以前から探していたこのアルバム、実は昨年中にオークションでこそっと落札していたんです。
しかも、値段釣り上げバトルにも巻き込まれずに、まあ、中古CDとしては順当な値段で。
ありがたやありがたや。
小生HERBIE HANCOCKを初めてまともに聴いたのは実はこのアルバム。このアルバムリリースの前年だったかな、ライブアンダーザスカイとかでHERBIE HANCOCKトリオとSANTANAのジョイントとかがあって、その時のFMエアチェックテープなんかも聴いたりはしましたが、さすがに当時はモロジャズには全く興味がわかなかった。
でも県立図書館の貸し出しコーナーに新作入荷ということで置いてあったものですから、このやけに派手でPOPなジャケットに惹かれたのと、HERBIE HANCOCKとやらもちょっとは聴けるようにならなあかんな、ということで大人ぶって借りてみたのがこのアルバムとの出会いです。もちろん中身はジャズじゃない、ポップなディスコチューンばかりでしたから、早速ハマってしまったわけで、HERBIE HANCOCKがなんたるかをよく知らん当時の小生でしたから、結局このアルバムが小生にとってのHERBIE HANCOCKのデフォルトになってしまったんです。
ところが、最近になって再びこのアルバムを聴きたいと思いながらも廃盤になって久しく、なかなか入手困難な幻のアルバムになってしまった「LITE ME UP」でありました。
しかしHERBIEともあろうお方のオリジナルアルバムが廃盤になってしまうとはどうしたことかいなと思ってたんですが、アルバムの解説を読むとその理由がわかります。けちょんけちょんにされてます。「ハービーハンコックファンにとっては”鬼門”のようなアルバム」なんだそうな。「このアルバムだけは許せないというファンも多い」とか、「ハービーファンにはまさに”踏み絵”のようなアルバムだった」とかね、アルバム解説のくせしてここまで言うかというような書かれ方をしてます。結局QUINCY JONESになろうとしてなりきれなかったHERBIEの姿が痛々しいんでしょうか。
HERBIE本人にとっても思い出したくない失敗作品であった、であるが故に廃盤となってしまったと理解するしかありません。
とはいえ小生にとってはQUINCY JONES云々は抜きにして、素晴らしいプロデュースアルバムだと思いますし、オークションでも結構な高値がつくだけにこのアルバムが欲しいという人は多いいんだと思います。これだけいろんな新しいことを今までやってきたHERBIE HANCOCKですから、このアルバムもそのうちの一つの顔なんですよね。
ちなみに4曲目、「PARADISE」のJEFFのドラミング、バラードながらJEFFらしいメリハリが効いていてとってもナイスです。
LITE ME UP / HERBIE HANCOCK
HERBIE HANCOCK (keys,vo)WAYNE ANTHONY/PATTI AUSTIN/BILL CHAMPLIN/FRANK MARTIN/JIM GILSTRAP/JOHN LEHMAN/SHERI PAYNE/LINDA LAWRENCE/PAULETTE MCWILLIAMS/PATRICE RUSHEN/RICHARD PAGE/VENNETE GLOUD(vo) STEVE LUKATHER/DAVID WILLIAMS/JAY GRAYDON(g) LOUIS JOHNSON/ABRAHAM LABORIEL/RANDY JACKSON(b) MICHAEL BODDICKER/DAVID FOSTER/CARRADO RUSTICI/FRANK MARTIN(keys) JOHN ROBINSON/JEFF PORCARO/NARADA MICHAEL WALDEN(ds) PAULINHO DA COSTA(perc) JERRY HEY/CHUCK FINDLEY(tp)
しかも、値段釣り上げバトルにも巻き込まれずに、まあ、中古CDとしては順当な値段で。
ありがたやありがたや。
小生HERBIE HANCOCKを初めてまともに聴いたのは実はこのアルバム。このアルバムリリースの前年だったかな、ライブアンダーザスカイとかでHERBIE HANCOCKトリオとSANTANAのジョイントとかがあって、その時のFMエアチェックテープなんかも聴いたりはしましたが、さすがに当時はモロジャズには全く興味がわかなかった。
でも県立図書館の貸し出しコーナーに新作入荷ということで置いてあったものですから、このやけに派手でPOPなジャケットに惹かれたのと、HERBIE HANCOCKとやらもちょっとは聴けるようにならなあかんな、ということで大人ぶって借りてみたのがこのアルバムとの出会いです。もちろん中身はジャズじゃない、ポップなディスコチューンばかりでしたから、早速ハマってしまったわけで、HERBIE HANCOCKがなんたるかをよく知らん当時の小生でしたから、結局このアルバムが小生にとってのHERBIE HANCOCKのデフォルトになってしまったんです。
ところが、最近になって再びこのアルバムを聴きたいと思いながらも廃盤になって久しく、なかなか入手困難な幻のアルバムになってしまった「LITE ME UP」でありました。
しかしHERBIEともあろうお方のオリジナルアルバムが廃盤になってしまうとはどうしたことかいなと思ってたんですが、アルバムの解説を読むとその理由がわかります。けちょんけちょんにされてます。「ハービーハンコックファンにとっては”鬼門”のようなアルバム」なんだそうな。「このアルバムだけは許せないというファンも多い」とか、「ハービーファンにはまさに”踏み絵”のようなアルバムだった」とかね、アルバム解説のくせしてここまで言うかというような書かれ方をしてます。結局QUINCY JONESになろうとしてなりきれなかったHERBIEの姿が痛々しいんでしょうか。
HERBIE本人にとっても思い出したくない失敗作品であった、であるが故に廃盤となってしまったと理解するしかありません。
とはいえ小生にとってはQUINCY JONES云々は抜きにして、素晴らしいプロデュースアルバムだと思いますし、オークションでも結構な高値がつくだけにこのアルバムが欲しいという人は多いいんだと思います。これだけいろんな新しいことを今までやってきたHERBIE HANCOCKですから、このアルバムもそのうちの一つの顔なんですよね。
ちなみに4曲目、「PARADISE」のJEFFのドラミング、バラードながらJEFFらしいメリハリが効いていてとってもナイスです。
LITE ME UP / HERBIE HANCOCK
HERBIE HANCOCK (keys,vo)WAYNE ANTHONY/PATTI AUSTIN/BILL CHAMPLIN/FRANK MARTIN/JIM GILSTRAP/JOHN LEHMAN/SHERI PAYNE/LINDA LAWRENCE/PAULETTE MCWILLIAMS/PATRICE RUSHEN/RICHARD PAGE/VENNETE GLOUD(vo) STEVE LUKATHER/DAVID WILLIAMS/JAY GRAYDON(g) LOUIS JOHNSON/ABRAHAM LABORIEL/RANDY JACKSON(b) MICHAEL BODDICKER/DAVID FOSTER/CARRADO RUSTICI/FRANK MARTIN(keys) JOHN ROBINSON/JEFF PORCARO/NARADA MICHAEL WALDEN(ds) PAULINHO DA COSTA(perc) JERRY HEY/CHUCK FINDLEY(tp)