妙な疲れと目の奥から来る頭痛、悪寒がありました。どうしたものかと苦やしがっていたら、おそらく黄砂が原因と指摘されて納得。ある意味、花粉よりも深刻です。黄砂が飛ぶ憂鬱を思うと、比べることは適当ではないとしても、目に見えない放射能に怯えながら暮らすストレスは、想像を超えるものであろうと思います。
原子力発電は、その必要性を議論する以前に、万が一のリスクがあまりにも深刻すぎます。地震の2ヶ月後にメルトダウンがわかるなど、そんなことがあるものか、隠蔽していたのではないかとわたしは疑っています。実際、初期の衝撃に比べて、わたし自身の受け止め方が変化しています。
もっとも恐れていたメルトダウンが起こっているにもかかわらず、初期のような、身体が緊張するような恐怖心が薄れている・・・。専門家の間では、既にメルトダウンが起こっていることは想定の範囲内だったようです。現場で作業されている方のことを思うと、言葉がみつかりません。
今になってメルトダウンが判明したことが真実だとしても、それほどまでに現状把握ができないのが原発事故の本当の姿、現実ということです。原発は嘘のかたまり。低コスト、安全でクリーン、みんな大嘘です。放射能による影響は子どもたちにもっとも深刻で、後年になって影響があっても実証されないとしてうやむやになってしまう可能性が大きい。大人の責任は重いです。
さて、午前中、若山台バスターミナルの音声信号設置要望を受けて、現地調査に行ってきました。ガドヘルパーさんから、音声信号を設置する必要性があるとして、事情をお聴きしていました。管轄の高槻警察に、そのような要望があったことを4月に伝えていました。そして本日現地調査の運びとなりました。
会派で建設水道委員会に所属する平野議員はもとより、当事者のご家族、当事者団体の代表者の方、地元自治会関係者、町職員2名が警察関係者3名と現場で出会いました。こんなにたくさんの方に関心を寄せていただいて有難いと、深々と頭を下げておられるご家族の方の思いに、いったいどれほど応えられるのか、身が引き締まりました。
視力を失われ、自立のためのさまざまな訓練、試練を経て、自ら要望をあげられるまでの道のりは想像以上に厳しいと同時に尊く、社会に向けて大きな力を発信されました。要望ではなく「権利」そのものであり、意義深い「社会参加」です。わたし自身とても勉強になりました。
静寂な住宅街に音声信号が繰り返し響きわたる現実を、地元住民の方がどのように受け止められるか、しかしこれも避けて通れない課題となります。また、周辺道路のバリアフリー化なく音声信号を唐突につけても、充分な対策にならないどころか、安全安心上の問題が発生しかねません。ことは簡単ではないと理解できました。
信号機そのものが既に相当古いタイプであることからも、単に音声装置をつければよいというものではなさそうです。開店したばかりのスーパー前の状況がバリアフリーの観点からは問題があること、バスターミナルのあり方に改善の余地(必要性!)があることなど、大きな課題も認識できました。さらに、周辺は歩行者が信号を無視する環境が整っていることも実感。
バリアフリー対策も含め、総合的な交通施策につなげるべき案件というのがわたしの印象です。音声信号設置を目標にすると、警察は警察、町は町の言い分があり、なおかつUR(都市再生機構)の管轄であるということで、堂々巡りになるでしょう。総合的交通施策となれば、町、警察、URすべてが当事者であり、地元住民の参画によって、まちづくりへと発展します。
これは「若山台ルネッサンス」の大きな課題です。関係各方面に働きかけてくださったヘルパーさんのコーディネート力はもちろん、地域住民の助け合い、世代間交流、自治防犯防災をめざしてNPOを発足された若山台の瞬発力を感じた現地調査会となりました。
今後は、当事者を含めた地元住民のみんさんを中心に、若山台に住んでいる高山議員(本日副議長として東京出張)とともに超党派で取り組み、対策から政策へと発展させることが議員の役割であると考えます。本当に要るものは要り、実現すべきものは必ず実現すると、至ってシンプルに考えています。財源を考えると時間はかかります。
今回の要望を軸に、いかにして周辺整備を行っていくのか、その検討を誤らないことが重要。絆創膏のような場当たり対策は望ましくない。それにはやはり、専門的な知識をもつ技術者の助言、総合的な交通施策からのまちづくりへの助言が要ると思います。
画像は、大原寂光院手前の建礼門院徳子陵
宮内庁の管轄になります
5月3日撮影
原子力発電は、その必要性を議論する以前に、万が一のリスクがあまりにも深刻すぎます。地震の2ヶ月後にメルトダウンがわかるなど、そんなことがあるものか、隠蔽していたのではないかとわたしは疑っています。実際、初期の衝撃に比べて、わたし自身の受け止め方が変化しています。
もっとも恐れていたメルトダウンが起こっているにもかかわらず、初期のような、身体が緊張するような恐怖心が薄れている・・・。専門家の間では、既にメルトダウンが起こっていることは想定の範囲内だったようです。現場で作業されている方のことを思うと、言葉がみつかりません。
今になってメルトダウンが判明したことが真実だとしても、それほどまでに現状把握ができないのが原発事故の本当の姿、現実ということです。原発は嘘のかたまり。低コスト、安全でクリーン、みんな大嘘です。放射能による影響は子どもたちにもっとも深刻で、後年になって影響があっても実証されないとしてうやむやになってしまう可能性が大きい。大人の責任は重いです。
さて、午前中、若山台バスターミナルの音声信号設置要望を受けて、現地調査に行ってきました。ガドヘルパーさんから、音声信号を設置する必要性があるとして、事情をお聴きしていました。管轄の高槻警察に、そのような要望があったことを4月に伝えていました。そして本日現地調査の運びとなりました。
会派で建設水道委員会に所属する平野議員はもとより、当事者のご家族、当事者団体の代表者の方、地元自治会関係者、町職員2名が警察関係者3名と現場で出会いました。こんなにたくさんの方に関心を寄せていただいて有難いと、深々と頭を下げておられるご家族の方の思いに、いったいどれほど応えられるのか、身が引き締まりました。
視力を失われ、自立のためのさまざまな訓練、試練を経て、自ら要望をあげられるまでの道のりは想像以上に厳しいと同時に尊く、社会に向けて大きな力を発信されました。要望ではなく「権利」そのものであり、意義深い「社会参加」です。わたし自身とても勉強になりました。
静寂な住宅街に音声信号が繰り返し響きわたる現実を、地元住民の方がどのように受け止められるか、しかしこれも避けて通れない課題となります。また、周辺道路のバリアフリー化なく音声信号を唐突につけても、充分な対策にならないどころか、安全安心上の問題が発生しかねません。ことは簡単ではないと理解できました。
信号機そのものが既に相当古いタイプであることからも、単に音声装置をつければよいというものではなさそうです。開店したばかりのスーパー前の状況がバリアフリーの観点からは問題があること、バスターミナルのあり方に改善の余地(必要性!)があることなど、大きな課題も認識できました。さらに、周辺は歩行者が信号を無視する環境が整っていることも実感。
バリアフリー対策も含め、総合的な交通施策につなげるべき案件というのがわたしの印象です。音声信号設置を目標にすると、警察は警察、町は町の言い分があり、なおかつUR(都市再生機構)の管轄であるということで、堂々巡りになるでしょう。総合的交通施策となれば、町、警察、URすべてが当事者であり、地元住民の参画によって、まちづくりへと発展します。
これは「若山台ルネッサンス」の大きな課題です。関係各方面に働きかけてくださったヘルパーさんのコーディネート力はもちろん、地域住民の助け合い、世代間交流、自治防犯防災をめざしてNPOを発足された若山台の瞬発力を感じた現地調査会となりました。
今後は、当事者を含めた地元住民のみんさんを中心に、若山台に住んでいる高山議員(本日副議長として東京出張)とともに超党派で取り組み、対策から政策へと発展させることが議員の役割であると考えます。本当に要るものは要り、実現すべきものは必ず実現すると、至ってシンプルに考えています。財源を考えると時間はかかります。
今回の要望を軸に、いかにして周辺整備を行っていくのか、その検討を誤らないことが重要。絆創膏のような場当たり対策は望ましくない。それにはやはり、専門的な知識をもつ技術者の助言、総合的な交通施策からのまちづくりへの助言が要ると思います。
画像は、大原寂光院手前の建礼門院徳子陵
宮内庁の管轄になります
5月3日撮影