とだ*やすこの「いまここ@島本」

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大阪府島本町議会議員
とだ*やすこの活動報告

住民自治の芽

2011年05月20日 | とだ*やすこの活動日記
朝9時半、教育員会傍聴。島本町立プール、キャンプ場が町外の方にも利用していただけるようになります。遊びにきたお友だちや従兄弟・従姉妹たちとの利用が可能になります。実際には、高槻市や大山崎町からの利用があるものの、「町外の者です」と申告されるとお断りしなければならないという矛盾がなくなります。

午後から会派代表者会議。大阪府内の町村議会の活性化に関る支援事業116万円の使い道を話し合いました。澤嶋議員退職に伴う報酬等の削減による補正予算計上も必要です。
議員は病気などにより議会を長期に欠席しても、基本的に任期満了まで身分が保障されています。欠席は、議員とて人間ですから、当然ありえることです。

議場での採択において議席を守れないこと、たとえ出席できても、それに関する調査研究を充分に行えないことの葛藤が澤嶋議員にはありました。にもかかわらず、相対的に高額な報酬を受け取ること。議決責任の重みを自覚している者にとっては、すべて想像を超える辛さを伴うものです。

その後、通行止めとなっている「やまぶき渓谷」の危険性と通行止め周知の方法について、いただいたご意見を町に伝えるため、住民の方と自治防災課を訪問。自治防災課の職員はすでにこの件を承知しており、町外のハイカーからの問い合わせに、4月に採用されたばかりの職員が対応していました。説明を受けて、頑張っている様子が伝わりました。

今日のような対応(課長以下、観光・防災の担当者が複数同席)、傾聴の姿勢があれば、住民のみなさんの多くは、やむをえず対処できない案件には理解をもって、必要ならばおおいに協力してくださる・・・とわたしは感じています。残念ながら、続いて訪ねた環境整備課では、そこまでには至りませんでしたが、課題の難しさはよくよく理解できました。

職員から誠実に筋道をもって説明を受ければ、解決の道筋が簡単ではないことを多くの住民は理解します。要望や意見を寄せた結果、それが行政や町職員への激怒に変わるのは、職員の姿勢、対応いよるところが多いです。言葉が丁寧でも誠実さや使命感がみえなければ、厳しい避難に変わります。

ベッドタウンからリビングタウンへ。民・官・学を問わず、社会で数々の経験を積んで退職された方が生活者の視点をもって住んでいる町に関心を寄せておられます。行政のなまぬるい態度に厳しい印象を当然もたれる反面、だれよりも理解者、協力者になってくださる意識と潜在能力のある方でもあります。

「住民からの苦情・要望」とひとくくりにしていては、住民自治の貴重な「芽」を見失います。実は、この件については以前にもお声をいただきながら、「要望書を出してくだされば、共通の課題になります」などど、現場にも行かずに応えていました。自らの反省も込め、住民自治の芽、大事にしたいと思いました。

画像は、黄金週間に立ち寄った近江八幡市の民家
診療所のうようでした
景観に配慮し、なおかつモダンな改修がされていて
観光における住民自治を感じました