とだ*やすこの「いまここ@島本」

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大阪府島本町議会議員
とだ*やすこの活動報告

議会に注がれた市民の目2

2016年10月14日 | JR島本駅西まちづくり
文化芸術の秋、スポーツの秋です。雨が心配された町のスポーツ祭も無事終わり、明日は高浜学園、山崎幼稚園の運動会が開かれます。島本音楽協会主催のピアノコンサートや町内在住若手芸術家のバリトンリサイタルなど、音楽の素晴らしさを実感しています。

JR島本駅周辺を走る電車を映したJR西日本のCMが話題になっています。駅西は田園風景に山と空が連続しているところが魅力です。この風景をのこして欲しいという「請願」は不採択となりましたが、市民レベルの議論を生みました。

さて「請願」が「要望」や「陳情」と大きく異なるのは、紹介議員が必要、議会で審議して採択する、このふたつの点です。署名活動、請願提出、審査の傍聴、審査内容や採択結果の報告、この一連の活動は住民のまちづくりへの参画であり、批判されるものではありません。

9月12日の総務建設水道委員会、9月30日の本会議において、「議会の権限外」の事項であるから「請願に値せず」と発言する議員が少なくありませんでした。驚きました。

「都市計画決定(追記:権限は大阪府・町が申請する)それに伴う「地区計画」、「まちづくり活動支援業務費」「想定されるインフラ整備への支出」「その維持管理費の予算」すべて「議会の議決事項」、普通に考えれば「権限外」ではなく、請願の反対理由にはなり得ません。

また、署名活動が議会批判にすり替わったというご指摘や、誰かの、あるいは某政党の選挙活動であると噂を流布する動きもありましたが、実はそういった動きこそ「政治的」といえるのではないでしょうか。

「市民からの請願」を政治利用する力が働くと請願の本質が失われ、さらに「市民が政治から遠ざかる」ことになりかねません。「JR島本駅西側地区を農地として維持し活用する事を求める請願」の本質は「JR島本駅の将来像を描くのは誰なのか」ということです。

有権者から直接選挙で選ばれ、それぞれに「市民」を代表する町長と議員、町長執行部と議会は、本来、独立したもの。二元代表制と呼び、国会と違って地方自治体には「与党」も「野党」も存在しません。

「町が決めたことだから」「ここまで進んでいるのに」「地権者に言うべきことだ」と議員が発言する一方で、市民の方が二元代表制を正しく理解できている、と今回の請願で知りました。議会が市民の成熟に追いついていない。

10月は自ずとJR島本駅西地区に関する請願関連の記事が多くなりましたが、9月会議の報告、11月臨時会議のお知らせなどを随時UPしていきます。引き続き、町政に関心をお寄せください。


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お気に入りの信楽焼の器
とても軽くて使いやすい
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