘が
あります。かつては「為橘氏」と刻文がありましたが、今は確認できません。利仁神社経塚群出土品ととも
に当地における橘氏の影響がうかがわれます。
        (埼玉県立嵐山史跡の博物館発行 改訂 歩いて廻る「比企の中世・再発見」より引用)

板碑については(も)全く無知ですので心字座とは何だろうと調べてみました。普通、主尊の下にある台座
は蓮の花を表現していますが、蓮の花に代わって「心」の字を台座にしているもののようです。
こうした心字座板碑は珍しいようで、清見寺心字座板碑は東松山市指定文化財(考古資料)になっています
(昭和49年(1974)7月10日指定)

ということで清見寺心字座板碑を見てこようと清見寺を訪ねてみました。




山門を抜けるとお約束の六地蔵尊




説明するまでもありませんが参道です




本堂  掲げられた扁額は山号の「熊野山」




本堂に向かって左手にある板碑群




檀上に三基並んで立つ板碑 と
市指定考古資料 清見寺心字座板石塔婆 の標柱




中央の板碑が、清見寺 阿字一尊種子板碑(市指定文化財、鎌倉時代中期 建長元年(1249))
撮り方が拙かったためか残念ながら彫りがよくわからない写真になってしまいました



板碑を背後から

再び清見寺に行くことがあったらもう少し上手く撮ってきましょうか

訪問日:平成29年(2017)10月27日(金)