TOTOからはじまったイモづる式音楽日記

旧タイトル:TOTOからはじまるLA FUSION CONNECTION~ネタはフュージョンやらAORやら。

INNER WORLD / THREE’S CO.

2007-09-17 23:58:21 | J-FUSION
SUN PAULOがたまんなくいいっす。ここんとこ車の中では「ELECTRIC WISDOM SOUND SYSTEM」がヘビーローテーション。旧作アルバムの注文までしちゃいました。(入荷には相当時間がかかるようで…)

ところで、このアルバムをMDに録音するにあたって、残った時間におまけで録音したのがTHREE'S CO.のアルバム「INNER WORLD」。
ちょっと説明しますと、THREE'S CO.というのは、故浅野祥之と松原秀樹、そして沼澤尚によるユニット。J&Bマイナス梶原順といったメンバーですが、やってる音楽はかなり意味不明なダンス音楽(?)です。一応SUN PAULOの源流にもしかしたらあたるのかな~なんて思って。

このCD帯のコピーに「THREE'S CO.のファンキーなベーシックトラックに、あのヨゴレエンジニア渡辺省二郎のエディット&ミックス、シアターブルックのDJ吉沢昭広の脱力ターンテーブルプレイが、無謀にも生み出すグルーヴ&ビーツの堕落!」と書いてありますが、まさにその通り言い得て妙。YMOの「TECHNODELIC」にも通じる無機質な繰り返しグルーヴ。メロディアスなんて言葉は全く当てはまらない、脱力フレーズの垂れ流し。まさに堕落したダンスミュージックです。
にもかかわらず、参加ミュージシャンがまたすごいんでついでにちょっとご紹介します。

1.GO AROUND IT
まるでPINK FLOYDみたいなおどろおどろしいイントロから始まるベースの単調な繰り返しフレーズとTAKAさんのリズムキープ。その上に載るのはメロディというよりは効果音みたいな音と不気味なギター。エンディングで突然ブルースハープが暴れ出しますが、このブルースハープが山崎まさよし。
2.BLUE LAKE
続くは塩谷哲によるひたすら繰り返されるピアノフレーズに、林立夫のドラムとMARCOS SUZANOのパンディロが加わったベーシックトラックの上でいろんな音を載せて遊んでます。LENINEみたいなギターサウンドがちょっと笑えます。
3.NO DARK TIMES
この曲ではEDDIE M.のサックスとTAKAさんのドラミングがメインフレーズ。森俊之の単調なオルガンに妙な音を出すギターはなんと奥田民生。
4.THE MESSENGER
「TECHNODELIC」的な声とハンドクラップ、そしてディジェリデゥーなる民族楽器の音のサンプリング音をパーカッシヴに使用した、これまた妙ちくりんな曲。ちなみに脱力系ベースはなんと細野晴臣御大。おまけにギターは鈴木茂にドラムは林立夫。この曲だけでも聴く価値ありです。
5.WHERE CAN WE FIND THAT
全体にエコーかけすぎなナンバー。THREE'S CO.のリズムトラックに声をいろいろといじくった音をめちゃくちゃに載っけてます。ちにみこの声の主は…宮沢和史ということらしいんですけど、いじくられすぎていて全くわかりません。女の人の声にも聴こえるし…化け物の声にも聴こえるし…。
6.INSANE ASYLUM
イントロから「はいはいはい、元へ戻してください!」…巻き戻す音…「それじゃさっそくいってみよう!」などという小芝居から始まる、これまた単調でおまぬけなグルーヴの繰り返し。声の主はスガシカオということのようですが、これまた全然わかりません。いったいどういうつもりでこんな曲作ったのかさっぱりわかりません。

長くなったので次回に続きます。
コメント
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