とだ*やすこの「いまここ@島本」

暮らしの豊かさ最優先!
ひとが主役のまちづくり!

大阪府島本町議会議員
とだ*やすこの活動報告

あきらめないで「まち」を考えよう

2016年10月09日 | JR島本駅西まちづくり
JR島本駅西側のまちづくりに係る記事にコメントをいただいていたみなさん、個々にお返事ができていませんでした。9月議会と請願審査準備を優先させていただきました。

ご存知ですか。「駅から田んぼがみえるまち」は【<公式>JR西日本】企業CM「一人ひとりの思いを、届けたい」で紹介されています。

「もう希望はもてないのですか?」というコメントが胸に刺さります。駅からみえる農地にブルドーザーが入るときの住民の心の悲鳴がわたしには聞こえます。そのとき島本町の未来が大きく変わると確信しています。

FB「駅から田んぼがみえるまち」には、「今後も、引き続き、私たち住民の声が反映されたまちづくりが実現されるよう活動を継続していきます。そのためには、もっと多くの方の協力や意見が必要です。」とあります。ここに希望があります。

誤解を恐れずに事実をお伝えすると、実は「請願」には「法律上の保障規定」というものがなく強制力がありません。議会が採択しても「内容に賛成しますよ」という意思表示に過ぎないのです。

「地権者のみならず住民の声を広く聴き、農地の価値を活かし、農地保全の手立てを考えるまちづくりが可能かどうかを再考してください」

「それなくして市街化区域に編入(=開発可能)することなく、現状のまま市街化調整区域(開発を抑制する区域)にしておいてください」

そのような請願を議会が賛成多数で採択したとしても、町長は「議会の意思を尊重し、誠意をもって措置し、報告する」のであって、必ずしもその願いを実現する義務はありません。

それでは請願に意味がなかったかというと、決して、決してそうではありません。これまで町長・執行部は「地権者のご意向を尊重する」と繰り返すばかりで、住民と向きあうことをひたすら避けてきたからです。

住民の意思が自ら議会に届けられたことは、請願の採択の結果以上に重要、とわたしは思います。たったひとりでも提出できる請願ですが、最終2,726筆(今日現在)の署名で「農地保全」を希望する意思表示となりました。

「無秩序な開発を防ぐため、土地区画整理事業という手法で開発する、それに際しては地権者のご意向を尊重する」というのが揺るぎない町の方針で、既に開発の計画案の公表、業務代行予定事業者の募集をしていますから、今の農地農空間が保全される可能性は極めて少ない状況といわざるをえません。

しかし、今、現在は市街化調整地(=開発を抑制するべき地)。先にあった計画が一旦白紙になったという経緯もあります。請願署名を機にたくさんの住民が保全を望んでおられるという事実が量的に示されたのですから、希望をもって「わたしたちのまち」を考えることが大事です。


画像
水無瀬川緑地公園から蒸溜所をのぞむ
山崎の風景も実は壊滅的に変わっています

が、山は山のまま、そこにあります
今日は第50回町民スポーツ祭でした
コメント
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